Jリーグ ディビジョン1 第19節
2014.8.9 [SAT] 19:00
NACK
大宮
0
-
2
0
前半
1
0
後半
1
G大阪
- 27' 今野 泰幸
- 51' 宇佐美 貴史
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 21 江角 浩司
DF 14 中村 北斗
DF 27 今井 智基
63'
DF 18 横山 知伸
DF 17 高橋 祥平
MF 4 橋本 晃司
59'
MF 22 和田 拓也
MF 41 家長 昭博
MF 28 富山 貴光
75'
FW 8 ムルジャ
FW 11 ズラタン
控えメンバー
GK 31 清水 慶記
DF 3 福田 俊介
63'
DF 13 チョ ウォニ
MF 5 カルリーニョス
59'
MF 10 渡邉 大剛
75'
MF 38 増田 誓志
FW 32 長谷川 悠
監督
スターティングメンバー
GK 1 東口 順昭
DF 14 米倉 恒貴
DF 3 西野 貴治
DF 8 岩下 敬輔
DF 22 オ ジェソク
MF 15 今野 泰幸
MF 7 遠藤 保仁
MF 13 阿部 浩之
90'
MF 11 倉田 秋
FW 39 宇佐美 貴史
90+1'
FW 29 パトリック
82'
控えメンバー
GK 16 河田 晃兵
DF 4 藤春 廣輝
90'
DF 5 丹羽 大輝
MF 10 二川 孝広
MF 17 明神 智和
90+1'
MF 25 岡崎 建哉
FW 20 佐藤 晃大
82'
監督
試合詳細
13 | シュート | 13 |
---|---|---|
5 | GK | 12 |
7 | CK | 10 |
10 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
廣瀬 格
副審
間島 宗一
副審
数原 武志
第4の審判員
大友 一平
入場者数
10,541人
天候
雨のち曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
23.1℃/84%
序盤の好機を生かせず2失点、リーグ戦再開後5戦未勝利
苦しい日々が続いている。アルディージャは、7月にJ1リーグ戦が再開してから4試合連続で勝ち星がない。降格圏の17位に位置するまま、残りの試合数が少しずつ減っていく状況は、深刻だ。主将の菊地 光将やDF渡部 大輔が負傷で離脱しており、最終ラインは人材不足との戦いも強いられている。この苦しみを吹き飛ばすものは、勝利以外にない。J1第19節、アルディージャは6位のG大阪をホームに迎えた。
アルディージャの先発は、GK江角、4バックに右から中村、今井、横山、高橋。中盤は橋本と和田がダブルボランチを形成し、右に家長、左に富山。前線は、ズラタンとムルジャの2トップだ。試合の立ち上がりは、スピーディーな攻撃ができていた。5分、ムルジャに縦パスを入れてうまく収まらなかったものの、富山がサポート。ラストパスはミスになったが、こぼれ球をムルジャが狙った。10分にはムルジャが単独突破でシュートへ持ち込み、迫力を見せた。両チームが攻め合ったためにピンチもあったが、14分、18分とG大阪が放ったシュートはGK江角が間一髪のセーブで難を逃れた。互いに得点機がある展開だったが、27分にG大阪は右サイドのFKでゴール前に混戦を生み出すと、MF今野がプッシュ。アルディージャは、横山が「(FKに合わせる)1つ目で取られているわけではないが、その次が人を見ていて対処できていない」と指摘したセットプレーの処理で、のどから手が出るほど欲しかった先制点を奪われた。前半終了間際、橋本が後方から来たボールを反転しながらのダイレクトボレーで狙った場面があったが、前半に追いつくことはできなかった。ズラタンは「相手を上回る攻撃ができていたのに決め切れなかったのが痛かった。スコアがビハインドになると、中央は閉ざされてしまうので難しくなる」と、追う展開を強いられた前半を悔やんだ。
