明治安田生命J1リーグ 第32節
2017.11.18 [SAT] 14:00
ユアスタ
仙台

- 26' 増嶋 竜也
- 36' オウンゴール
- 57' 三田 啓貴
3
-
0
2
前半
0
1
後半
0
大宮

試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 21 関 憲太郎
DF 4 蜂須賀 孝治
DF 13 平岡 康裕
DF 27 大岩 一貴
DF 50 増嶋 竜也

MF 7 奥埜 博亮
MF 18 三田 啓貴
MF 29 古林 将太

MF 16 野津田 岳人
FW 30 西村 拓真

FW 11 石原 直樹
控えメンバー
GK 22 石川 慧
DF 32 小島 雅也
MF 25 菅井 直樹

MF 26 藤村 慶太
MF 31 茂木 駿佑

FW 8 野沢 拓也
FW 20 クリスラン

監督
渡邉 晋
スターティングメンバー
GK 1 加藤 順大

DF 19 奥井 諒
DF 4 山越 康平
DF 25 高山 和真
DF 22 和田 拓也
MF 17 横谷 繁


MF 23 金澤 慎


MF 15 大山 啓輔
MF 7 江坂 任
FW 14 清水 慎太郎
FW 10 大前 元紀

控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 35 キム ドンス
MF 47 岩上 祐三
MF 37 カウエ
MF 28 長谷川 アーリアジャスール

FW 44 瀬川 祐輔

FW 33 マルセロ トスカーノ

監督
石井 正忠
試合詳細
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|
---|---|---|
18 | シュート | 11 |
12 | GK | 12 |
5 | CK | 3 |
12 | 直接FK | 7 |
1 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
福島 孝一郎
副審
中野 卓
副審
清野 裕介
第4の審判員
藤田 和也
入場者数
15,533人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
13.7℃/57%
HIGHLIGHT
石井監督の初陣飾れず、守備の修正が効かずに3失点

