試合経過
多彩なセットプレーをしのぎ、一刺しを。 再び問われる“反発力”

長澤徹監督は、大宮を指揮し始めた昨季からことあるごとに「勝っても負けても次」と繰り返し、選手たちの集中力と士気を維持してきた。勝って驕らず、負けて怯まず、日々の練習に全力を傾けながら眼前の試合で勝利を追求する姿勢は、大宮のユニフォームを着る選手全員に浸透している。
徳島との前節は今季二度目の完封負けとなった。連敗だけは避けたい今節、鳥栖に今季初めて敗れた翌節に水戸にしっかり勝利したのと同じく、敗戦から学んで勝点3を手にできるか。
ホームに迎える大分は、前節の愛媛戦で今季2勝目をあげるなど調子を上げつつある。ここまで引分けが多く、順位こそ中位だが、片野坂知宏監督が通算8年目の指揮を執るチームはJ1やJ2で実績のある選手が多く、地力はJ2でも上位だ。
今後のリーグ戦のことを考えれば勢いに乗らせたくない相手を前に、大宮としては、数的不利となりながらも二度追いつき、最後は選手一人ひとりの頑張りでPK勝ちしたルヴァンカップ1回戦いわき戦のような熱闘で、歓喜につなげたい。
大分は得点力が課題だが、流れと関係のないセットプレーは大きな強みとしている。左足の天笠泰輝、右足の宇津元伸弥、野村直輝など良質なキッカーがそろい、有馬幸太郎がターゲットとなる。工夫を凝らしたCKやFKも用意しているだけに、目と足が遅れがちな1本目のセットプレーは、特に注意したい。吉田真那斗のロングスローへの対応も不可欠だ。
両サイドが下がって5バックとなる大分の堅守を崩すのは、簡単ではない。球際、攻守の切り替え、ハードワークといったベースで上回り、ショートカウンターから前線の多彩なアタッカー陣のゴールに期待したい。
(総評:平野 貴也)
徳島との前節は今季二度目の完封負けとなった。連敗だけは避けたい今節、鳥栖に今季初めて敗れた翌節に水戸にしっかり勝利したのと同じく、敗戦から学んで勝点3を手にできるか。
ホームに迎える大分は、前節の愛媛戦で今季2勝目をあげるなど調子を上げつつある。ここまで引分けが多く、順位こそ中位だが、片野坂知宏監督が通算8年目の指揮を執るチームはJ1やJ2で実績のある選手が多く、地力はJ2でも上位だ。
今後のリーグ戦のことを考えれば勢いに乗らせたくない相手を前に、大宮としては、数的不利となりながらも二度追いつき、最後は選手一人ひとりの頑張りでPK勝ちしたルヴァンカップ1回戦いわき戦のような熱闘で、歓喜につなげたい。
大分は得点力が課題だが、流れと関係のないセットプレーは大きな強みとしている。左足の天笠泰輝、右足の宇津元伸弥、野村直輝など良質なキッカーがそろい、有馬幸太郎がターゲットとなる。工夫を凝らしたCKやFKも用意しているだけに、目と足が遅れがちな1本目のセットプレーは、特に注意したい。吉田真那斗のロングスローへの対応も不可欠だ。
両サイドが下がって5バックとなる大分の堅守を崩すのは、簡単ではない。球際、攻守の切り替え、ハードワークといったベースで上回り、ショートカウンターから前線の多彩なアタッカー陣のゴールに期待したい。
(総評:平野 貴也)
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選手コメント
徳島戦は、勝たなければいけない試合でした。課題も出たので、この負けをしっかりこれからに生かしていかなければいけないと思います。自分自身もチャンスがありながらなかなか決められていないので、ただ、取りたい取りたいという気持ちが強すぎると取れなくなってしまうので、これからしっかり量産して、前節負けたような試合を勝ちに持っていけるようにしなければいけないと思っています。
試合の入りの部分とか、自分たちから圧力をかけるというところは、鳥栖戦もそうですがちょっと後手に回った感じもしたので、自分たちからもっとプレッシャーをかけるというのはホームではいい感じにできるところもありますが、もっともっと強気に行きたいかなと思っています。チャンスは少なかったですし、自分が決めなければいけないというのはもちろんありますが、もっともっと僕も含めシュート回数を増やすというところと、最後の質で部分でいいところまでは行っているのですがシュートまでいい流れで行けないという場面がここ何試合かあるので、もっともっとやっていく必要があるかなと思います。
献身的なプレーに関しては、エネルギーをチームに与えるというか、自分が持っているエネルギーを出すということを意識しながらやっていますし、それが出せないと自分ではないので、前からプレスに行くところとかはチームを引っ張ってもっともっと行けたらいいなと思っています。
全体練習後に残って個人練習をすることも多いですが、しっかり取れるまで練習しろというのは高校時代から言われてます。練習はやりたいですし、点も取りたいですし、それがいつ出るかはわからないですが、やり続ける大切さというのは自分の経験の中から得たものがあるので、継続というかやり続けることは大事にしています。
次節はホームでの大分戦ですが、連敗はできないので、いい準備をして臨みたいと思います。必ず勝ちます。一緒に戦ってください。
