大宮
- 19' 新里 亮
甲府
- 36' 長谷川 元希
- 48' ブルーノ パライバ
- 63' ブルーノ パライバ
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チームでやろうとしていることは整理できていますが、試合前に全部を決めて試合には臨めませんので、試合中に起きたことをもっと自分たちで解決しないといけないと思っています。前節はある程度、意図したプレーができましたが、ああいう流れでセットプレーから点を取りたかったものの、逆にやられてしまったのは反省です。
試合を決める部分は球際やゴール前で体を張るとか、理屈ではない部分が必要ですが、まだその部分が足りていないと感じています。攻撃はどうやってボールを運んでシュートまでいくか、シュートまで持っていく部分はもっと精度を上げたいですし、もちろん被シュート数も減らさないといけないです。カウンターとポセッションのどちらかをとらなければいけないわけではなく、試合の状況によっての選択が必要です。
古巣の甲府は一緒にプレーしていた選手は少なくなっていますが、(吉田)達磨さんは、自分のいまのサッカー観に影響を与えてくれた方です。達磨さんと初めて対戦するので楽しみですし、自分の今の姿を示したいです。甲府は外国籍選手がFWにいて、その選手のパワーを使いながら攻めてきて、周囲にはボールコントロールに優れた選手がいます。CBとしてはそこで起点を作らせないことが大事ですし、1トップ2シャドーに自由を与えないオーガナイズを持って戦いたいです。
今日加入した志村選手とは磐田時代に一緒にプレーしていますし、とてもいいキャラクターを持っている選手です。すぐにでもピッチに立てる能力のある選手ですし、このチーム状況を好転させてくれると思います。
甲府に勝つことしか考えていませんし、チームとしても対甲府の対策を確認しました。メンタルの部分で、チームとして一つになれるかが大切です。自分たちのやっていることを信じて戦い続けるために、自分も周りを鼓舞していきたいです。甲府には、よく知るコーチや選手がいますので率直に負けたくありません。結果がついてきていませんが、強敵であることは間違いありません。甲府どうこうではなく自分たちが準備してきたサッカーを出せるかが大切です。そこを第一に考えたいです。
自分はMFをやっていて、中盤の選手が何をしたら助かるかがわかるので、そこを意識しながらポジショニングをとっています。マンチェスターシティのジンチェンコや、バルセロナのジョルディ・アラバなどのプレーを見ていますし、北嶋コーチからもたくさんの映像をもらってポジショニングや視野の確保も参考にしています。
こういう状況でブレてしまってはいけません。反省や修正は大事なことですが、今までの結果を糧にしないといけないですし、自分は試合に出ている時間が長い選手なので、得点やアシスト、ひとつのランニングでも勝つためにできることをみせていきたいです。今年も常に危機感はありますが、応援してくださる方や霜田さんのためにも、勝ちたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
5 | シュート | 8 |
---|---|---|
8 | GK | 13 |
5 | CK | 0 |
10 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
選手紹介のアナウンス前、勝利を信じる者たちの気持ちが込められた強い太鼓の音が、ホーム側ゴール裏から鳴り響いた。
霜田監督は、FW髙田を初めて先発で起用した。DF小野、MF大山、FW柴山を加えて先発4人がアカデミー出身。相手の甲府も大宮のアカデミー出身者3人が先発(浦上、山田、長谷川)し、フィールドの約3分の1が大宮のアカデミー出身というメンバー構成で、互いによく知る選手同士のマッチアップが繰り広げられた。
キックオフと同時に、右FW髙田のドリブルを活用して敵陣に押し込んだ。最終ラインからのロングフィードも多く、プレーエリアを前方に持ち込んだ。
15分過ぎ、左の柴山、右の髙田と続けてクロスを供給。甲府の5バックを大外から崩しにかかった。中央で合わせることはできなかったが、その流れから得た右CKが生きた。19分に柴山のファーサイドへのキックを、新里が打点の高いヘディングで合わせて先制点を決めた。
きれいに崩せなくても、ゴールを襲い続けることで得点の可能性は膨らむものだ。得点後は、矢島慎が相手の背後への抜け出しを仕掛ける形でけん制をかけながら、最終ラインを中心としたポゼッションで時計の針を進めた。
守備では、3トップでのプレッシングと、河田だけを最前線に残す4-5-1のブロックを使い分けて対応。甲府がウイングバックを経由して攻撃してきたが、中央へ入ってくるところを食い止めた。何度もボール奪取に成功したこの時間帯を、甲府の長谷川は「4-5-1のブロックは嫌だった」と振り返った。
しかし、シュートを打たれていなくても、チームには気になる部分が出始めていた。霜田監督は「ボールにプレッシャーがかかっていなかったし、ボールを奪いたかった」と振り返り、三門は「(相手の中盤の底に入る)山田選手にうまく入って、余裕を持たれた場面があった。もう少し、そこに僕や慎也、啓輔(の中盤3人)が出ていければと思った」と危機感を持っていたことを明かした。
チームが置かれている難しい状況は、心理に影響を与える。焦れていたはずの相手のパス回しに、こちらが焦って食いついたところで、小さな綻びが大きく広がった。押し込まれる時間が少し続いた36分、左サイドを崩されると、クロスを長谷川に頭で押し込まれ、試合を振り出しに戻された。
数少ない機会で得点した甲府は、勢いを増した。前半の残り時間は守勢となり、41分のピンチは、大山が体を投げ出したシュートブロックで難を逃れた。
後半は、開始早々に髙田が右からカットインを仕掛けて左足でミドルシュートを放ち、もう一度攻撃に出て行く姿勢が見て取れた。
しかし、直後の48分、相手のクリアボールに対し、新里が後ろ向きでのクリアをミス。後半から投入された甲府のFWブルーノにボールを奪われ、追加点を決められてしまった。