1点を追うアルディージャは後半の立ち上がりもチャンスを作った。49分、橋本が右へ展開すると、家長がズラタンとの連係からサイドを変えるクロスを送り、富山が狙ったシーンは狙い通りだった。ところが、またも得点を奪ったのはG大阪だった。51分、アルディージャはカウンターで左サイドを破られ、カバーが遅れている状況でG大阪のFW宇佐美にゴールを奪われた。2点を追う展開は、正直に言って厳しい。しかも55分には今井が右足を負傷し、3分後には交代を余儀なくされた。G大阪は巧みにサイドでマークを引きつけては背後を狙い、アルディージャの守備はかき回された。それでも攻めるしかないアルディージャは、両サイドからのアタックを繰り返し敢行。後半20分過ぎ、中村が右サイドで強引に仕掛けると、家長に渡してサイドチェンジ。富山の折り返しにムルジャが飛び込んだが、ゴール左に外れた。その後も明確にサイド攻撃と割り切り、終盤には途中出場の福田を前線に上げたが、決定機を作れないままタイムアップを迎えてしまった。
富山は「全然勝っていない。応援してくれる人たちに対して、申し訳なく思っている。次節は勝利で恩返しができるようにチーム一丸となって全力で頑張りたい」と唇を噛みしめた。次節はアウェイでの新潟戦。勝てば2チームに追いつける可能性があるだけに、今度こそ先制点を取って勝利につなげたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
アルディージャの先発は、GK江角、4バックに右から中村、今井、横山、高橋。中盤は橋本と和田がダブルボランチを形成し、右に家長、左に富山。前線は、ズラタンとムルジャの2トップだ。試合の立ち上がりは、スピーディーな攻撃ができていた。5分、ムルジャに縦パスを入れてうまく収まらなかったものの、富山がサポート。ラストパスはミスになったが、こぼれ球をムルジャが狙った。10分にはムルジャが単独突破でシュートへ持ち込み、迫力を見せた。両チームが攻め合ったためにピンチもあったが、14分、18分とG大阪が放ったシュートはGK江角が間一髪のセーブで難を逃れた。互いに得点機がある展開だったが、27分にG大阪は右サイドのFKでゴール前に混戦を生み出すと、MF今野がプッシュ。アルディージャは、横山が「(FKに合わせる)1つ目で取られているわけではないが、その次が人を見ていて対処できていない」と指摘したセットプレーの処理で、のどから手が出るほど欲しかった先制点を奪われた。前半終了間際、橋本が後方から来たボールを反転しながらのダイレクトボレーで狙った場面があったが、前半に追いつくことはできなかった。ズラタンは「相手を上回る攻撃ができていたのに決め切れなかったのが痛かった。スコアがビハインドになると、中央は閉ざされてしまうので難しくなる」と、追う展開を強いられた前半を悔やんだ。
1点を追うアルディージャは後半の立ち上がりもチャンスを作った。49分、橋本が右へ展開すると、家長がズラタンとの連係からサイドを変えるクロスを送り、富山が狙ったシーンは狙い通りだった。ところが、またも得点を奪ったのはG大阪だった。51分、アルディージャはカウンターで左サイドを破られ、カバーが遅れている状況でG大阪のFW宇佐美にゴールを奪われた。2点を追う展開は、正直に言って厳しい。しかも55分には今井が右足を負傷し、3分後には交代を余儀なくされた。G大阪は巧みにサイドでマークを引きつけては背後を狙い、アルディージャの守備はかき回された。それでも攻めるしかないアルディージャは、両サイドからのアタックを繰り返し敢行。後半20分過ぎ、中村が右サイドで強引に仕掛けると、家長に渡してサイドチェンジ。富山の折り返しにムルジャが飛び込んだが、ゴール左に外れた。その後も明確にサイド攻撃と割り切り、終盤には途中出場の福田を前線に上げたが、決定機を作れないままタイムアップを迎えてしまった。
富山は「全然勝っていない。応援してくれる人たちに対して、申し訳なく思っている。次節は勝利で恩返しができるようにチーム一丸となって全力で頑張りたい」と唇を噛みしめた。次節はアウェイでの新潟戦。勝てば2チームに追いつける可能性があるだけに、今度こそ先制点を取って勝利につなげたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 3 福田 俊介
急遽あのような形で入りましたが、自分のできることをやろうという気持ちをもって(試合に)入りました。
Q:出場するまでどのように試合を見ていましたか。