試合の入りの部分とか、自分たちから圧力をかけるというところは、鳥栖戦もそうですがちょっと後手に回った感じもしたので、自分たちからもっとプレッシャーをかけるというのはホームではいい感じにできるところもありますが、もっともっと強気に行きたいかなと思っています。チャンスは少なかったですし、自分が決めなければいけないというのはもちろんありますが、もっともっと僕も含めシュート回数を増やすというところと、最後の質で部分でいいところまでは行っているのですがシュートまでいい流れで行けないという場面がここ何試合かあるので、もっともっとやっていく必要があるかなと思います。
献身的なプレーに関しては、エネルギーをチームに与えるというか、自分が持っているエネルギーを出すということを意識しながらやっていますし、それが出せないと自分ではないので、前からプレスに行くところとかはチームを引っ張ってもっともっと行けたらいいなと思っています。
全体練習後に残って個人練習をすることも多いですが、しっかり取れるまで練習しろというのは高校時代から言われてます。練習はやりたいですし、点も取りたいですし、それがいつ出るかはわからないですが、やり続ける大切さというのは自分の経験の中から得たものがあるので、継続というかやり続けることは大事にしています。
次節はホームでの大分戦ですが、連敗はできないので、いい準備をして臨みたいと思います。必ず勝ちます。一緒に戦ってください。
徳島戦はセカンドボールを拾われる場面が結構あったのですが、それで流れを持っていかれてしまって、チームとしてはコンパクトにする部分と自分たちの強みとしている球際の部分と、あとは技術かなと思います。僕自身が思っているのは、セカンドボールは割とボールを置いている状況なのでより技術が問われるシーンだと思っていて、細かいところなのですがそのあたりを意識することで、アタッキングサードに持っていける回数が増えたり、数秒後に変わる景色というのは多分あると思うので、そこはより意識しなくてはいけないなとは思っています。
今シーズンは割とチャンスは作れている自覚がありますし、ドリブルも去年よりコンディションはいいと思っているので、ボール入ったときにアタッキングサードを突破できるというのは自分の強みだと思っているのでそこは問題ないかなと思っていますが、逆にゴール前の部分で、クロス、シュート、中につけるパス、すべてがもう少しずつこだわれると思うので、まだ開幕してから早い段階ですがそこの課題が出たのは自分的にはよかったかなとポジティブにとらえています。
僕らは常にチャレンジャーなので、今の順位とかはまったく関係なく一戦一戦やっているだけなので、次のゲームも一戦必勝でというのと、ゲームの中でも一対一だったり細かいところにもっとこだわれると思いますし、そのちょっとずつのこだわりがゴールに結びついたり逆に失点につながらなかったりすると思うので、一つひとつのパスや球際にこだわっていきたいです。
連敗は許されないですし、次はホームですし、そこにはプライドを持ってやりたいと思っていますが、前回負けたからとかそういうことではなく、本当に一戦一戦が大事だと思うので修正しながらやれればと思いますし、個人的には負けた2試合とも0-1で点が取れていないので、もっと質の部分でこだわりやプライドを持ってやりたいと思います。
チームとしてできることはチームがやるので、僕自身はドリブルだったりクロスだったり、今までやってきていることを少しずつ修正することがチームにとってプラスになるので、もちろん要求はしますが自分的には左サイド突破する仕事人的な感覚だと思っていて、自分がより突破するところでクオリティを上げられればもっともっといけると思いますし、そこにはプライドを持ってやっていきたいです。
今シーズンは割とチャンスは作れている自覚がありますし、ドリブルも去年よりコンディションはいいと思っているので、ボール入ったときにアタッキングサードを突破できるというのは自分の強みだと思っているのでそこは問題ないかなと思っていますが、逆にゴール前の部分で、クロス、シュート、中につけるパス、すべてがもう少しずつこだわれると思うので、まだ開幕してから早い段階ですがそこの課題が出たのは自分的にはよかったかなとポジティブにとらえています。
僕らは常にチャレンジャーなので、今の順位とかはまったく関係なく一戦一戦やっているだけなので、次のゲームも一戦必勝でというのと、ゲームの中でも一対一だったり細かいところにもっとこだわれると思いますし、そのちょっとずつのこだわりがゴールに結びついたり逆に失点につながらなかったりすると思うので、一つひとつのパスや球際にこだわっていきたいです。
連敗は許されないですし、次はホームですし、そこにはプライドを持ってやりたいと思っていますが、前回負けたからとかそういうことではなく、本当に一戦一戦が大事だと思うので修正しながらやれればと思いますし、個人的には負けた2試合とも0-1で点が取れていないので、もっと質の部分でこだわりやプライドを持ってやりたいと思います。
チームとしてできることはチームがやるので、僕自身はドリブルだったりクロスだったり、今までやってきていることを少しずつ修正することがチームにとってプラスになるので、もちろん要求はしますが自分的には左サイド突破する仕事人的な感覚だと思っていて、自分がより突破するところでクオリティを上げられればもっともっといけると思いますし、そこにはプライドを持ってやっていきたいです。
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史