後半の出鼻をくじかれ、完全にリズムが崩れた。その後も髙田が何度か鋭いドリブル突破を見せたが、決定機を作り出せず。63分には自陣右サイドのミスからボールロスト。ミドルシュートに対して大山がブロックに入ったが、軌道が変わったボールがゴールへ吸い込まれ、3点目を奪われた。
霜田監督は選手交代を繰り返し、68分に富山、奥抜を同時に投入して布陣を4-3-3から4-4-2に変更するなど打開を図ろうとしたが、なかなか機能しなかった。
それでも強引に攻め続け、84分にカウンターから河田がシュートを放ったが、クロスバーの上に外れた。応援の後押しも及ばず、1-3でタイムアップ。3連敗となった。
次節は、千葉とのホームゲーム。10試合目で、シーズンも4分の1に差し掛かっていく。早く出口を見つけなければならない。
(総評:平野 貴也)
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負け方もありますし、自分たちのミスから失点を重ねた、自滅したゲームだと思いますが、サッカーの世界にはミスはあるものです。それをどうやって味方が取り戻すかですが、取り戻すこと、得点を取ることができませんでした。
途中までは非常に良いゲームができたと思いますが、このような結果になって非常に残念です。
1つのミスで流れが変わるのがサッカーで、前半の良かった流れが1つのミスで相手の流れになり、同点ゴールになり、それでも仕切り直して後半の頭はそれほど悪くなかったと思います。崩されて点を取られるという形ではなかったですし、僕らがどうやってボールを持って攻撃のチャンスを作り、点を取りにいくかという部分を突き詰められなかったなと思います。
この状況のなかで、選手たちもギリギリのメンタルで戦ってくれていると思うので、ミスをするなというよりは、ミスを皆でカバーして、失点に結びつかないようにすることや、失点をしてもしっかり皆で取り返すという部分が、まだまだ力不足だと感じています。
自分の特長は背後への抜け出しやドリブルで、どんどん仕掛けるように監督から言われていました。仕掛けて突破できたり、セットプレーが取れた部分は良かったと思いますが、やはり最後のクロスやシュートの精度を上げていかないと得点は取れないので、課題だと感じています。
後半はチームが左サイドでボールを持っているときに逆サイドに張って、いつでも背後に抜けたりチェンジサイドに対応ができるような準備はしていましたが、なかなかボールが受けられませんでした。もっと自分がボールを呼び込まなくてはいけなかったですし、もっと信頼を得られるようにやっていきたいです。
自分も含め、チーム全員が責任を感じています。ホームでたくさんのサポーターの方に来ていただいて、絶対に勝たなくてはいけない試合でしたし、チームとしてすごく気持ちが入っていました。
前半はすごく良い形で攻撃ができて、そのなかで先制点が生まれ、良い入りができたのですが、追いつかれたあとにもう一段ギアを上げられずに押し込まれて、さらに立て続けに失点してしまい、取り返すことができませんでした。
後半は相手が割り切って、パライバ選手に五分五分のボールというか、自分たちが前に出た背後に落とすようなボールを蹴られ始めたり、前半とは違うプレッシャーの掛け方をされたときに、ボールを運べなくなった印象があります。相手がどんなプレスの掛け方をしてきても、前線に運んでいければ良かったのですが、後半は相手陣地に運ぶ回数が少なくなってしまい、そこは反省点だと思います。
前半の一発での1点と、後半は自分たちのミスから2点を取られました。勝てていないなかで、少しの綻びかもしれないですが、それが相手のゴールにつながってしまっているということは、流れを止め切れていないと感じます。先制できたことで引くのではなく、ボールを動かしながら追加点を取れればというイメージだったのですが、前半の一発がチームに与えたダメージは大きかったと思います。
「自分たちはこの順位にいるべきではない」「もっとやれるのに」ではなく、自分たちは去年も今年もこの順位にいるので、「力がない」「実力不足」だとしっかり受け止めないといけないですし、それを跳ね返していくチームとしての強さを養っていかないといけないと思います。
日々のトレーニングから、組織として守備をすることももちろんですが、一人ひとりが対峙する相手に迫力を持ってボールを奪いにいくことも、もっとやらなくてはいけないと思います。
本当に勝つしかない状況ですし、このような状況のなかでもファンサポーターの皆さんは勝利を信じて応援に来てくださっていると思うので、1週間良いトレーニングをして、良い準備をして、来週こそ必ず勝利を届けたいです。
僕自身も前節の山口戦を山場というかターニングポイントという意識で戦いましたので、結果がついてこなかったことは非常に悔しいですし、どうやって戦っていくかという戦術的な部分の振り返りは必要です。
もう一回原点に立ち返って戦うことを確認して挑んだ試合でしたので、結果が出ればこのやり方を続けていこうと思えた試合でしたが、結果が出なかったので、変える部分を整理して甲府戦にぶつけていきたいです。
山口戦ではシーズン序盤に見せられていた迫力のあるプレッシングができていました。その分、攻撃のところは単調になり、相手の背後を取った後にシュートまで持っていけず、攻撃に厚みを持たせることができませんでしたし、我々らしくないものになってしまいました。
この状況は良い意味で開き直って戦うことが必要です。課題はチームみんなで共有できていますので、それを人を変えることで解決するのか、チームとしての戦い方や仕組みで解決するのかは、今週トレーニングで整理しています。
甲府戦では特別なことをやるわけではなく、攻守においてハッキリとしたものをあらためて持ってやり切りたいです。このチームはまだまだ上にいけると思っていますし、良いチームになるための選手が揃っていますので、勝てない原因は監督のせいだと思っています。勝利できるように選手を信じ続けて戦っていきたいです。