山口
- 72' 矢島 慎也
大宮
今シーズンから副キャプテンを務めさせてもらっていますが、試合中のコミュニケーションであったり、リーダーシップというところは自分のなかでも課題としていて、そういった部分でもチームを引っ張っていきたいです。
開幕戦は、必ず勝点3を取らなければいけない試合だと思っています。難しい試合になるのはわかっていますが、ここまでやってきたことをしっかり出して、積極的なプレーであったり、守備でも前から行けるようにチームとしてやっていきたいですし、個人としても無失点で抑えることにこだわってプレーしたいです。
必ず勝点3を取ってホームに戻って来たいと思いますので、遠い山口での試合ですが、スタジアムに足を運んでいただければうれしいですし、DAZNでも応援いただければと思います。勝利を届けられるように頑張ります!
去年と比べても、よりお互いに要求し合うことであったりコミュニケーションは増えていますし、プレーの強度も上がっていると感じますが、まだまだ上げていかなくてはいけないと思っています。
山口は4-3-3で後ろからボールをつないでくる、足元の技術が高い、少しやっかいな印象がありますが、逆に引っ掛けるチャンスも必ずあると思うので、そこは狙っていきたいです。
アウェイゲームになりますが、開幕戦でしっかり勝利を収められるように、チーム全員で練習から取り組んでいます。シーズンの最後にファン・サポーターの皆さんと笑って終われるように、まずは開幕戦でしっかり勝って「寝ても大宮」を歌いたいです。熱い声援、よろしくお願いします!
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
9 | シュート | 10 |
---|---|---|
13 | GK | 7 |
3 | CK | 8 |
8 | 直接FK | 14 |
5 | 間接FK | 5 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
2023シーズンの明治安田生命J2リーグが、遂に開幕した。
大宮の対戦相手はレノファ山口FC。2年目の相馬監督が率いるチームが、どんな一歩を踏み出すのか。ここ数シーズン悔しさを味わってきた既存の選手たちが、さらには決意と野心を胸に移籍してきた新加入選手たちが、どのようなプレーを見せてくれるのか――。
否が応でも期待が膨らむ、注目のアウェイゲームだ。
「まずは、少しでも勝利に近づくために、このゲームでしっかりと自分たちが持っている以上のものを出す、その準備をしていきたい」と語っていた相馬監督は、大事な開幕戦に次の11人を選んだ。
ゴールマウスに立ったのは期限付き移籍先のV・ファーレン長崎から戻ってきた笠原昂史。最終ラインには岡庭愁人、新里亮、袴田裕太郎、茂木力也と、いずれも在籍2年目の4人が並んだ。中盤では栗本広輝と小島幹敏がダブルボランチを形成し、両サイドには柴山昌也と愛媛FCへの育成型期限付き移籍から復帰した大澤朋也という“同級生コンビ”。前線は昨季のチームトップスコアラー富山貴光と、キャンプから好調を維持する中野誠也の2トップだ。
雨が降りしきるなか、山口のキックオフで始まった試合は一進一退となる。両チームともに相手の高い最終ラインの裏を突くシンプルな縦パスが、オフサイドの網にかかりチャンスには至らない。しかし11分、最初に決定機を掴んだのは大宮だった。
ピッチ中央で袴田からパスを受けた大澤がドリブルでボールを運び、相手を引きつけてから右サイドの柴山へ。柴山は間合いを詰めてきた相手2人との駆け引きを制し、右足でファーサイドへクロスを送る。そこへ飛び込んできた茂木が完璧なタイミングでヘディングシュートを放ったが、GK関のセーブに防がれ先制点とはならなかった。
その後は、ともに主導権を握れず、ボールポゼッションは互角。思うようにパスが繋がらず、なかなか攻め込めない時間帯が続く。大宮は守備で奮闘。栗本と小島が中盤の底で体を張り、ゴール前では新里、袴田の2人が粘り強い守備でフィニッシュを許さなかった。40分、相手CKから訪れた連続ピンチの際は、笠原のファインセーブと栗本の素早い反応で難を逃れた。
後半開始直後、いきなり訪れたヒヤリとする場面でも集中力の高さが光った。フリーでボールを持った吉岡の鋭いクロスは、新里が戻りながらギリギリのタイミングで触り、CKに逃げる。その背後から皆川が走り込んでいただけに、あわやというシーンだった。
51分、柴山の積極的な左足シュートが相手GKにセーブを強いたが、それ以降はパスを回される時間が長くなり、我慢の展開に。前半のようにはプレッシングが掛からず、中盤でボールを奪われてゴール前へ侵入される場面も見られた。
均衡を破るため、相馬監督が動いたのは66分。大澤に代えて新加入のアンジェロッティ、富山に代えて大卒ルーキーの高柳郁弥がピッチに送り込まれた。
しかし、最初にネットを揺らしたのは山口だった。72分、サイドを突破してきた小林のクロスは袴田が何とか弾き返したが、こぼれ球を昨季まで大宮アルディージャに在籍していた矢島に拾い放たれたシュートは、岡庭、袴田、新里の必死のスライディングも及ばずゴールに吸い込まれ、痛恨の失点を喫した。
