明治安田生命J2リーグ 第2節
2018.3.4 [SUN] 14:00
町田
町田
- 8' 深津 康太
- 24' 鈴木 孝司
- 79' 中島 裕希
3
-
2
2
前半
0
1
後半
2
大宮
- 65' 大前 元紀
- 67' ロビン シモヴィッチ
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 21 髙原 寿康
DF 25 小島 雅也
DF 5 深津 康太
DF 3 藤井 航大
DF 2 奥山 政幸
MF 8 平戸 太貴
83'
MF 15 井上 裕大
MF 24 ロメロ フランク
89'
MF 11 中村 祐也
71'
FW 30 中島 裕希
FW 9 鈴木 孝司
控えメンバー
GK 1 福井 光輝
DF 35 大谷 尚輝
DF 10 土岐田 洸平
MF 7 杉森 考起
89'
MF 14 吉濱 遼平
83'
MF 19 土居 柊太
FW 20 ドリアン バブンスキー
71'
監督
相馬 直樹
スターティングメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
85'
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 5 中村 太亮
MF 39 嶋田 慎太郎
90+1'
MF 8 茨田 陽生
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 9 ロビン シモヴィッチ
FW 10 大前 元紀
78'
控えメンバー
GK 22 笠原 昂史
DF 6 河面 旺成
DF 19 奥井 諒
85'
MF 15 大山 啓輔
MF 20 酒井 宣福
90+1'
MF 17 横谷 繁
FW 14 清水 慎太郎
78'
監督
石井 正忠
試合詳細
8 | シュート | 6 |
---|---|---|
7 | GK | 13 |
5 | CK | 6 |
18 | 直接FK | 18 |
3 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
野田 祐樹
副審
塩津 祐介
副審
高寺 恒如
第4の審判員
岩﨑 創一
入場者数
8,839人
天候
晴、強風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
20.4℃/48%
HIGHLIGHT
一度は2点差追いつくも、再び引き離される
開幕戦を白星で飾ってから早くも1週間が経ち、次の戦いがやってきた。第2節は、町田とのアウェイゲーム。相手はホーム開幕戦で士気が高いが、狙いはもちろん連勝だ。キックオフ時の気温は、20.4度。かなり暖かかった。そして、風が強かった。体力を消耗する環境での戦いとなった。
石井監督は、開幕戦から先発を2名入れ替えた。前線に大前、右サイドハーフには加入後初の公式戦出場となる嶋田が入った。試合は、開幕戦とは逆の展開で、早々に先手を奪われる格好になった。8分、CKから失点し、その後も試合は相手のペースで進んだ。選手たちが苦しんだのは、風と芝への対応だった。
大前は「かなり風が強くて、芝は長く、水をまいていなかったので、きつかった」と話した。浮き球のパスもグラウンダーのパスも速度が落ちるため、パスを通せる距離が短くなる。裏への抜け出しを狙っても、なかなかパスを受けられなかった。相手が最終ラインを高い位置に押し出し、距離を詰めてきたため、常にプレッシャーを受ける形になった。
三門も「(強風に負けまいと)相手のロングパスをセンターバックが強くはね返すと僕らを越え、前に出てきた相手のボランチに拾われてしまった。僕らが前を向いてボールを持てなかった」と話した。
それでも中長距離のパスを使い、高い位置で相手の背後を突く場面はあった。21分、菊地のロングパスから嶋田がカットインシュート。23分には茨田が左へ展開し、三門のクロスに大前が飛び込む決定機があったが、シュートはゴール右に外れた。
すると、チャンスの後はピンチだった。24分、町田の鮮やかなカウンターで追加点を奪われた。思うようにチャンスを作れないまま前半が終了すると、スタンドのファン・サポーターからブーイングが飛んだ。
後半は風上に立ち、リスクを負わない試合運びを見せる相手に苦しんだが、じわじわとペースを引き寄せた。
65分、左サイドの中村から中央にパスが入ると、三門が大きくサイドチェンジ。三門が「相手は、ピッチの半分よりボールサイドに人数を掛けてくる。逆サイドへのパスコースを切りながらプレッシャーを掛けてきたけど、相手が少し遅れれば狙えると思っていたし、シマ(嶋田)がうまく中に走り込んで大輔をフリーにしてくれた」と振り返った場面だ。
ロングパスに走り込んだ渡部が切り返し、マークをかわしてクロスを送ると、「かけ引きで相手の背後から前に出ていった」と話した大前が、ヘディングシュートをたたき込んだ。さらに直後の67分、大前が蹴った左CKをシモヴィッチがヘディングシュート。ゴールポストをたたいたボールを相手GKが弾きだそうとしたが、ゴールイン。短時間のうちに2点を返して同点に追いついた。
しかし、相手が耐えて試合が落ち着いた後、決勝点が生まれたのは、相手のセットプレーだった。79分、縦に送られたFKに合わせて飛び出した相手選手にヘディングシュートを決められた。最後まであきらめず、途中出場の清水がゴール前に飛び込むチャンスを作るなど粘ったが、再び追いつくことはできず2-3で敗戦となった。
