新潟
- 72' 秋山 裕紀
大宮
連戦を2勝1分けで終えられたこともあり、チームの雰囲気は良いです。声出し応援は最高ですし、これ以上の力をいただけるサポーターやスタジアムの雰囲気はないと思います。「寝ても大宮」や「叫ばずにはいられない」などいろいろなチャントがあるなかで、僕は大宮の色のあるチャントがすごく好きです。
チームとしてピッチのなかで共有する時間が増えてきたことで、個人的にはチームメートのプレーも予測の範囲内で収まることが増えています。選手同士、ピッチ内で見ているものが同じ景色になっている感覚がありますし、例えば富士山を描くにしても、山のふもとから見たものを描く人もいれば遠くから見たものを描く人、峠が右側にくるか左側にくるかなど人それぞれだと思いますが、そういったものを頭で考えるときにその絵が近くなっていると感じています。
新潟戦では、まず自分たちがやるべきことをしっかりやることが一番大事です。相手の対策も必要ですが、まずは自分たちの準備をしっかりして臨みたいです。
出場機会を得られて少しずつ試合に慣れてきましたし、前節はアシストという結果を出せて良かったです。大分戦では心臓がバクバクでしたが、栃木戦は何よりサポーターの声援のおかげで緊張なくプレーできました。これまでサポーターの声援を受けてプレーする機会がなかったので、気持ちがとても上がりました。
自分は運動量を求められてたので、守備では上下動をして攻撃ではボールを持ったらドリブルで仕掛け、相手の脅威になるようなプレーをしようと考えていました。通用する部分もありましたが、まだまだフィジカル面や判断、コミュニケーションの部分で課題を感じています。
今節は首位の相手に対して、強い気持ちを持って全身全霊でぶつかりに行くだけです。自分ができるプレーを全力でするだけですし、それができればゴールやアシストがついてくると思います。チームとしても個人としても修正して臨みたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
8 | シュート | 7 |
---|---|---|
5 | GK | 10 |
2 | CK | 6 |
8 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
今季2度目のオレンジダービーが幕を開けた。長いボールが両軍のピッチを行き交う。相手の背後を狙いたいのは両チームに共通する思いだろう。ボールを支配した新潟が、大きなサイドチェンジから中にボールを入れてくる。アルディージャにとっては我慢の時間が続いた。中野、富山が前線でボールを追い、ボランチの栗本、小島が中盤のスペースを消す。袴田、新里がブロックを築き、相手の侵入を許さない。チャンスと見るや、小野、岡庭の両サイドバックが積極的に攻撃参加した。セットプレーからも得点の機会を伺った。
自陣での戦いが続く。24分にはゴール前でボールをつながれピンチを招いたが、シュートが枠を外れて事なきを得た。38分、ようやく1本目のシュートが生まれた。ボール奪取から素早く切り替えると、袴田からのロングフィードが裏に抜け出した中野にわたる。中央でパスを受けた柴山が相手をかわしてシュートを放つが、力なく相手GKに収まった。左サイドでは山﨑が何度もボールを引き出したが、ペナルティエリアに入って仕事をする機会はほとんどなかった。
43分にはこぼれ球を小島がミドルシュート。ここで得たCKが決定的だった。岡庭が蹴ったボールに合わせた富山がゴール前でヘディングシュート。しかし、ボールは惜しくもポストをたたいた。終盤は攻勢に出たが、0-0のまま前半を終えた。
後半に入ってボールを持つ時間が長くなった。攻守の切り替えが早くなり、球際の競り合いも厳しくなっていく。しかし、新潟が高い位置からプレッシャーをかけてくることもあって、なかなか前線にボールがわたらない。後半に入って最初の15分は、互角の展開を繰り広げた。
63分には大きなチャンスが訪れた。左サイドの小野からゴール前にクロス。富山が頭で落とすと、柴山が難しいボールにダイレクトで合わせた。低い弾道のシュートは枠をついたが、惜しくも相手GKのファインセーブに阻まれた。その後のCKでも、こぼれ球に反応した富山がシュートを打つなど、流れはアルディージャの方に傾きはじめていた。70分には、富山に代わって河田が入った。
しかし、72分に失点。縦に入ったボールをきっかけに、複数の選手が絡んでゴールを破られた。1点を追いかける展開になった。78分、3枚をカードを同時に切った。矢島輝、大山、武田がピッチに入った。84分には、高い位置でボールを奪い返すとそこから素早く攻撃を展開。小野のクロスが右に流れると、岡庭がマイナスに折り返す。武田が粘って左足でシュートを放つが、惜しくも相手GKに阻まれた。
ラスト10分は猛攻を仕掛けた。相馬監督が最後のカードを切る。山﨑に代えて髙田を投入。なおも攻め続けるが、人数をかけてゴール前にブロックを築く新潟の守備を崩せない。最後まで攻め続けたが、0−1のままタイムアップの笛を聴いた。
