大宮
岩手
- 90+1' 小松 駿太
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開幕から失点をゼロで抑えられた試合がなかったので、守備が安定してきて長崎戦を無失点で終えられたことは良かったです。前節は立ち上がりから相手に斜めのボールを入れられていたので、途中から守備のやり方を変えて、以降は決定機をあまり作らせずチームでうまく守れました。チームには質の高いキッカーが多くいるので、セットプレーからチャンスが作れていますし、中で合わせる選手も良いイメージを持って飛び込むことができているので、次はゴールにつなげたいと思います。
岩手は攻撃的なポジションに特長のある選手が多くいますが、自分たちの守備のやり方を大きく変えずにうまくブロックを作って対応し、無失点に抑えたいです。これからホームの連戦が続くので、サポーターの皆さんと勝利の喜びを分かち合えるように一つずつ戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
U-21日本代表候補合宿に参加して同年代の選手たちからたくさんの刺激をもらいました。なかでもJ1でプレーする選手と練習して、彼らのプレーの質と比較すると自分はまだまだ足りない部分を感じましたので、クラブに戻ってあらためて努力していかなくてはいけませんし、クラブで試合に出て結果を出し続けることが大切です。もっとゴールやアシストの部分で頑張ってチームを勝たせられる存在にならないといけないですし、フィジカル面の強さを高めていきたいです。
今季はすべての試合に出場できていることで、公式戦の雰囲気に慣れてきましたし、ナーバスにならずに良い緊張感を保てるようになっています。個人的に霜田監督から攻守において判断の質を上げるように言われているので、そこを伸ばしていきたいです。岩手戦では勝利のためにゴールを決めるというところにフォーカスしてプレーしていきたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
7 | シュート | 9 |
---|---|---|
7 | GK | 7 |
3 | CK | 6 |
12 | 直接FK | 7 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
試合序盤、攻撃では、右は武田、左は小野が高い位置に上がって幅を取り相手の守備網を広げ、低い位置からのビルドアップを目指した。しかし、ボールホルダーに対してパスを要求する動き出しが少なく、低い位置から中盤に差し掛かるところで相手のスライドを上回ることができずに苦しんだ。何度か中盤でワンタッチパスを使って打開したが、岩手の守備は3-4-3で中盤に厚みを持たせてプレッシャーをかけてくる上、自陣に下がると5-4-1でスペースを消してくる。
攻め手を欠くなか、28分に中盤から前線に入れた浮き球を河田が振り向きざまにシュート。シンプルな形でゴールに迫った。30分には、柴山が右に展開し、三門のクロスを菊地が相手と競りながらヘディングシュートで狙ったが、ゴールの枠を外れた。さらに34分、武田が右前方へ展開し、抜け出した河田が前に運んでクロス。逆サイドへ走った武田が左足のボレーシュートを狙ったが、これもゴール左に外れた。
スコアレスで迎えた後半は、互いに選手交代で打開を図った。霜田監督は出場時間の長い左の柴山、小野をベンチに下げて中野、吉永を投入。対する岩手は、パワーのあるブレンネルを前線に投入してきたが、それでも試合は動かない。少しずつ岩手がボールを持つ時間が増えたが、決定機は与えなかった。
霜田監督は、67分に三幸と泉澤を投入。泉澤は6年ぶりのチーム復帰後初出場。大きな拍手で迎えられた。泉澤は「(拍手を受けて)うれしかった。移籍してからもこのクラブが好きだったし、戻ってきたい思いもあった。ピッチに入った瞬間、懐かしさというか、自分のなかでこれやこれやという感覚を思い出した」と久々のピッチの感覚を確かめた。
岩手も直後に2人の選手を交代。勝負に出ると、ここから試合に動きが出てきた。最初に訪れたのはピンチだった。72分、岩手のMF弓削のミドルシュートがクロスバーを直撃。跳ね返りをFW中村がボレーで合わせたが、これもポスト。こぼれ球を拾ったブレンネルにもシュートを打たれたが、西村と新里がブロックし、GK南がキャッチ。ヒヤリとさせられたが、難を逃れた。
ピンチのあとにはチャンスあり。左サイドで泉澤が得意の急発進ドリブルで相手をかわした場面から左CKを獲得。三幸が蹴ったボールは相手GKを越えて、新里がヘディングシュート。しっかりとゴールに向かったが、カバーに入っていた相手DFに弾き出された。
試合終盤は、昨夏に負傷して以来の公式戦復帰でも「思ったより動ける感覚があった」と話した泉澤が左サイドで個人技を発揮し、何度もクロスを供給したが、シュートにつながらなかった。
79分にはアクシデントが発生。GK南がボール処理後に倒れて交代を要求。代わって、今季途中で加入した志村が初出場。85分に弓削のミドルシュートを横っ飛びで防いで見せた。
しかし、アディショナルタイムに入ったところで、守備網を破られた。中村に右サイドを突破され、クロスを小松に決められた。その後も、1対1になりかけた場面を志村が鋭い飛び出しで防ぐなど対抗したが、追いつくことはできずにタイムアップ。7連敗で最下位に沈んでいた岩手に0-1で敗れた。