DF 55 ガブリエウ
DF 4 市原 吏音
DF 20 下口 稚葉
MF 22 茂木 力也

MF 33 和田 拓也

MF 7 小島 幹敏
MF 14 泉 柊椰
FW 23 杉本 健勇

FW 90 オリオラ サンデー

FW 10 豊川 雄太

控えメンバー
GK 21 加藤 有輝
DF 5 浦上 仁騎
DF 16 安光 将作
DF 37 関口 凱心

MF 6 石川 俊輝
MF 41 谷内田 哲平

FW 9 ファビアン ゴンザレス

FW 29 カプリーニ

FW 42 藤井 一志

監督
長澤 徹
スターティングメンバー
GK 32 濵田 太郎

DF 3 デルラン
DF 34 藤原 優大
DF 44 吉田 真那斗
MF 10 野村 直輝

MF 18 野嶽 惇也

MF 25 榊原 彗悟
MF 38 天笠 泰輝
FW 9 有馬 幸太郎

FW 13 伊佐 耕平

FW 29 宇津元 伸弥

控えメンバー
GK 24 佐藤 隼
DF 2 香川 勇気

DF 31 ペレイラ

MF 14 池田 廉

MF 19 小酒井 新大
FW 15 屋敷 優成

FW 20 木許 太賀
FW 21 鮎川 峻
FW 41 キム ヒョンウ

監督
片野坂 知宏
試合詳細
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|
---|---|---|
9 | シュート | 10 |
6 | GK | 11 |
3 | CK | 3 |
3 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 0 |
1 | PK | 0 |
試合データ
主審
福島 孝一郎
副審
塚越 由貴
副審
田代 雄大
第4の審判員
堀 善仁
入場者数
10,923人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝
気温/湿度
18.7℃/25%
HIGHLIGHT
豊川が電光石火の早業で初得点、終盤にカプリーニのゴールで追いつく

