熊本
- 29' 島村 拓弥
- 33' 平川 怜
- 90+4' 土信田 悠生
大宮
浦上選手とCBを組みましたが、2人で声を掛け合いながら、試合中にうまくいかない場面でも改善しながら乗り越えることができました。相手のFWの選手への対応も、2人で協力して我慢強くやり続けられたと思います。チーム全体として前から良いプレッシャーをかけてくれていたので、後ろも押し上げることができましたし、全員が「ボールを奪いに行く」という意識が高まってきていて、実際に奪えるシーン増えているので、意識の共有や強度にもっともっとこだわって高め続けていきたいです。
勝ったあとの試合はすごく大事になってきますし、ここで連勝できればまた次につながると思います。まずは、次の1試合に勝つことだけ考えて挑みたいです。
ホーム開幕戦では、非常に多くのサポーターの皆さんがスタジアムに足を運んでくださって、本当に僕らの力になりましたし、もっともっと多くの方にスタジアムに足を運んでいただけるよう僕たちも頑張りますので、引き続き応援をお願いします!
小島選手とは昨年の途中から一緒に出る時間が多くなりましたが、お互いの特徴や求めていることなど、分かり合える部分が増えてきていてやりやすいですし、もっともっと良くなっていけると思っています。
熊本は多くの選手が入れ替わりましたが、監督であったり中心の選手は残っている印象です。勝つために、自分たちが強度を持って、やるべきことをやらなければいけません。前節はもっと早い時間帯で得点できる場面があったと思いますし、一方で何度かカウンターを受けてしまったり、試合終盤に押し込まれる場面もあったので、そういった点は改善していきたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
14 | シュート | 8 |
---|---|---|
15 | GK | 7 |
4 | CK | 5 |
7 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
明治安田生命J2第3節は、熊本とのアウェイゲームだ。この試合に勝つと、J2アウェイ通算100勝となる。スタメンは前節と同じで、控えには今季初めて河田が名を連ねた。
序盤から自陣での攻防が続いた。4-4-2のブロックを敷きながら、最終ラインが押し上げてコンパクトさを保つ。3-3-1-3の熊本とはシステム上のギャップが生じるものの、ブロックの間でボールを引き出そうとする相手選手を、危険な場所でフリーにさせることはない。12分にはペナルティエリア右外からミドルを浴びるが、笠原が左足ではじき出した。
この試合初めてのシュートは、21分に記録された。左SBの茂木が内側のレーンに入り、ペナルティエリア手前から右足で狙った。22分には岡庭のクロスに、アンジェロッティが飛び込む。
29分には先制点を許す。右サイドからのパスに対して横のスライドが間に合わず、ペナルティエリア内で相手FWをフリーにしてしまう。笠原のセーブも及ばなかった。さらに33分、ペナルティエリア内でパスをつながれ、至近距離から2点目を蹴り込まれた。
2点のビハインドを背負ったなかで、36分に決定機をつかむ。高柳のクロスをアンジェロッティが右足で背後へ流し、ボールは中野につながる。背番号9はシュートコースを作り出したが、左足の一撃は相手DFにブロックされた。
後半は選手交代なしでスタートする。立ち上がりに右サイドで直接FKを得ると、高柳が中央へ低いボールを供給する。これを浦上がヒールで残し、中野が右足で狙うが枠を逸れる。
49分には右CKから相手守備陣を脅かす。ペナルティエリア外からフリーで走り込んだ栗本が、ヘディングシュートを放った。デザインされた形である。
その後も高い位置からのプレスでボールを回収し、敵陣での攻防を続けていく。自陣からのビルドアップで、敵陣まで持ち出すこともできている。前半とはまったく違う展開で、試合は進んでいった。
63分には選手交代が行なわれる。柴山、中野、アンジェロッティが退き、室井、河田、富山がピッチに入る。室井は2列目右サイドに入り、河田と富山は2トップを組む。
直後の65分、決定機をつかむ。右サイドに流れた河田が、攻め上がってきた岡庭にパスをつなぐ。岡庭はサポートした小島にボールを預け、リターンパスを受けてペナルティエリア内から左足で狙った。相手GKがわずかに触れたボールは、左ポストを叩いた。最終ライン両サイドを担う岡庭と茂木は、後半に入って何度もアタッキングサードに侵入している。