終盤にかけて柴山のFKから袴田がゴールに迫り、小島の縦パスを受けた途中出場の室井彗佑が思い切って勝負を挑み、アンジェロッティが高い技術で攻撃を組み立てるなど何度か見せ場は作ったが、1点が奪えない。
後半アディショナルタイムに訪れたCKではGK笠原も前線まで得点を狙いに行ったが、0-1のまま試合終了のホイッスルを聞く結果となった。
試合後、相馬監督は「やっていくしかないと思っています。開幕ですべてができ上がっているわけでは当然ないし、選手たちがたくさんチャレンジしてくれたので、それをしっかり成長につなげられるように、次の勝点3につなげられるようにしたいと思います」と前を向いた。
待望のホーム開幕戦は1週間後。ツエーゲン金沢を迎えて行なわれる。
(総評:粕川哲男)
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まず、今日雨のなかでも大宮からたくさんのサポーターに来ていただいたことに、本当にありがとうございましたとお伝えしたいです。
開幕戦を一緒に勝利したいと思っていましたが、残念ながら今日は叶えることができませんでした。試合全体を通して90分間ずっと、すべて自分たちの思ったようなゲーム展開にならないことは当然分かっていましたが、選手たちのチャレンジがあって、良い時間も作れたと思っています。
もちろん、そのチャレンジによって出てきたエラーもいくつかありましたが、そのあたりを含めて我々は今シーズン、チャレンジャーとして戦っていくなかで、守りに入るのではなく自分たちから奪い取りに行くという姿勢を、選手たちが見せてくれていたと思います。それを結果として勝ちに変えられなかった部分をしっかりと受け止めて、またやっていきたいです。
僕自身もそうですが、前半のチャンスを決め切れないとこのような結果になってしまうと、あらためて感じました。
キャンプから左サイドをずっとやっていましたし、右と左では体の向きが逆になるので、ちょっと難しい部分もありますが、長い間プレーしてきたので気になることもなく、すんなり今日のゲームにも入れました。左サイドでずっと試合に出続けられるように、何かアクシデントがあれば右もできるというのは自分の良さでもあるので、チームのために良い準備していきたいです。
失点のところは、クリアやシュートブロックでの本当に細かいところの差だったと思いますし、相手はあれを決めて、自分たちはあのようなチャンスを決められなかったところの差だと思います。あらためて勝負はそういったところで分かれると感じましたし、次からこのような試合を自分たちが勝ち切れるように、まだシーズンはこれから長いので、この敗戦を無駄にしないように、1試合ずつ戦っていきたいです。
守備は(茂木)力也くんと声を掛け合いながら、手ごたえを感じてプレーしていましたが、攻撃の部分でもっとゴールに近いところでプレーしなければいけないと感じています。
前半は自分たちの守備がハマっていて失点をする気配はなかったので、前半のうちにゴールを取れたら良かったです。
サイドハーフは特にボールを失ってはいけないですし、自陣でまずは失わないことを意識しながらプレーしていました。相手陣内に入ったらもっと仕掛けられたと思いますし、シュートの回数や最後のクオリティが全然足りなかったと感じています。
J3とJ2ではレベルが違いますが、自分のなかでも意外とできるなという手ごたえはあったので、次からはもう少し余裕を持ってプレーできると思います。チームとしても個人としても、綺麗にプレーするだけではなく、泥臭くどんどん前へ行けたらもっと相手の脅威になれると思います。
自分たちにチャンスがなかったわけではなく、セットプレーも多かったので、チャンスをモノにするゴール前でのクオリティが必要だと感じていますし、とても悔しい敗戦です。
後半は相手に持たれる時間が多かったので、自分たちの時間が増えれば良かったのですが、ミスが多かったと感じています。相手がハイラインだということもあり、裏に蹴った方が良いと感じることもありますが、そればかりでも厳しいです。もう少しつなぎながら、しっかり握る時間を作っていきたいです。相手陣地へ入ってから少しタメを作れましたが、後半はセカンドボールを回収されて苦しい展開が続いたので、修正していきたいです。
栗くん(栗本)とは、工夫をしていかないといけないと話しましたし、センターバックの2人とも、ビルドアップのところであらためてすり合わせていきたいです。
ここまで守備のトレーニングにも時間をかけてきましたが、自分たちはチャレンジャーという立場ですし、多少リスクを負ってでもプレーしなければいけない部分もあります。とはいえ、バラバラにプレーするわけにはいかないので、選手たちが自信を持ってその形を出せるように、試合に臨めるようにということを一番に考えています。
開幕戦は大事だと思いますし、重みのある試合だと思います。ただ、それでも42分の1ですし、勝っても6ポイントもらえるわけではありませんが、勝てば次のゲームのポイントが取りやすくなることも事実です。このゲームを落とすか、しっかり勝って帰って来れるかで大きく違うと思います。まずは、少しでも勝利に近づくために、このゲームでしっかりと自分たちが持ってる以上のものを出す、その準備をしていきたいです。