明治安田J2第8節は、大分を相手に迎えるホームゲーム。前節は、アウェイで徳島に敗戦。今季2度目の黒星を喫した。長いリーグで大崩れをせずに戦い抜くためには、連敗は絶対に避けたいところ。リバウンドメンタリティーで勝利を目指す一戦となる。
先発メンバーでは、和田が今季リーグ戦初出場。負傷離脱となったアルトゥール・シルバがプレーしていたボランチを務めた。試合の立ち上がりから、ショートパスで攻撃の組み立てを図ったが、序盤はシンプルにゴールへ迫る相手の攻撃が目立った。ミドルシュートを続けて打たれるうちに、前後が分かれてプレッシングをうまくかけられず、ボールを奪っても、後方から前方の味方を探すような形が増え、相手ペースになった。
攻撃が機能したのは、10分を過ぎてからだった。11分に杉本、オリオラ・サンデーが中央で起点を作って右から左、左から右へとゴール前を横断するクロスで好機をうかがうと、14分には茂木のクロスに豊川が飛び込むチャンスが生まれた。しかし、16分には相手CKから低いミドルシュートを打たれて笠原がセーブするピンチもあり、互いに攻め合う展開となった。
20分、サイドへのスルーパスで陣形を崩され、クロスを押し込まれて先制点を奪われた。しかし、試合再開でセンターマークから豊川がバックパスをすると、GKの笠原のロングパスをサンデーがバックヘッド。豊川が胸トラップからボレーシュートをゴールへたたき込んだ。失点から1分後だが、試合再開からは、わずか13秒。電光石火の同点弾を決めた豊川は力強い咆哮とアクションで待ちわびた今季加入後初得点の喜びを爆発。「失点してすぐに取れたのが大きかった。これまでチャンスがありながら、外してチームに迷惑をかけてきたので、個人的にも一歩進むことができた」と手ごたえを語った。
その後は、やや相手ペースながらも笠原を中心とした堅守で対抗。1-1のまま前半を終えた。泉は「後ろに人数が多くなり、前から追えないシーンがあった。できれば前で奪ってショートカウンターが、自分たちの目指す形。もう少し修正できれば」と前半の戦いを振り返った。
後半は、出だしから相手のペース。53分、CKからヘディングシュートを決められ、早々に失点。また追いかける展開になった。長澤監督は、すぐにファビアン・ゴンザレスと藤井を投入。ゴンザレスの力強いキープから反撃を図った。さらに63分、カプリーニと関口も交代で出場。69分を迎えると、ベンチ前からスローインになった際、長澤監督が選手に声をかけ、布陣を4-4-2に変更。攻撃のギアを上げていった。
72分、相手GKにゴンザレスがプレッシャーをかけてボールを奪うチャンスがあったが、ゴールには押し込めず。75分には、カプリーニの左CKから市原が強烈なヘディングシュートを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。試合のペースを完全につかんだが、1点が遠かった。
76分、ゴンザレスがPA内で倒されてPKとなったが、ゴンザレスのシュートはセーブされた。81分に谷内田をボランチに投入。目安8分と表示されたアディショナルタイムに入ると、関口が右からクロスを入れ、カプリーニが競ったこぼれ球を小島の右足ボレーでシュート。しかし、ゴールポストに嫌われた。
執念が実ったのは、90+4分。泉がペナルティエリア角から細かなフェイントを混ぜたドリブルで前進して、鋭い横パス。カプリーニが渾身の左足シュートをたたき込み、ついに同点に追いついた。さらに逆転ゴールを狙って精力的に押し込んだが、3点目は奪えず。2-2の引分けでタイムアップを迎えた。
勝つことはできなかったが、連敗は阻止。次節は秋田、その次は今治とアウェイゲームが続く。下口は「アウェイで2回やられている。ここで2つ勝ちを取れれば、また勢いに乗れると思う。どれだけアグレッシブにやれるか」と敵地での白星奪取を誓った。
(総評:平野 貴也)
先発メンバーでは、和田が今季リーグ戦初出場。負傷離脱となったアルトゥール・シルバがプレーしていたボランチを務めた。試合の立ち上がりから、ショートパスで攻撃の組み立てを図ったが、序盤はシンプルにゴールへ迫る相手の攻撃が目立った。ミドルシュートを続けて打たれるうちに、前後が分かれてプレッシングをうまくかけられず、ボールを奪っても、後方から前方の味方を探すような形が増え、相手ペースになった。
攻撃が機能したのは、10分を過ぎてからだった。11分に杉本、オリオラ・サンデーが中央で起点を作って右から左、左から右へとゴール前を横断するクロスで好機をうかがうと、14分には茂木のクロスに豊川が飛び込むチャンスが生まれた。しかし、16分には相手CKから低いミドルシュートを打たれて笠原がセーブするピンチもあり、互いに攻め合う展開となった。