72分、相馬監督が4人目の交代選手を送り出す。栗本が下がり、大山がピッチに立つ。背番号15は3試合連続の途中出場だ。
その大山の直接FKから、76分に相手ゴールに迫った。ペナルティエリア左で袴田が空中戦に競り勝つと、ゴール前への折り返しを河田が右足ボレーで叩く。鋭い一撃がゴールを襲ったが、わずかに右へ外れた。
ここまでは大宮の時間帯だった。1点取れば流れは変わる。変えられる試合展開である。しかし81分、アクシデントが発生する。縦パスの処理を誤った浦上が、相手選手を引き倒してしまう。退場処分が下された。
相馬監督は浦上に代わるDFとして、新里を投入する。守備が瓦解することを食い止め、数的不利のなかで得点を目ざしていく。
しかし90+4分、1本の縦パスでDFラインの背後を取られ、3点目を献上してしまう。笠原はその直前に1対1を阻止し、失点後もピンチを防いでいる。彼を責めることはできなかっただろう。
試合後のフラッシュインタビューに応じた相馬監督は、「0-2から1点取ってという展開にしたかったのですが、選手たちはいいトライをしてくれた」と話した。公式記録によれば、前半は1本に終わったシュート数を、後半は熊本と同じ7本に増やした。攻勢に転じた後半の戦いぶりは、次節につながるだろう。ホームに戻る次節は、強いメンタルで勝利をつかみ取りたい。
(総評:戸塚啓)
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ゲームの入りは決して悪くなかったのですが、立ち上がりは思ったような展開ではありませんでした。自分たちが敵陣に入ってボールを奪ったり動かすことができたのは、失点するまででだったと思います。何回か熊本の攻撃を受けることもありましたが、我々の時間もしっかり作ることができたと思っています。ただ、先制点を取られてからは少し頭が下がってしまった部分がありましたし、早い時間に続けて2点目を奪われたことも含めて、非常にもったいなかったと感じています。
後半は、もう一度チャレンジャーらしく軸足を前にプレーしようと送り出して、選手たちもプレーで表現してくれたと思います。流れの良かった10分、15分の間に1点取れていればまた展開も違ったと思うのですが、そこで取り切れずに相手も慣れてしまって、退場者が出たあとにひっくり返された形から3点目を奪われました。
我々がトライしている部分をまたしっかりと続けながら、次の試合に向かって準備していきたいです。
DFラインもコンパクトなので、相手に外に張られるとピンチになりやすく、それは戦術なのでしょうがないですが、特に前半はセカンドボールを拾うことだったり、もっとうまくできたかなと思います。
1回解放できたらきっと違いますし、1回解放できれば落ちつくので、それができれば良かったです。熊本の強度の高さはすごかったですし、切り替えも速かったですが、それでももっとうまくできたかなと。DFが4枚の相手と3枚の相手だとまた違いますし、どちらでもうまく戦えるようにしたいです。
セカンドボールを拾ったタイミングでの自分たちの距離が少し遠く、つないだりワンツーをすることだったりも難しくて、自分たちがやろうとしていたことがあまりできなかった試合でした。
ただ、これは日々のトレーニングで十分に修正できる部分ですし、チームの仲間にはすばらしい選手たちがいるので、しっかり修正して、次の試合に生かしたいです。
相手がボールを動かすことがうまいからといって、失点を減らすためにブロックを敷くやり方ではないので、プレッシャーのかけ方の質を上げることにフォーカスして、改善点を見い出していければと思います。
連敗はしたくないですし、次はホームで戦えるので、磐田はボールをつなぐのがうまいチームですが、今日の反省をしっかり生かして準備していきたいです。
熊本戦では、自分たちの時間が増えればそれに越したことはないですが、相手も型のあるチームなので当然我慢する時間も出てくると思います。昨年のプレーオフまで行っているチームですし、選手が入れ替わった部分もありますが、それでも経験値のあるチームですので、そういった相手に対して我々がチャレンジするゲームになると思います。
連勝するというよりは、まずは目の前のゲームのことしか考えていません。シーズンを通して考えれば連勝することは大事なことですし、勝ちが続かないと勢いがつかない部分も当然ありますが、そういった見方というよりは、この1試合にしっかりとチャレンジしにいく、そこを強調したいと思います。