いわき
- 22' 山口 大輝
- 59' 遠藤 凌
大宮
- 16' 袴田 裕太郎
連敗を止められたことは大きかったと思いますが、前節の勝点1を意味のあるものにするために、次のいわき戦で勝たなくてはいけません。いわきのサッカーは、どちらかというと秋田に少し似ている印象がありますがその勢いに負けないことと、チャンスは必ず来るので、そこでいかに冷静に決め切れるかが大事になってくると思います。
いわき戦でしっかり勝点3を取ることで、岡山戦の勝点1が意味のあるものになるので、次はアウェイですが必ず勝点3を持ってホームに帰れるように、しっかり戦ってきたいです。連戦ですぐに次の試合があるのは良いことだと思いますし、チームとしてしっかり勢いに乗れるように頑張ります。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
10 | シュート | 10 |
---|---|---|
9 | GK | 10 |
2 | CK | 7 |
8 | 直接FK | 9 |
1 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
先発の布陣は前節と同じ4-4-2。右SHは山崎から柴山に代わった。左SHには、前節に続いて茂木が起用された。
立ち上がりは、ともに積極的に相手の背後を突く攻防。5分、室井が前線でポイントを作り、サイドでパスをもらい直してクロスを送るとアンジェロッティが飛び込み、鋭い攻撃を見せた。9分には、室井が左のタッチラインからカットインしてインカーブの惜しいシュート。
サイドを起点とした攻撃は、効果的だった。左サイドのFKからこぼれ球を茂木がシュート。左CKを柴山が蹴ると、ゴール正面でアンジェロッティが競り合ってファーサイドへ流したボールを袴田が左足のワンタッチでゴールへ押し込み、16分で先制に成功した。
ところが、リードを得て自陣でパスを回して時間を保つ狙いは、果たせなかった。22分、自陣右サイドで縦パスを入れられると、クリアをしきれずペナルティエリアに侵入され、鋭角からのシュートですぐに同点とされた。
すると試合のペースを奪われ、立て続けに右サイドを押し込まれた。28分には中央へパスを通され、フリーでシュートを打たれるピンチ。相手のシュートミスに助けられたが危険だった。その後も相手のハイプレスに苦しみ、なかなか敵陣に押し込めず、相手ペースのまま前半を終えた。
後半は、石川をベンチに下げて大山を投入。貫が高い位置を取って攻撃に出た。50分、貫のクロスから茂木がヘディングシュート。前半とは違い、自陣に押し込まれてもボールを奪ってパスをつないで押し返すこともできるようになってきた。
しかし、それもわずかな間だった。いわきのプレッシングによって自陣で奪い返されて2次攻撃を受ける場面もあり、59分に自陣でファウルの判定を受けると、FKからのヘディングシュートで逆転を許した。
66分、相馬監督は中盤の両サイドに泉澤と山崎を同時に投入。攻撃の活性化を図った。しかし、自陣から押し返す段階で相手のプレスに選択肢を削られ、思うように敵陣へ進めない展開は変わらない。
敵陣へ侵入すれば、泉澤がカットインシュートやクロスでゴール前にボールを送ったが、決定機は作れず。74分に富山、岡庭を投入した後も足下に飛び込んでくる相手にシュートをブロックされた。それでも、終盤は守備を固める相手に岡庭からのクロスを中心に攻め続けた。
82分、岡庭が右サイドを突破して富山がニアサイトでスライディングシュートを放ったが、相手GKがセーブ。その後も岡庭が何度も力強いクロスを送り、袴田を前線に残したが、最後まで中央で合わせることはできなかった。
1-2のままアディショナルタイムの5分が過ぎ、タイムアップ。5連敗中だった相手に勝点3を与えて最下位へ落ちる、これ以上なく痛い敗戦となった。
チームの武器である走力を前面に出して徹底した相手に対し、速攻、ポゼッション、サイドアタックと状況に応じたプレーを選択したが、遂行力で上回ることができなかった。
やるべきことをシンプルにして、迷いなく戦えているか。局面で相手を上回り、味方を支えるプレーができているか。得意、あるいは効率的なプレーができないなかでも我慢強く戦えているか。それぞれが見直して臨み直すほかない。
次節は、中位につけている仙台とホームで対戦する。苦境でもともに戦う姿勢を持つファン、サポーターの後押しを受け、流れを変えるゲームを見せなければならない。
(総評:平野 貴也)