20分、サイドへのスルーパスで陣形を崩され、クロスを押し込まれて先制点を奪われた。しかし、試合再開でセンターマークから豊川がバックパスをすると、GKの笠原のロングパスをサンデーがバックヘッド。豊川が胸トラップからボレーシュートをゴールへたたき込んだ。失点から1分後だが、試合再開からは、わずか13秒。電光石火の同点弾を決めた豊川は力強い咆哮とアクションで待ちわびた今季加入後初得点の喜びを爆発。「失点してすぐに取れたのが大きかった。これまでチャンスがありながら、外してチームに迷惑をかけてきたので、個人的にも一歩進むことができた」と手ごたえを語った。
その後は、やや相手ペースながらも笠原を中心とした堅守で対抗。1-1のまま前半を終えた。泉は「後ろに人数が多くなり、前から追えないシーンがあった。できれば前で奪ってショートカウンターが、自分たちの目指す形。もう少し修正できれば」と前半の戦いを振り返った。
後半は、出だしから相手のペース。53分、CKからヘディングシュートを決められ、早々に失点。また追いかける展開になった。長澤監督は、すぐにファビアン・ゴンザレスと藤井を投入。ゴンザレスの力強いキープから反撃を図った。さらに63分、カプリーニと関口も交代で出場。69分を迎えると、ベンチ前からスローインになった際、長澤監督が選手に声をかけ、布陣を4-4-2に変更。攻撃のギアを上げていった。
72分、相手GKにゴンザレスがプレッシャーをかけてボールを奪うチャンスがあったが、ゴールには押し込めず。75分には、カプリーニの左CKから市原が強烈なヘディングシュートを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。試合のペースを完全につかんだが、1点が遠かった。
76分、ゴンザレスがPA内で倒されてPKとなったが、ゴンザレスのシュートはセーブされた。81分に谷内田をボランチに投入。目安8分と表示されたアディショナルタイムに入ると、関口が右からクロスを入れ、カプリーニが競ったこぼれ球を小島の右足ボレーでシュート。しかし、ゴールポストに嫌われた。
執念が実ったのは、90+4分。泉がペナルティエリア角から細かなフェイントを混ぜたドリブルで前進して、鋭い横パス。カプリーニが渾身の左足シュートをたたき込み、ついに同点に追いついた。さらに逆転ゴールを狙って精力的に押し込んだが、3点目は奪えず。2-2の引分けでタイムアップを迎えた。
勝つことはできなかったが、連敗は阻止。次節は秋田、その次は今治とアウェイゲームが続く。下口は「アウェイで2回やられている。ここで2つ勝ちを取れれば、また勢いに乗れると思う。どれだけアグレッシブにやれるか」と敵地での白星奪取を誓った。
(総評:平野 貴也)
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監督コメント
11,000人のサポーターの方が集まってくれて、ホームなので勝利を狙っていったのですが、引分けという形だったので申し訳なく思っています。次の試合でしっかり勝てるように、また準備していきたいと思います。
大分のスタイルも含めてすごくデリケートなゲームになるとは思っていたのですが、ミスが出た方がやられてしまうかなという意味では、我々は中盤でロストしたボールをそのまま持っていかれて失点して、コーナーキックで味方同士がぶつかってチャージにいけなかったりとか、ちょっと我々らしくない失点が続いた中で、やはりチームなのでミスが出たときに全体でカバーできるかどうかというのが大きなポイントだったのですが、その点に関してはロッカーで選手を褒めてきました。ファビアン(ゴンザレス)はPKを外してしまいましたが、短い時間でも体を張って必死にやってくれた中で出たミスなので、それに対するリアクションはチームとしてはすばらしかったと褒めてきました。ただ、我々の狙う場所が上であると、追いついたことはすばらしいけどそのぶんの労働力に対して点の取られ方が少しもったいなかったねというのが一つあります。ただ、こういうのもシーズンなので、痛い思いをしながらまたしっかりと修正していければと思います。
前半、相手のロングフィード中心の攻撃だったのですが、やっぱり出し手にもう少しかけられないとちょっと苦しくなるなというのと、行かないと今度はハーフウェーラインまでフリーでノープレッシャーで運ばれるような状況だったので、観ていてもう少し整理して出てくればよかったなと思ったのですが、途中で立ち位置をちょっと変化させて落ちつくことはできたのですが、その点に関しては送り出し方に少しこちらの問題があったのかなと反省しています。スッキリさせれば後半の最後みたいにガンガン行くのですが、ちょっとハテナができてしまうとそこから色々なことが波及してしまうので、そこは私はすごく猛省していて、もう少し考えやすくプレーしやすくして出るのが自分のやり方なので、結果的にはそういう中でもプレーしてくれた選手に救われたのかなと思っています。
