JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Aグループ 第5節
2017.5.10 [WED] 19:00
味スタ
F東京
- 25' ピーター ウタカ
- 35' オウンゴール
- 39' 中島 翔哉
- 61' 森重 真人
4
-
3
3
前半
2
1
後半
1
大宮
- 21' ドラガン ムルジャ
- 32' マテウス
- 90+2' 播戸 竜二
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 大久保 択生
DF 26 柳 貴博
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙
DF 2 室屋 成
MF 27 田邉 草民
MF 21 ユ インス
81'
MF 15 永井 謙佑
74'
MF 44 阿部 拓馬
89'
MF 23 中島 翔哉
FW 9 ピーター ウタカ
控えメンバー
GK 33 林 彰洋
DF 5 丸山 祐市
MF 7 米本 拓司
74'
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 38 東 慶悟
MF 41 久保 建英
81'
FW 16 ネイサン バーンズ
89'
監督
篠田 善之
スターティングメンバー
GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 4 山越 康平
DF 25 高山 和真
DF 20 大屋 翼
77'
MF 15 大山 啓輔
MF 17 横谷 繁
MF 16 マテウス
MF 10 大前 元紀
FW 8 ドラガン ムルジャ
77'
FW 9 ネイツ ペチュニク
62'
控えメンバー
GK 50 松井 謙弥
DF 6 河面 旺成
77'
DF 22 和田 拓也
MF 40 茨田 陽生
MF 44 瀬川 祐輔
FW 11 播戸 竜二
77'
FW 14 清水 慎太郎
62'
監督
渋谷 洋樹
試合詳細
17 | シュート | 9 |
---|---|---|
12 | GK | 13 |
4 | CK | 4 |
19 | 直接FK | 12 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 2 |
試合データ
主審
松尾 一
副審
八木 あかね
副審
平間 亮
第4の審判員
佐藤 貴之
入場者数
8,065人
天候
曇、無風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
18.5℃/82%
HIGHLIGHT
超攻撃的布陣で3得点も、打ち負けてグループステージ敗退
4月の終盤から続く連戦も、いよいよ終盤に差し掛かった。札幌で明治安田J1第10節から中3日で迎えたルヴァンカップのグループステージ第5節は、FC東京とのアウェイゲームだ。札幌戦は5バックの守備的な布陣で臨んだが、この試合は一転してムルジャとペチュニクが2トップを組み、中盤の右に大前、左にマテウスと超攻撃的な布陣で臨んだ。
試合はバタバタとした展開で進み、最初に訪れたのはピンチだった。13分、GK加藤順のビルドアップが相手FWに捕まりボールをロスト。ウタカのループシュートがクロスバーにはじかれ、こぼれ球に詰めた中島のボレーシュートがバーを越えて助かったが、失点しても仕方がない場面だった。さらに15分にも、ウタカに抜け出されてシュートを打たれるシーンがあった。
しかし、チャンスもやってきた。19分、ロングパスをペチュニクがヘッドで反らすと、抜け出したマテウスがループシュートし、わずかにバーを越えた。そして直後の20分、ムルジャが右サイドから中央へスピードに乗って独走すると、相手GKのファウルを受けてPKを獲得。自らキックを成功させ、先制点を奪った。
シーズン初得点を決めたムルジャは試合後、「遅くなってしまったけど、ゴールは自信を与えてくれる。チームとしても3点を取ってゴールを奪えることを証明した。今日の良い部分を次の試合につなげたい」と、ゴールの感覚を思い出すように話し、今後の連続得点に意欲を示した。
25分にCKから失点して追いつかれたが、32分、右CKをマテウスがヘディングで合わせて再び勝ち越し。今シーズン初の複数得点が生まれた。ただ、その3分後には相手と競り合いながら大屋が蹴ったボールがGK加藤順の頭を越えてオウンゴール。さらに39分、ゴールキックから抜け出され逆転された。攻撃的布陣で後方にスペースが空く戦いになり、ロングパスの対応は課題が残った。
後半は、61分にFKから失点して2-4とされた。渋谷監督は77分に播戸と河面を同時に投入。ゴール前をクロスが横切るなど、チャンスは作り出したが点を取れないまま時間が過ぎた。しかし試合終了間際、大山のスルーパスに鋭く抜け出して相手と競り合った播戸がPKを獲得。自ら決めて1点差に詰め寄った。
播戸は「最後まであきらめない気持ちが、まず大事。自分がハットトリックをすれば勝てると思ってピッチに入ったから、個人的には1点では物足りない。でも、最後に1点を取ったことで、次の仙台戦に向けてファイティングポーズをしっかりと取れたのではないかと思う」と、意地を示して会場を後にした。
残念ながら、ルヴァンカップはグループステージ敗退が決まった。気持ちを切り替えて、明治安田J1に集中しなければならない。中3日で迎える次戦は第11節、仙台とのホームゲーム。4月下旬から続いた連戦もいよいよ最後だ。3得点を得た攻撃の手応えを次に生かし、勝利をもぎ取りたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