相手のペースになったときに、どう耐えるのか。三門も大前も、選手同士でもっと話して変えていくことが必要だと反省点を挙げた。戦いながらコミュニケーションを深め、強さを増していくことができれば、初黒星は成長の糧となる。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
石井監督は、開幕戦から先発を2名入れ替えた。前線に大前、右サイドハーフには加入後初の公式戦出場となる嶋田が入った。試合は、開幕戦とは逆の展開で、早々に先手を奪われる格好になった。8分、CKから失点し、その後も試合は相手のペースで進んだ。選手たちが苦しんだのは、風と芝への対応だった。
大前は「かなり風が強くて、芝は長く、水をまいていなかったので、きつかった」と話した。浮き球のパスもグラウンダーのパスも速度が落ちるため、パスを通せる距離が短くなる。裏への抜け出しを狙っても、なかなかパスを受けられなかった。相手が最終ラインを高い位置に押し出し、距離を詰めてきたため、常にプレッシャーを受ける形になった。
三門も「(強風に負けまいと)相手のロングパスをセンターバックが強くはね返すと僕らを越え、前に出てきた相手のボランチに拾われてしまった。僕らが前を向いてボールを持てなかった」と話した。
それでも中長距離のパスを使い、高い位置で相手の背後を突く場面はあった。21分、菊地のロングパスから嶋田がカットインシュート。23分には茨田が左へ展開し、三門のクロスに大前が飛び込む決定機があったが、シュートはゴール右に外れた。
すると、チャンスの後はピンチだった。24分、町田の鮮やかなカウンターで追加点を奪われた。思うようにチャンスを作れないまま前半が終了すると、スタンドのファン・サポーターからブーイングが飛んだ。
後半は風上に立ち、リスクを負わない試合運びを見せる相手に苦しんだが、じわじわとペースを引き寄せた。
65分、左サイドの中村から中央にパスが入ると、三門が大きくサイドチェンジ。三門が「相手は、ピッチの半分よりボールサイドに人数を掛けてくる。逆サイドへのパスコースを切りながらプレッシャーを掛けてきたけど、相手が少し遅れれば狙えると思っていたし、シマ(嶋田)がうまく中に走り込んで大輔をフリーにしてくれた」と振り返った場面だ。
ロングパスに走り込んだ渡部が切り返し、マークをかわしてクロスを送ると、「かけ引きで相手の背後から前に出ていった」と話した大前が、ヘディングシュートをたたき込んだ。さらに直後の67分、大前が蹴った左CKをシモヴィッチがヘディングシュート。ゴールポストをたたいたボールを相手GKが弾きだそうとしたが、ゴールイン。短時間のうちに2点を返して同点に追いついた。
しかし、相手が耐えて試合が落ち着いた後、決勝点が生まれたのは、相手のセットプレーだった。79分、縦に送られたFKに合わせて飛び出した相手選手にヘディングシュートを決められた。最後まであきらめず、途中出場の清水がゴール前に飛び込むチャンスを作るなど粘ったが、再び追いつくことはできず2-3で敗戦となった。
相手のペースになったときに、どう耐えるのか。三門も大前も、選手同士でもっと話して変えていくことが必要だと反省点を挙げた。戦いながらコミュニケーションを深め、強さを増していくことができれば、初黒星は成長の糧となる。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
続きを読む
選手コメント
DF 4 山越 康平
相手の狙い通り、ディフェンスラインの裏に長いボールが数多く蹴り込まれた中で、なかなか押し返すことができませんでした。サイドチェンジからチャンスになるシーンもありましたが、もっと回数を増やすことができれば良かったですし、そのためにも質をあげていかないといけません。
連敗は許されませんので、練習からしっかり取り組み、次の試合に向けた準備をしていきたいです。
連敗は許されませんので、練習からしっかり取り組み、次の試合に向けた準備をしていきたいです。
MF 16 マテウス
あと一歩で逆転というところまでいきましたが、勝利を手にすることができず残念ですし、もったいない試合になってしまいました。2点差を追いついたことは収穫ですが、追い上げていた際のアグレッシブな姿勢を最初から出していく必要があると思います。
簡単な試合はひとつもないということが、あらためてわかりました。今後の教訓にしたいです。
簡単な試合はひとつもないということが、あらためてわかりました。今後の教訓にしたいです。
MF 39 嶋田 慎太郎
序盤は相手の圧力に圧倒されたところがあったので、もっとシンプルにプレーできれば良かったです。自分の持ち味を出せた部分もありましたが、3失点したことは課題だと思います。
アウェイまで本当に多くのサポーターの皆さんが来てくれた中で、このような結果になってしまい残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のホームゲームは絶対に勝ちますので応援よろしくお願いします。
アウェイまで本当に多くのサポーターの皆さんが来てくれた中で、このような結果になってしまい残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のホームゲームは絶対に勝ちますので応援よろしくお願いします。
今日は自分たちのサッカーをやらせてもらえなかったですし、町田さんのハイプレッシャーやセットプレーの精度の高さもありました。これからも今日のようなタフな試合が続くと思うので、それに打ち勝てるようなチーム力を積み重ねていかなければいけないと感じました。
今日は多くのファン・サポーターの方が来てくださり、ホームゲームのような声援でサポートしてくれました。その後押しがあって後半追いつくことができましたが、勝ち試合を見せられず残念な気持ちでいっぱいです。