これ以上なく痛い敗戦だが、中2日で首位・仙台とのホームゲームが待っている。急な出場でも奮闘した志村は「1対1の対応はずっと得意と言ってきたし、自分の強さを見せられたのは良かったと思うけど、すぐに次の試合がある。勝利をつかめるように続けていきたい」と顔を上げた。首位をたたくことで、この敗戦による落ち込みを振り払ってもらいたい。
(総評:平野 貴也)
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なぜそうなったのかはわかりませんが、うちのチームらしくない、ミスが多い、ボールがつなげない、球際で負けてしまうというのは一番やってはいけないことです。気持ちも入っていたと思いますし、油断していたわけでもないですが、長崎戦、大分戦であれだけできたことが、今日はまた違ったゲームになってしまいました。
GKの南が負傷してしまったことは本当に心が痛いです。それでも中2日でまた戦わなくてはいけないので、顔を上げて、戦えるメンバーをピックアップして、ピッチに送り込みたいと思います。
この3日間の準備がどうだったのかはわかりませんが、なぜこのようなゲームになってしまうのか、メンタルなのか、フィジカルなのか。戦術的なところは何も変えていませんし、相手のやることもちゃんとわかっていましたし、これほどボールがつなげないチームはひさしぶりに見ました。
ひどいゲームをしてしまいましたが、そのなかでもポジティブな部分では泉澤が帰ってきたり、戦える人間が少し増えてきてはいます。過密日程の連戦になりますし、1人で試合を決められる選手はなかなかいないので、戦える選手の層を少しずつ厚くして、皆の力でやっていかないといけないと思います。
今日の試合が僕らのMAXではないと思っています。こういう試合のあとなので、首位の仙台との試合は周囲からすると厳しいと思われるかもしれませんが、今日このような試合になるとは誰も予想できなかったと思いますし、次の試合がどうなるかは誰にも予想ができません。次もホームゲームですし、中2日で疲れているというような言い訳はせずに、気持ちのこもった試合をやって、勝点3を狙いにいかなくてはいけないと思っています。
ひさしぶりの出場となりましたが、自分はボールを味方に預けてそのあとに相手の背後に出ていくことが特長なので、そこを意識してプレーしました。
ベンチで見ているときから左サイドの裏が空いているのがわかっていたので、もっとそこを狙ってプレーしていくべきでした。仁くん(泉澤)はサイドでの1対1では必ずドリブルで抜けると思っているので、仁くんにスペースを与えることを考えて内側をランニングしました。
平日のナイトゲームにもかかわらず多くのサポーターが来てくれたなかで負けてしまったことが悔しいですし、こういった試合を勝たなくてはいけません。土曜日のホーム仙台戦は全員でもっと前へ前へプレーする姿を見せたいと思いますので、応援をよろしくお願いします。
いつでも出られるように毎試合準備をしていたので、急遽の出場となりましたが慌てることなく試合に入れたと思っています。ただ、残り時間が少ないところで失点をして負けてしまったことは反省しないといけません。
すぐに次の試合があるので、しっかり反省をして気持ちを切り替えたいです。交代枠を使い切ったあとにアクシデントがあったなかで、DFラインとコミュニケーションをとってやっていましたが、全体を含めてもっとやっていかないといけないと感じています。
負けてしまいましたが、1対1の場面では自分の強みを出してピンチを防げたので、次の試合でもそういったプレーを続けていき、勝利をつかめるようにプレーしたいです。
チームのみんなのプレーを理解するのに時間がかかってしまい、様子を見ながらプレーして試合が終わってしまった印象はあります。勝たなくてはいけない状況だったので、シンプルにクロスを上げるケースも多かったかなと思います。時間帯的にも、引分けで終わるというよりは勝点3を取りにいきたかったので、少しシンプルなプレーになってしまいましたが、個人的には「思ったよりも動けるな」という感覚がありました。
早くスタメンで出てチームを助けて、もう一度、6年前、7年前のような雰囲気に戻したいですし、頑張るだけだと思います。
ピッチに入る瞬間にサポーターの皆さんが温かく迎えてくれてすごくうれしかったです。6年前に移籍してからもこのクラブが好きでしたし、戻ってきたいという思いはすごく強かったので、あとは勝利に貢献できるように、プレーで表現したいです。
チームを立て直すには、得点を取って失点を減らすという目に見える成功体験が必要だと思っています。そういう意味では失点の部分でクリーンシートを一つの目標にしていましたので、それを能力の高い選手が揃う長崎相手にできたことはとても良かったです。大分戦ではなかなかできなかった攻撃でも、ボールを握り決定機を作れたので、勝点3を取りたかった引分けでした。
いま、選手に自分の可能性を拡げるためにも、考え方や取り組みを変えるように促しているなかで、まずは僕が変わらないといけない。守備の部分の引き出しを増やして失点を減らしながら、現状に満足せず、結果にこだわりチーム戦術を落とし込んでいきたいです。
岩手は10日間ほど全体練習ができない状況でしたが、こういう厳しいときのほうがモチベーションを高く持って臨んでくると思うので、いつも以上に警戒することが必要です。僕たちは守備の意識が統一されてきた手応えがあるので、良い守備から良い攻撃につなげる戦い方を徹底し、ホーム3連戦の初戦、サポーターに勝点3を届けたいと思います。