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ケガが癒えてから練習試合をこなせずにピッチに戻りましたが、コンディションは徐々に上がってきています。プレシーズンのキャンプに参加できなかったので、戦術面のすべてにマッチしてきているとは思っていませんが、昨年からの経験や積み上げがあるので不安はまったくないです。
チームを外から見ていて、すべてが悪くはないのですが結果が出ずに次第に自信を失っているような印象を持っていました。チームが勝てていないときは、自分のところでミスをしたくないという雰囲気が強くなり、ボールを保持していてもそのボールを時限爆弾のように扱ってしまい、最終的に誰かがミスをして失点を招いていると思います。だからこそ周りが助けないといけないですし、僕らは一人で戦っているわけではありません。サッカーというチームスポーツは仲間のために走って戦い、支えることが必要ですので、そこを自分が入ったときには示したいと思います。
サッカーはみんなが良いところを出し合って、欠点を補っていくスポーツですので、もう一度みんながチームの勝利を考えて岡山戦に臨みたいです。そして昨シーズンのように、ピッチで躍動感をもってプレーしなくてはいけませんし、勝点3をファン・サポーターの皆さまに届けたいです。
今季2試合に出場しましたが、スタッツにも出ているとおり、ボールを保持していてもシュートが少なく失点が多いので、改善しなくてはいけないです。ワイドからのカットインや、中央から崩してのシュートも、もっと増やさないといけないですし、クロスはクロスで精度を高めていきたいです。
パスをつなぐことに固執しないことを意識してトレーニングしてきましたし、ゴールを決めることが最大の目的ですので、時にはシンプルに背後を狙うプレーをするところも必要になってきます。つなぎの部分は技術も判断も大事ですが、ポジションを早く取ったり、パスのスピードやテンポをあげたり、個人戦術の部分がしっかりしていないとボールはつながりませんし、ただ立ち位置をとるだけではダメです。楽してボールをつないで相手ゴール前までは運べませんし、一人ひとりが主体的にボールを運ぶ意識を持たないとうまくいきません。
外から見ていても、前を向けるときにボールを下げたりしてしまう傾向がみられたので、そこは意識してプレーしていきたいです。務めるポジション的にも、ゴール前に入っていく回数を増やしていきたいですし、ワントップが孤立してしまわないようにサポートを増やしていきたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
4 | シュート | 9 |
---|---|---|
9 | GK | 5 |
3 | CK | 6 |
4 | 直接FK | 10 |
3 | 間接FK | 0 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
立ち上がりの5分は、相手のセットプレーが多く、CKやFKで脅かされる場面が続いたが、しばらくすると、大橋や三門が中盤でボールを奪う回数が増えた。これまでは3トップで相手の最終ラインにプレッシャーをかけて、うまくかからない場合に相手のサイドバックから逃げられていたが、この試合では河田とインサイドハーフの小島が相手の進路を限定し、左の柴山、右の矢島慎が相手サイドバックをフリーにさせず、中盤につなごうとしてくるところを大橋、三門が狙う形が効いていた。中盤でボールを奪えれば、ショートカウンターでチャンスを作れる。
13分、中盤で奪って左から攻めると、柴山のクロスに矢島慎がダイビングヘッドで飛び込み、先制弾をゴールへ突き刺した。この場面で肩を負傷した矢島慎は、痛みでその後のプレーに集中し切れなくなってしまったと明かしたが、前半の守備については「4-4-2のオーソドックスな形で行ったので、やられて嫌なことはなかった」と手ごたえを示した。
さらに18分、柴山が蹴った左CKを田代が頭で合わせる場面が2度続いたが、追加点は得られなかった。
守備が機能したことでチャンスを作れる試合になったが、ミスからピンチを招いた部分もあった。39分、ミドルシュートを南が弾いたところを何度も押し込まれかけたが、GK、DFで体を張ってカバーを続け、絶対的なピンチをしのぎ1点リードを死守して前半を終えた。
霜田監督は「やりたいことができていたわけではないが、やらないといけないことができていた。サイドを崩して点が取れたし、危ないシーンもあったけど、気持ちのこもった守備ができていた。現状に合ったクレバーな試合ができていたと思う」と前半を振り返った。
後半開始時、負傷した南がベンチに退き、上田が投入された。後半は、岡山が長めのボールを前線に送って押し上げてきたため、ボールを奪う位置が低くなり、結果的に押し込まれた。
耐えて守る展開の中で、大きなアクシデントが起きた。GK上田が負傷したのだ。DF栗本がGKを務めることになり、霜田監督は、上田に代えて西村を投入。さらにDF茂木も投入し、5-4-1の布陣で最終ラインを分厚くし、不慣れなGKを務める栗本の負荷を分散する形を採った。
約30分もの時間をしのがなければならない展開となったが、ゴール裏のファン、サポーターは力強い手拍子でチームを鼓舞。スタジアムの一体感は急激に増し、栗本がボールをキャッチするたびに拍手が沸き起こった。ボールを奪えば三門や柴山が精力的に走って逆襲。相手のセットプレーでは、GKが積極的に出られないなか、山田や西村が懸命なカバーでゴールを守った。
しかし、ボールを奪うとカウンター狙いでボールを失う繰り返しになり、相手の攻撃時間や回数を減らすことができず、目安7分と長いアディショナルタイムをしのぎ切ることはできなかった。90+5分、ロングボールのこぼれ球からミドルシュートをたたき込まれて同点とされた。GK交代後の初シュートだった。