最初の2ヶ月は上々の滑り出しで、ここからまたゲームが続いていって連戦が始まり、ルヴァンカップが間に入ってきてという意味では、今日は2つ目の開幕ではないですがここから本当の総力戦が始まりますし、チームの一歩目の出足としては勝点2を失ったと僕は思っていて、もちろん大分も同じように思っていると思うのですが、いい出だしかなと。ここからしびれる戦いがまた続いていきますし、今度はアウェイで秋田に行ってしっかり戦わなければいけないので、またチーム一丸となって、どんなことが起きてもチームでしっかり対応できるコレクティブなチームにしっかり仕上げていきたいと思います。
大分のスタイルも含めてすごくデリケートなゲームになるとは思っていたのですが、ミスが出た方がやられてしまうかなという意味では、我々は中盤でロストしたボールをそのまま持っていかれて失点して、コーナーキックで味方同士がぶつかってチャージにいけなかったりとか、ちょっと我々らしくない失点が続いた中で、やはりチームなのでミスが出たときに全体でカバーできるかどうかというのが大きなポイントだったのですが、その点に関してはロッカーで選手を褒めてきました。ファビアン(ゴンザレス)はPKを外してしまいましたが、短い時間でも体を張って必死にやってくれた中で出たミスなので、それに対するリアクションはチームとしてはすばらしかったと褒めてきました。ただ、我々の狙う場所が上であると、追いついたことはすばらしいけどそのぶんの労働力に対して点の取られ方が少しもったいなかったねというのが一つあります。ただ、こういうのもシーズンなので、痛い思いをしながらまたしっかりと修正していければと思います。
前半、相手のロングフィード中心の攻撃だったのですが、やっぱり出し手にもう少しかけられないとちょっと苦しくなるなというのと、行かないと今度はハーフウェーラインまでフリーでノープレッシャーで運ばれるような状況だったので、観ていてもう少し整理して出てくればよかったなと思ったのですが、途中で立ち位置をちょっと変化させて落ちつくことはできたのですが、その点に関しては送り出し方に少しこちらの問題があったのかなと反省しています。スッキリさせれば後半の最後みたいにガンガン行くのですが、ちょっとハテナができてしまうとそこから色々なことが波及してしまうので、そこは私はすごく猛省していて、もう少し考えやすくプレーしやすくして出るのが自分のやり方なので、結果的にはそういう中でもプレーしてくれた選手に救われたのかなと思っています。
最初の2ヶ月は上々の滑り出しで、ここからまたゲームが続いていって連戦が始まり、ルヴァンカップが間に入ってきてという意味では、今日は2つ目の開幕ではないですがここから本当の総力戦が始まりますし、チームの一歩目の出足としては勝点2を失ったと僕は思っていて、もちろん大分も同じように思っていると思うのですが、いい出だしかなと。ここからしびれる戦いがまた続いていきますし、今度はアウェイで秋田に行ってしっかり戦わなければいけないので、またチーム一丸となって、どんなことが起きてもチームでしっかり対応できるコレクティブなチームにしっかり仕上げていきたいと思います。
選手コメント
チームとして上を目指していく中ではもちろん毎試合勝点3を狙って試合しているので、今日の引分けという結果は満足できるところではないですけど、次の試合では絶対に勝点3を取れるように、ここから準備していきたいなと思います。
同点ゴールのシーンは、(泉)柊椰のあのすばらしいプレーからでしたけど、彼は1対1の仕掛けの部分でも本当にすばらしいものを持っているので、彼がボールを持ってあそこに仕掛けた瞬間から自分が良いポジションを取れるように考えていて、結果として良いポジショニングができたので点を取ることができて、同点ゴールを決めてチームの力になれたかなと思います。
ホームのサポーターの皆さんの前でゴールを決めたいというのはずっと思っていたので、今日点が取れて本当に良かったです。せっかく皆さんがスタジアムに駆けつけて応援してくれているので、いつも来てくれる皆さんや、今日は家族も来てくれていたので、そういった皆さんの前で得点できたことはうれしく思いますし、まだまだこれに満足しないでこれからもっと点が取れるようにやっていきたいと思います。
今は出場時間が限られているのかもしれないですけど、それはあまり関係なくて、スタートからだろうが途中から入ろうが、出ているメンバーの雰囲気をもっと持ち上げられるようにとか、チームを活気づけられるようなプレーができればいいなと思ってプレーしています。リーグ戦でもカップ戦でもどんな試合でも、今日はこうだからとかそういった条件は関係なく、自分の力を最大限に発揮してチームの力になれるように考えてプレーしています。