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平日のナイターにもかかわらず、大宮からたくさんのサポーターの皆さんに来ていただきましたが、本当に申し訳なく思っています。
リードする展開で、色々な要素はありましたが結果的に逆転されて、最後もボックス付近でチャンスがまったくなかったわけではないですが、そこで押し込む力がなかったと感じています。
サイドを変えながら相手を動かして、そこで攻撃を組み立てることを狙っていましたが、その狙いが出た部分も多々あったと思います。ただ、そこからいざ突破しようという部分でミスが出てしまったり、勝てていないことも含めて、チャレンジしても良いところで下げてしまう場面もありました。良い形でサイドで優位性を出せそうなときに行き切れなかったり、サポートが遅れたりという部分も含めて、もう1つ相手の脅威になり切ることができませんでした。
またすぐ連戦になりますので、引きずらずに次のゲームに臨めるようにしたいです。
下がりすぎずに前でポジション取ることで、セカンドボールを拾えるように意識していました。
クロスまで行けているシーンは結構ありましたが、相手のCBの楔に対するアプローチや締め方は相手のストロングで、逆にサイドの対応やサイドの裏の対応は、相手が前に行きたい反面、ウィークになると感じていました。
クロスはいつもより可能性があるところに入っていたとは思いますが、あとは最後に迫力を持って中に入っていく部分が必要だと思います。
結果として自分が出た後半で0-1なので、本当に自分の責任だと思います。今日で最下位になり気持ち的にも難しいですが、すぐに試合は来るので、どうしたら勝てるかを考え続けるしかないですし、できたことも探しながら、気持ちを前向きにする必要があると思います。
失点したあとの時間もすごく悪いわけではなかったと思いますが、やはりあっさり失点してしまったことで、自分たちで難しい状況にしてしまったと思います。
相手がボールサイドに人数をかけてくることはわかっていましたが、1失点目の場面のように、球際の部分や、ペナルティエリア内は個人戦術だと思います。チームとしての守り方というよりは、選手個人がどう守るかで、最後に足を振らせないとか、そういった部分に尽きると思います。
今日のようなことが起きないように、普段の練習から意識して身につけていかなければいけないですし、 個々がレベルアップしていく必要があると感じています。
結果が出ていないなかでも、たくさんのサポーターの皆さんがが来てくださったのですが、このような結果になってしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
やり方がはっきりして、守備と攻撃の整理もできつつあるなかで、セットプレーから先制することができたのですが、リードしている状況をもっと全員が理解しなければいけなかったと思います。相手の勢いがあったとしても、自分たちがリードしているという戦い方をする必要がありました。
背後を狙うことが相手にとって一番嫌なことですが、ただ1回ゲームを落ちつかせる技術であったり判断という部分は、選手全員がもっとコントロールしなければいけません。
これがいまの順位にいる、僕たちの弱さだと思います。1-1のままでゲームコントロールして最後仕留める力をつけていかなければ、接戦の試合をモノにできないし、それはシンプルに弱さだと思います。
本当に一人ひとりの意識を変えていかなければ、何も変わらないと思います。変えていくものは変えて、やり続けることはしっかり信じてやり続けないと何も変わらないので、自分自身にも問いかけつつ、皆で共有しながらやるしかないと思います。
負けが続いて自信が失われていくなかで、岡山戦では「しっかりと守備をして、そこから良い攻撃につなげる」という意図を持って、人や配置を少し変えて臨みました。すべてが良かったわけではないですし、攻撃に切り替わったあとの部分ではもう一歩必要なところもあると思っていますが、人や配置を変えたなかで狙っていた部分を出せた場面もありました。
いわきは推進力のあるサッカーする印象で、そこにこだわってやっていると思います。そのスタイルでJ3を優勝して昇格して来ているので、自信を持っていると思います。お互いに良いチーム状況ではないかもしれませんが、前に進むためにどちらがポイントを取れるかというゲームになると思います。
連敗が止まったとはいえ勝ててはいないですし、前節の勝点1でも皆に元気が出た部分は当然あると思いますが、ここで勝つことができれば大きなパワーが出てくると思うので、そのためにも良い守備から良い攻撃という形が出せるようにしたいです。