4試合ぶりの黒星となったが、下を向いている時間はない。相馬監督がフラッシュインタビューで「反省するところは反省して、残り5つのゲームに向けて準備していきたい」と話したように、しっかり切り替えて次節の群馬戦に挑みたい。
(総評:岩本 勝暁)
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我々からすると、序盤からもう少しチャレンジャーらしくというか、前から行って先にスコアを動かして相手を困らせるゲームがしたかったのですが、前半のスタートから思った以上にボールを運ばれてしまい、なかなか前に出れない時間がありました。ただ、徐々に慣れてきて自分たちがボールを動かせる時間も作れるようになり、当初狙っていた形ではないですが、相手を嫌がらせる、困らせることは十分できたと思います。後半もそういった部分がありましたし、ゴールに迫る場面も作れましたが、90分の流れのなかで見たときに、向こうは3人を代えてうちは1人を代えたところでスコアが動きました。そこは私自身も次に向けて考えるところで、バランスが取れていた部分もあったなかで、向こうが人を代えてバランスを変えてきて、そこにも対応しなければいけないですし、当然勝ちに行きたいなかでパワーを出すために代えていく形を取りました。結果的にそれがどちらに出るかということはありますが、相手の方に出る形になってしまいました。
それでも選手たちは最後までゴールを目指して、勝点を1でも持って帰ることを目指して戦ってくれたと思います。首位でいろいろな意味で良いチームの新潟を相手に、勇敢に戦ってくれたと思います。我々の立場を考えると、残り試合数も少ないなかで、そういったことを簡単に言える状況ではもちろんありませんが、これを次のゲームにしっかりとつなげることがなおさら大事になると思います。しっかりとつなげられるように、またファイティングポーズを取れるようにしていきたいです。
自分もシュートを打つシーンがありましたし、チームとしてシュート数は相手と変わらないですが、結果としては無得点なので、ゴール前のクオリティを上げなくてはいけないと感じています。セットプレーで1つ取れれば変わってくるとも思いますが、やはり取るところで取らなくてはキツくなると思います。
回されていても崩されるシーンは少なかったですし、シュート数もほとんど変わらないように、隙があれば狙うイメージを持ってプレーしていました。チャンスがなかったわけでもないですし、後は仕留められれば良かったと思います。しっかり切り替えて、残りの試合で他のチームよりも勝点を多く取りたいです。
後半はボールを持つ時間が増えて、相手も疲れのせいか間延びして切り替えが遅くなってきたなかで、自分たちの良さである取りに行く姿勢がポジティブな方に出て、決定機であったりクロスも増えましたが、そこで決めることができませんでした。その後、自分たちも疲れてきて間延びしたなかで間を使われて脇に出られて、事故のような形で失点してしまいました。決して悪い試合ではなかったですが、上位との試合はそういった細部で決まるということをあらためて感じさせられました。
J1並みの観客数のスタジアムでのプレーでしたが、大宮のサポーターも新潟まで足を運んで応援してくれましたし、試合後も負けたにもかかわらずポジティブな声かけをしてくれました。次節は残り5試合のなかで一番のターニングポイントになる試合だと思います。アウェイですが、チーム全員で、ファン・サポーターと一緒に勝利をつかみ取りたいです。
チームとして我慢する時間があることはわかっていましたし、今日の試合に限らず、我慢する時間と奪ったあとに自分たちがアクションを起こす時間のメリハリは、チームとして共有していて全員が意識していることなので、そこは想定内であり準備してきたことでした。
失点シーンは、まず自分が最初のプレッシャーのところで少し間が空いた感じになってしまったことと、縦パスが入ったボールに対しても遅れてチャレンジする形になったこと、こぼれたボールに対しても動き続けていたのが新潟の選手だけだったので、そういった少しずつのズレが失点につながったと思います。
いまの状況では勝点を積むことが僕たちには必要ですし、声出し応援が再開になってこれだけ多くのサポーターに後押しをしていただいているなかで、どんな試合であっても勝点を積み重ねていかなくてはいけないと思います。
我々は毎試合勝点3を取るために戦っていますが、これまでの獲得してきた勝点を考えれば、先週の3連戦で7ポイントを積めたことは良かったと思いますし、チームとしては大きいことです。この流れを次の試合でも続けていきたいです。攻守両面おいてメリハリというか、チームの意思が合ってきていて攻守の切り替えで相手を上回れていると思います。
新潟は良いサッカーをしていてJ2で最もポイントを積んでいるチームですし、そのような相手に対してアウェイでもチャレンジしていくことが必要です。新潟もホームサポーターの声援がありますので、特に試合の入りに気をつけなくてはいけません。我々のチームの状態は良いと思いますので、首位相手にまずは勝点3を取りにいきますし、少なくとも勝点1は持ち帰りたいです。
残り試合数は少なくなってきましたが、先を見ずに1試合ずつ目の前の試合を戦っていきます。