最初はいい入り方ができていたので辛抱強く守っていたら追いつくことができると思っていましたが、いい結果に繋がりませんでした。
Q:実際にプレーをしてみてどのように感じましたか。
結果的に勝てなかったというのが全てだと思います。
Q:次節は新潟戦です。意気込みをお願いします。
もう後がないので、ファン・サポーターの皆さんと一丸となって勝点3を獲りに行きたいです。
Q:出場するまでどのように試合を見ていましたか。
最初はいい入り方ができていたので辛抱強く守っていたら追いつくことができると思っていましたが、いい結果に繋がりませんでした。
Q:実際にプレーをしてみてどのように感じましたか。
結果的に勝てなかったというのが全てだと思います。
Q:次節は新潟戦です。意気込みをお願いします。
もう後がないので、ファン・サポーターの皆さんと一丸となって勝点3を獲りに行きたいです。
MF 28 富山 貴光
前半の立ち上がりはいい攻防をしていましたがセットプレーで失点してしまって難しいゲーム状況になってしまたので、その先取点のところが勝負の鍵だったと思います。
Q:チームとして攻撃の部分で意識した点を教えてください。
(相手の)サイドハーフ、バックが上がってきていたので裏へのスペースを有効活用しようと思っていて、その部分は有効活用できていましたが、そこからの崩しが単調になっていたので、その部分をもっと改善していかなくてはいけないと思います。
Q:試合の中で富山選手自身がボールを持つ時間が多かったと思いますが。
大胆な仕掛けだったり、自分の特長を出していかなくてはいけないと思うので、大胆に仕掛けるところと、優先順位の高いところを選択してやっていくところを上手く状況判断しながらやっていく必要があると思います。
Q:次節は新潟戦になります。意気込みを聞かせてください。
全然勝てていないのでファン・サポーターの方に申し訳ない気持ちで一杯なので勝利というかたちで恩返しができるように全員でやっていきたいと思います。
Q:チームとして攻撃の部分で意識した点を教えてください。
(相手の)サイドハーフ、バックが上がってきていたので裏へのスペースを有効活用しようと思っていて、その部分は有効活用できていましたが、そこからの崩しが単調になっていたので、その部分をもっと改善していかなくてはいけないと思います。
Q:試合の中で富山選手自身がボールを持つ時間が多かったと思いますが。
大胆な仕掛けだったり、自分の特長を出していかなくてはいけないと思うので、大胆に仕掛けるところと、優先順位の高いところを選択してやっていくところを上手く状況判断しながらやっていく必要があると思います。
Q:次節は新潟戦になります。意気込みを聞かせてください。
全然勝てていないのでファン・サポーターの方に申し訳ない気持ちで一杯なので勝利というかたちで恩返しができるように全員でやっていきたいと思います。
Q:最初の交代・橋本からカルリーニョスへの交代の意図は?そしてその意図は達成出来ましたか?
トップが出てくるシーンが少なかったので、もう少し中盤の幅とテンポを上げるという意図で、カルリーニョスの特徴である幅を使うというのは出来ていたと思います。ただ幅を使えてはいましたが、向こうのディフェンスもボランチも上がってこない中で、そこからのバリエーションという意味では中々少なく、単純に(クロスを)上げてしまうことが多かったと思います。そこからのコンビネーションと勇気を持って勝負をして相手のようにコーナーを取ることも必要だと思いました。切り替えしてクロスが多かったのですが、そうではなくて勝負をすることで、もっとこちらもコーナーを取れたのではないかと思います。勇気を持って縦に勝負をすることや、何回かカルリーニョスが2列目から出て行ったのですが、ニアのゾーンをもっと突いていく事ができれば、引いた相手に対してスペースが無い中でも、更に得点の確率を上げることに繋がったのではないかと思います。クロスも惜しい部分もあるので、2トップの背が高く相手もケアをしているということは逆に(得点する)可能性も多くあった訳ですので、その辺のバランスも片方に偏らないように、右からの家長からズラタンへのクロスであるとか、バリエーションを多くすることが重要と思いました。