試合はバタバタとした展開で進み、最初に訪れたのはピンチだった。13分、GK加藤順のビルドアップが相手FWに捕まりボールをロスト。ウタカのループシュートがクロスバーにはじかれ、こぼれ球に詰めた中島のボレーシュートがバーを越えて助かったが、失点しても仕方がない場面だった。さらに15分にも、ウタカに抜け出されてシュートを打たれるシーンがあった。
しかし、チャンスもやってきた。19分、ロングパスをペチュニクがヘッドで反らすと、抜け出したマテウスがループシュートし、わずかにバーを越えた。そして直後の20分、ムルジャが右サイドから中央へスピードに乗って独走すると、相手GKのファウルを受けてPKを獲得。自らキックを成功させ、先制点を奪った。
シーズン初得点を決めたムルジャは試合後、「遅くなってしまったけど、ゴールは自信を与えてくれる。チームとしても3点を取ってゴールを奪えることを証明した。今日の良い部分を次の試合につなげたい」と、ゴールの感覚を思い出すように話し、今後の連続得点に意欲を示した。
25分にCKから失点して追いつかれたが、32分、右CKをマテウスがヘディングで合わせて再び勝ち越し。今シーズン初の複数得点が生まれた。ただ、その3分後には相手と競り合いながら大屋が蹴ったボールがGK加藤順の頭を越えてオウンゴール。さらに39分、ゴールキックから抜け出され逆転された。攻撃的布陣で後方にスペースが空く戦いになり、ロングパスの対応は課題が残った。
後半は、61分にFKから失点して2-4とされた。渋谷監督は77分に播戸と河面を同時に投入。ゴール前をクロスが横切るなど、チャンスは作り出したが点を取れないまま時間が過ぎた。しかし試合終了間際、大山のスルーパスに鋭く抜け出して相手と競り合った播戸がPKを獲得。自ら決めて1点差に詰め寄った。
播戸は「最後まであきらめない気持ちが、まず大事。自分がハットトリックをすれば勝てると思ってピッチに入ったから、個人的には1点では物足りない。でも、最後に1点を取ったことで、次の仙台戦に向けてファイティングポーズをしっかりと取れたのではないかと思う」と、意地を示して会場を後にした。
残念ながら、ルヴァンカップはグループステージ敗退が決まった。気持ちを切り替えて、明治安田J1に集中しなければならない。中3日で迎える次戦は第11節、仙台とのホームゲーム。4月下旬から続いた連戦もいよいよ最後だ。3得点を得た攻撃の手応えを次に生かし、勝利をもぎ取りたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
FW 11 播戸 竜二
時間のない中でしたが、得点に絡む役割が求められていましたし、まずは自分のプレーに集中しようとピッチに入りました。気持ちの入ったプレーなど最低限のベースとなることをこなした上で、相手の嫌がる動きなど、プラスアルファの技術的なことがどれだけできるかを意識していました。ボールを引き出す動きができていたと思う一方で、諒やヅラのクロスに合わせたかったという反省点もあります。
中3日で迎える次の試合に向けて、選手全員が勝ちにいく気持ちを持つことが必要ですし、自分としてはまずはしっかりと回復させて、仙台戦のメンバーに選ばれるために良い準備をしていきたいと思います。
中3日で迎える次の試合に向けて、選手全員が勝ちにいく気持ちを持つことが必要ですし、自分としてはまずはしっかりと回復させて、仙台戦のメンバーに選ばれるために良い準備をしていきたいと思います。
MF 16 マテウス
今シーズン初得点は本当に気持ちの良いものでしたが、残念ながら試合には敗れてしまいました。試合を通じて多くのチャンスを作ることができたのに、それを決め切ることができなかったのが反省点ですし、決め切れなければ試合に勝つことはできません。ボールを持ったら仕掛けよう、自分の持ち味を前面に出そうというのは意識していました。実際に自分のところからチャンスを作れましたし、ネイツやムルジャ、元紀という他の攻撃陣のところでも起点を作ることができたので、本当にもう一歩のところだったと思います。
日曜日はホームで、多くのファン・サポーターの前でプレーできるので、皆さんと一緒に戦って勝利し、この状況を抜け出したいと思います。
日曜日はホームで、多くのファン・サポーターの前でプレーできるので、皆さんと一緒に戦って勝利し、この状況を抜け出したいと思います。
ボールは動かせていましたし、得点のチャンスも何回かありました。我々の方がボール保持率自体は高かったと思います。しかし、ロングボールを蹴られてチャレンジ&カバーのところで体を前に持っていかれたりと、ポジショニングなど基本的なところを怠ると、失点してしまうということをあらためて学んだ試合でした。
選手たちは4-2から必死になって1点を返しましたが、この1点が次の仙台戦に向けて一つのきっかけになってくれればと思います。今日は必死に戦っていましたし、点を取りにいこうとしていました。全員でチームとして戦って勝とうという気持ちが見えたと思います。前節のルヴァンカップ・仙台戦では、なかなかそういう部分を見せられなかったのですが、最後まで戦う姿勢を見せられたことは良かったと思います。
先程、選手たちにも伝えましたが、負けることに慣れないように、私自身も選手もクラブとしても、今日負けた悔しさを強く持って、中3日しか準備期間がありませんが、次の仙台戦に向けて良い準備をして戦いにいきたいと思います。