次節の秋田は、個人的には去年も対戦しているので相手がどういったチームかというのは分かってはいるつもりです。守備が硬くて空中戦が多いような試合になると思うので、とても難しい試合にはなると思います。ただアウェイでしっかり勝点3を取って勝てるように、1週間また準備していきたいと思います。
同点ゴールのシーンは、(泉)柊椰のあのすばらしいプレーからでしたけど、彼は1対1の仕掛けの部分でも本当にすばらしいものを持っているので、彼がボールを持ってあそこに仕掛けた瞬間から自分が良いポジションを取れるように考えていて、結果として良いポジショニングができたので点を取ることができて、同点ゴールを決めてチームの力になれたかなと思います。
ホームのサポーターの皆さんの前でゴールを決めたいというのはずっと思っていたので、今日点が取れて本当に良かったです。せっかく皆さんがスタジアムに駆けつけて応援してくれているので、いつも来てくれる皆さんや、今日は家族も来てくれていたので、そういった皆さんの前で得点できたことはうれしく思いますし、まだまだこれに満足しないでこれからもっと点が取れるようにやっていきたいと思います。
今は出場時間が限られているのかもしれないですけど、それはあまり関係なくて、スタートからだろうが途中から入ろうが、出ているメンバーの雰囲気をもっと持ち上げられるようにとか、チームを活気づけられるようなプレーができればいいなと思ってプレーしています。リーグ戦でもカップ戦でもどんな試合でも、今日はこうだからとかそういった条件は関係なく、自分の力を最大限に発揮してチームの力になれるように考えてプレーしています。
次節の秋田は、個人的には去年も対戦しているので相手がどういったチームかというのは分かってはいるつもりです。守備が硬くて空中戦が多いような試合になると思うので、とても難しい試合にはなると思います。ただアウェイでしっかり勝点3を取って勝てるように、1週間また準備していきたいと思います。
今まで勝点を取れていたのは90分ボールに行き続けていたというところだったので、今日それがあまりハマらなかったのがリズムを作れなかった要因かなとは思います。あとはボールを持てた時にゆっくり攻めるとか、相手が引いた時のバリエーションは増やしていかないといけないかなと思いました。
一度追いついたあとは、どこかで相手も落ちつきたいだろうなとは思っていましたし、どこでこっちも落ちつくかというのは考えながらやっていました。お互いボールを持つ時間はありましたけど、普段のすごくコンパクトにゴールに行き続けるという展開ではなかったかなとは思います。
ここ数試合、相手がウチの前線に対してうまくズラそうとはしてきているかなと思います。ただそれでもハメに行かなきゃいけないので、もう少し前が行って、前が行くとラインの後ろを仕上げて、長いボールに対しても処理できて、というサイクルを作っていかなきゃいけないかなと思います。
今日も追いつけているので、次勝てればこれも良かったかなと思えると思います。連敗しないのは大事ですし、引分けはやっぱり次が大事だと思います。勝てればただの負けなしになるので、これが次につながったと思えば、次勝てば良いかなと思います。
一度追いついたあとは、どこかで相手も落ちつきたいだろうなとは思っていましたし、どこでこっちも落ちつくかというのは考えながらやっていました。お互いボールを持つ時間はありましたけど、普段のすごくコンパクトにゴールに行き続けるという展開ではなかったかなとは思います。
ここ数試合、相手がウチの前線に対してうまくズラそうとはしてきているかなと思います。ただそれでもハメに行かなきゃいけないので、もう少し前が行って、前が行くとラインの後ろを仕上げて、長いボールに対しても処理できて、というサイクルを作っていかなきゃいけないかなと思います。
今日も追いつけているので、次勝てればこれも良かったかなと思えると思います。連敗しないのは大事ですし、引分けはやっぱり次が大事だと思います。勝てればただの負けなしになるので、これが次につながったと思えば、次勝てば良いかなと思います。
失点する前からちょっと相手ペースになっていたのもあるので、そこを自分たちで裏返せるようにピッチの中でもっとしゃべらないといけないと思います。徳島も鳥栖もそうでしたけど、大分も似たような感じでウチに対してやってきて、それをどう誰が掴むのかとか誰が行くのかというのがまだまだ曖昧だと思いますし、後ろから声をかけてというのも必要ですし、前をどう動かしていくかというのが大事だと思います。
勝たないといけない試合だったのに簡単に失点してしまったので、そこはチーム全体としてやらないといけないですし、僕も決めるチャンスは二度、三度あったので、そこをしっかり決めないといけないなと思います。やっぱりああいうのもしっかり決めていれば、勝ちを持ってこれた試合だったなと思います。責任はすごく感じてますし、もっともっとチームを助けられるように、ゴールを取っていきたいなと思います。