残り3試合で大きな決断を下し、J1残留に向けた戦いに挑むことになった。明治安田J1第32節は、仙台とのアウェイゲーム。石井新監督を迎えての初戦となる。考えたくはないが、この試合に敗れて残留圏15位の甲府が勝つと、降格が決まってしまう。背水の陣で臨む一戦だ。
しかし、試合は厳しい展開で始まった。3-4-3システムで、ピッチを横に広く使う仙台にクロス攻撃を何度も浴びせられた。右サイドハーフで先発した横谷が、「相手の3バックに対して、2トップと連動してプレッシャーを掛けようと思った。でも、それだと相手のウイングバックが空いてしまうので、僕がサイドに行ったら、今度は相手の最終ラインからサイドチェンジされるという形になった」と話した通り、守備が機能しなかった。
積極的な守備を仕掛け、相手が苦しくなったところを狙うはずだった最終ラインも困惑。負傷離脱から戦線復帰を果たして左サイドバックで先発した和田は、「プレスに行くところが曖昧になり、うまくスライドできなかった」と、ボール奪取の狙いを付けられなかった苦しさを明かした。
それでも11分には、ロングパスから反撃の機会を作り出した。清水が前線でロングパスを収め、大前から左に展開。江坂が相手を引き付けて縦パスを送ると、かけ上がった和田がクロス。パスを受けた清水は思うようにシュートを打ち切れなかったが、惜しい場面だった。
16分には大山が直接FKで無回転シュートを放ち、クロスバーをたたく場面もあった。ただ、守備でリズムを作るという前提が成立しなかったことが攻撃面にも影響し、ペースを手繰り寄せられなかった。26分にクロスからゴールを奪われると、36分にも失点。大山が戻りながらクロスに対応したが、オウンゴールとなった。
2点を追う展開になり、石井監督はハーフタイムで瀬川を投入して攻勢を狙う。54分には横谷が右から送ったアーリークロスを江坂がヘディングで狙った。ところが57分、押し込まれた最終ラインの手前から、三田に豪快なミドルシュートを決められて3点目を奪われた。
65分、マルセロを投入して4トップとも言える布陣となったが、大山が70分に2度目の警告を受けて退場。数的不利となった。江坂は「3点差が付いていたし、やられても仕方がないと思い、瀬川たちと無理にでも前から奪いに行くしかなかった」と、苦しんだ終盤を振り返った。75分に長谷川を投入して運動量を上げにいったが、余裕を持った相手のペースは崩せず、0-3でタイムアップを迎えた。
同時刻に試合を行っていた15位・甲府は敗れたが、16位・広島が勝って15位に浮上したため、残留ラインは勝点28から30に引き上げられた。勝点24の大宮がJ1に残留するためには、残り2試合で連勝して勝点で追いつき、なおかつ得失点差などで上回らなければならなくなった。
次戦は、シーズン最後のホームゲームとなる甲府戦。勝っても残留の可能性が残るかどうかは、他の試合結果次第だが、残留争いの直接対決でもあり、勝たなければ他の試合に関係なく降格が決まってしまう。
この日、キャプテンマークを巻いた江坂は「ホームの最終戦で、負けて降格するわけにはいかない。残り2戦、勝点6を絶対に取らないといけない。そこに向けて全員で戦っていきたい」と、残された可能性を最後まで追う決意を口にした。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
しかし、試合は厳しい展開で始まった。3-4-3システムで、ピッチを横に広く使う仙台にクロス攻撃を何度も浴びせられた。右サイドハーフで先発した横谷が、「相手の3バックに対して、2トップと連動してプレッシャーを掛けようと思った。でも、それだと相手のウイングバックが空いてしまうので、僕がサイドに行ったら、今度は相手の最終ラインからサイドチェンジされるという形になった」と話した通り、守備が機能しなかった。
積極的な守備を仕掛け、相手が苦しくなったところを狙うはずだった最終ラインも困惑。負傷離脱から戦線復帰を果たして左サイドバックで先発した和田は、「プレスに行くところが曖昧になり、うまくスライドできなかった」と、ボール奪取の狙いを付けられなかった苦しさを明かした。
それでも11分には、ロングパスから反撃の機会を作り出した。清水が前線でロングパスを収め、大前から左に展開。江坂が相手を引き付けて縦パスを送ると、かけ上がった和田がクロス。パスを受けた清水は思うようにシュートを打ち切れなかったが、惜しい場面だった。
16分には大山が直接FKで無回転シュートを放ち、クロスバーをたたく場面もあった。ただ、守備でリズムを作るという前提が成立しなかったことが攻撃面にも影響し、ペースを手繰り寄せられなかった。26分にクロスからゴールを奪われると、36分にも失点。大山が戻りながらクロスに対応したが、オウンゴールとなった。
2点を追う展開になり、石井監督はハーフタイムで瀬川を投入して攻勢を狙う。54分には横谷が右から送ったアーリークロスを江坂がヘディングで狙った。ところが57分、押し込まれた最終ラインの手前から、三田に豪快なミドルシュートを決められて3点目を奪われた。
65分、マルセロを投入して4トップとも言える布陣となったが、大山が70分に2度目の警告を受けて退場。数的不利となった。江坂は「3点差が付いていたし、やられても仕方がないと思い、瀬川たちと無理にでも前から奪いに行くしかなかった」と、苦しんだ終盤を振り返った。75分に長谷川を投入して運動量を上げにいったが、余裕を持った相手のペースは崩せず、0-3でタイムアップを迎えた。
同時刻に試合を行っていた15位・甲府は敗れたが、16位・広島が勝って15位に浮上したため、残留ラインは勝点28から30に引き上げられた。勝点24の大宮がJ1に残留するためには、残り2試合で連勝して勝点で追いつき、なおかつ得失点差などで上回らなければならなくなった。
次戦は、シーズン最後のホームゲームとなる甲府戦。勝っても残留の可能性が残るかどうかは、他の試合結果次第だが、残留争いの直接対決でもあり、勝たなければ他の試合に関係なく降格が決まってしまう。
この日、キャプテンマークを巻いた江坂は「ホームの最終戦で、負けて降格するわけにはいかない。残り2戦、勝点6を絶対に取らないといけない。そこに向けて全員で戦っていきたい」と、残された可能性を最後まで追う決意を口にした。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 4 山越 康平
チームがまとまって一つになって、自分自身も球際のところで強く戦うという気持ちでピッチに入りました。相手の1トップ2シャドーに対してのマークが、少しあいまいになっていた面があったので、周りの選手とコミュニケーションを取りながら改善しようと心掛けました。でも、球際で負けてしまうと、こういう試合になってしまいます。
基本的な部分を見直して、残り2試合を戦いたいです。厳しい状況ですが、全力で戦って、甲府に勝利できるように頑張っていきたいです。
基本的な部分を見直して、残り2試合を戦いたいです。厳しい状況ですが、全力で戦って、甲府に勝利できるように頑張っていきたいです。
FW 14 清水 慎太郎
点を取ることだけを考えて試合に臨みました。でも、ゴールを奪うことができず、相手の守備陣にゼロに抑えられてしまったことが残念です。相手に押し込まれる場面も多かったですが、カウンターからチャンスも作れていたと思います。その中で、最後の精度のところが足らなかったと感じています。次も、目の前の一試合を全力で戦うだけです。
MF 23 金澤 慎
絶対に勝つんだという気持ちでピッチに入りましたし、限られた準備期間でしたが、トレーニングしてきたことをしっかり出そうと臨みました。手応えがあった中で失点してしまい、難しい試合展開になってしまいました。球際や1対1で負けていたところなどを改善していかないといけないと感じましたし、トレーニングから厳しい状況を作ってやっていく必要があると思います。
かなり厳しい状況になりましたが、しっかりと戦う姿勢を見せて、残りの2試合を戦っていきたいです。最後まであきらめずに頑張りますので、最後まで一緒に戦ってもらえたらと思います。
かなり厳しい状況になりましたが、しっかりと戦う姿勢を見せて、残りの2試合を戦っていきたいです。最後まであきらめずに頑張りますので、最後まで一緒に戦ってもらえたらと思います。
この試合を含め、残り3試合で3連勝することを目標にしてきたので、この敗戦は非常に残念です。前半から少し後ろ向きのプレーが多くなってしまったことや、仙台さんの方が我々を上回る球際の強さやセカンドボールへの反応の速さがあって、自分たちでボールを保持できなかったことが、最後まで響いてしまったと感じています。