結果は1-1の引分け。人生初のGKでも懸命に戦った栗本は「僕がGKに入ったことで、みんながシュートを打たせず、球際の守備も今まで以上に気迫あるものになったが、GKが誰であれ、そういうものが(必要で)全体的に基準を挙げていければと思う」と強い一体感で臨めた時間から次への糧を得ようとする姿勢を示した。
中3日ですぐに次節を迎える。アウェイの町田戦で、一丸ちなって今季初勝利をつかみにいく。
(総評:平野 貴也)
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それでも最後の最後までアクシデントに負けず、背中にサポーターを背負い頑張ってくれたと思います。勝点3を取れれば最高でしたが、少しずつ少しずつ前に進んでいくしかないと思うので、顔を上げて次の試合に向けて準備したいです。
途中からは少し違ったゲームになりました。そこまでの時間帯で僕らが本当にやりたいことがそれほどできていたわけではないですが、いまやらなければいけないことはしっかりできていたと思います。そのなかで、僕らの強みであるサイドからの崩しで点を取ることができましたし、前半は危ないシーンもたくさんありましたが気持ちのこもった守備ができていましたし、現状に合ったクレバーな試合はできていたと思います。
我々の勝ちたいと思う気持ちがほんのちょっとだけ足りなかったのか、相手がそれを上回るシュートを打ったのかはわかりませんが、やはり勝ち負けにこだわるところ、勝点3を絶対に取るという気持ちは攻撃だけではなく守備にも必要で、それは守備にもしっかり表れていたと思います。
今日は失点してしまいましたが、いま失点が多いチーム状況のなかでどうやって失点を減らしていくか、守るだけではなく攻めながらどう失点を減らしていくか、そこにうまくつながる試合になると思います。
そのなかでも全員が集中してしっかりやるべきことをやりながら守れてはいたのですが、最後のところで一つのチャンスで決められてしまい、勝点1という結果に終わったことはとても悔しいです。最後はラインが深くなり、相手にセカンドボールを拾われて失点をしてしまったので、中盤の選手としてもっとプレスバックをしなくてはいけませんでした。
今日も最後まで熱く応援してくれたサポーターに、まずは一つ勝利を届けたいと思いますし、次は水曜日のアウェイゲームですが、良い準備をして次こそ勝ちたいです。
ワイドでの出場になりましたが、押し込んだら中に入っていくことを意識していました。ただ、良い形で前の選手にボールを預けたいのですが、そういったシーンはまだまだ少ないと思います。前を選択することは良しとして、どうやってそこに持っていくのかという部分は、開幕してからここまでの課題だと感じています。
途中からは1点を守りつつスキがあれば追加点を狙う展開、判断になりましたが、それは普通で当たり前のことだと思います。ただ、一人退場して数的不利になったわけではないですし、自分たちの時間をもっと作らないと最後のような失点をする確率は高くなってしまうと思います。
ゴールシーンは、あの位置に入っていくことがチームとしての決まりごとですし、大事な場面でした。ただ、ゴールシーンで肩を痛めてからはプレーに集中することができませんでした。今日は点を取っただけで、自分のプレーには満足していないですし、全然良くなかったと思います。ボールにもかかわれなかったですし、もっと強くなりたいです。
上田智輝がケガをしたときに、その後のチームの戦い方を確認しにベンチに向かいましたが、そこで監督やコーチと話をしてGKを務めることになりました。GKの経験はまったくなかったので、南雄太さんにアドバイスをもらってプレーをしました。僕がGKに入ったことで、周りの選手がいつも以上に体を張ってくれていましたし、気迫を感じましたが、どんなときでもそういった部分の基準をチームとしてもっと上げていかなくてはいけません。勝点3を取りたかった試合で勝点1しか取れなかったことは非常に残念です。
個人としては初めての試合でミスもあったので改善しなくてはいけないですし、チームとしては試合を重ねるごとに少しずつ前に進んで、勝っていきたいです。次節はアウェイですが、どんなときでも背中を押してくださるサポーターにしっかり勝ちを届けて、チームに勢いをつけたいです。
開幕から5試合で勝点が2しか取れていないなかで、失点が多いからといって最初から5バックにして後ろに重たくして、失点だけを減らす努力はしたくないです。ただ、失点が増えているので、どう守るかはいま一度整理をして、よりシンプルに強度も求めないといけません。攻守においてリスクをかけるところと、かけないところの判断が必要です。
ビルドアップは目的ではなく得点をとるためのツールの一つですが、そこにこだわってしまうと徳島戦のようになってしまいますので、チームとして学習をして同じミスを繰り返さないようにしないといけません。バックパスや横パスが多くなり、結果として自陣でプレーする時間が長くなることは誰も望んでいませんし、相手陣地でサッカーをするという自分たちの原点に戻ろうと選手に伝えました。メンバー選考についても、試合に負けているのであらためてフラットに競争させたいです。
岡山は監督が代わって、新しく強烈な外国籍選手もいて、今までの岡山と違ったサッカーをやっていますが、相手の勢いを受けるのではなく、相手のやりたいことをさせないようにしながら、自分たちの良さを出していきたいです。徳島戦後のサポーターの反応は、当たり前ことです。僕があの試合をサポーター席で見ていたら同じようなアクションをすると思いますし、応援をしているチームが情けない負け方をすることは絶対に嫌です。サポーターは何も悪くありませんし、サポーターの想いを受け止めて、僕らが変わらないといけません。