同点弾のシーンは、失点した流れでそのままキックオフから点を取れたというのは、崩れずにいけたと思いますし、時間帯だけで見ると悪くなかったかなと思っています。
今日が加入後初ゴールになりましたけど、これまでの試合も自分的にもチャンスは作れていましたし、新しく自分の中でトライしているところがあるので、2月、3月で種をまいて、4月に芽が出始めている感じはしますし、自分のフィーリング的にはすごく良い感じです。もっとゴールを取れるようにまだまだ日々練習していきたいなと思います。
勝たないといけない試合だったのに簡単に失点してしまったので、そこはチーム全体としてやらないといけないですし、僕も決めるチャンスは二度、三度あったので、そこをしっかり決めないといけないなと思います。やっぱりああいうのもしっかり決めていれば、勝ちを持ってこれた試合だったなと思います。責任はすごく感じてますし、もっともっとチームを助けられるように、ゴールを取っていきたいなと思います。
同点弾のシーンは、失点した流れでそのままキックオフから点を取れたというのは、崩れずにいけたと思いますし、時間帯だけで見ると悪くなかったかなと思っています。
今日が加入後初ゴールになりましたけど、これまでの試合も自分的にもチャンスは作れていましたし、新しく自分の中でトライしているところがあるので、2月、3月で種をまいて、4月に芽が出始めている感じはしますし、自分のフィーリング的にはすごく良い感じです。もっとゴールを取れるようにまだまだ日々練習していきたいなと思います。
失点シーンに関しては、バルセロナも同じような形でやられていましたが事故はあるので、それ以上に点を取れないとどっちにしても勝てないので避けては通れないところです。そこはあまり細かく言ってしまうと足が止まってしまうので、ああいうのは織り込み済みなので、あれがポストインしてうちのシュートがポストアウトするということは結局ゲームは決定力のところになってくるので、あまり細かく詰めてはいないです。
エアボールは試合中に実際は結構あって、それを意志というか、跳ね返すだけか、マイボールにするか、全部はならないのですが少しでもマイボールにできればという部分では、前節はそこで相手に配ってしまった部分があったので、全部が全部ではないですがもう少しこちら側に持ってこないと、せっかくディフェンスでいいプレッシャーをかけて向こうに蹴らせるような形でボール回収のチャンスだったのですが、それを相手に渡して少ししんどかった場面があったので、少なくとも6本あったら3本を持ってきたいと思っています。
今は一歩進んで一歩下がったという感じです。序盤戦を過ぎて次は第8節になりますが、基本的にJ1もJ2も飛び抜けたチームはないと思います。上から来たチームもまだちょっとバランス整ってないなと、長崎とか去年プレーオフに出たチームもいろいろな部分でバランス探していて我々もそうなのですが、去年の清水みたいにバランスを作って入っていくチームが1つもないので、最終的には積み上げたチームが勝ちというリーグだと思います。新潟や横浜FCが上がったときのシーズンのような感じで、J1も同じ現象だと思います。勝ったり負けたりいろいろあるので、でも去年とはまた全然違うシーズンになるので、勝ち負けを繰り返しながら最後の6試合ぐらいにかかってきたときにちゃんと上が見えているかどうかが一番大事かなと思っているので、じっくりいきます。
結果というよりもいろいろ数字は出てくるので、我々も含めてなのですがどのチームの数字を見ていても1試合ごとに変わっていて圧倒している感じではないですし、そういう面ではたぶんどこもまだバランスを探している感じで、千葉が走りかけていましたが数字的には結構アップダウンが激しかったので、まだここからみんなバランス探すのだろうなと思っています。
次節対戦する大分も同様で、J1にいたチームですし片野坂さんがちゃんとチームを作っていて大分も探しているだろうし、我々も何がカチッとハマるのかなという部分はあります。安定してゲームを進められるようになるといいのですが、それはどこも一緒だと思います。
大分は、非常にディフェンスが強くてカウンターが速いのですが、どの試合に関しても自分たちがちゃんとやるべきことをやれるかが一番のポイントなので、ボールがあるときもないときもちゃんとペース作れるかどうかというところをポイントにゲームを進めていきたいと思います。どの試合もそうですが1点差、2点差の勝負なので、やっぱり決定力を上げる部分と、出し切れないのであればあげないという部分は、チームとしては追求していかなければいけないと思っています。