明治安田生命J2リーグ 第5節
2018.3.21 [WED] 13:00
えがおS
熊本
- 47' 皆川 佑介
- 85' 安 柄俊
2
-
1
0
前半
1
2
後半
0
大宮
- 23' 菊地 光将
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 30 佐藤 昭大
DF 23 小谷 祐喜
DF 15 青木 剛
DF 4 園田 拓也
MF 14 田中 達也
MF 27 中山 雄登
86'
MF 32 米原 秀亮
MF 19 八久保 颯
90'
MF 2 黒木 晃平
FW 18 巻 誠一郎
68'
FW 11 皆川 佑介
控えメンバー
GK 1 畑 実
DF 5 植田 龍仁朗
90'
DF 24 高瀬 優孝
MF 8 上村 周平
MF 22 上原 拓郎
MF 31 伊東 俊
86'
FW 9 安 柄俊
68'
監督
渋谷 洋樹
スターティングメンバー
GK 22 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 39 嶋田 慎太郎
68'
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 20 酒井 宣福
88'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
FW 14 清水 慎太郎
68'
控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 25 高山 和真
DF 19 奥井 諒
MF 23 金澤 慎
MF 16 マテウス
68'
MF 11 マルセロ トスカーノ
88'
FW 28 富山 貴光
68'
監督
石井 正忠
試合詳細
8 | シュート | 12 |
---|---|---|
9 | GK | 3 |
9 | CK | 8 |
12 | 直接FK | 8 |
5 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
佐藤 隆治
副審
イ サンギ
副審
田島 宏則
第4の審判員
作本 貴典
入場者数
4,126人
天候
雨、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
12.4℃/80%
HIGHLIGHT
菊地のヘディングシュートで先制するも、後半の2失点で逆転を許す
タフなゲームになることはわかっていた。アルディージャを知り尽くした渋谷洋樹監督が熊本のベンチにいるからだ。多くの時間を共有した高瀬優孝もいる。一方で、アルディージャのスタメンには、ジュニアユースから熊本でプレーしてきた嶋田が入った。明治安田J2第5節は、縁の深い一戦となった。
連戦ということもあり、アルディージャは前節からスタメンを5人入れ替えてきた。河面、大山、酒井は今季初スタメンだ。立ち上がりは、高さのあるシモヴィッチをターゲットに、タテにボールを入れて攻撃の起点を作る。最初のチャンスは6分、渡部のクロスを酒井が頭で折り返すと、清水が至近距離からシュート。相手GKが弾いたボールをシモヴィッチが押し込んだが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。
前からプレッシャーをかけてくる熊本に対して、アルディージャは低い位置でボールを動かす。タイミングを見ながらタテにボールを入れて、攻撃を組み立てた。しかし、熊本の守備が厚い。効果的だったのがショートカウンターだ。17分には、高い位置でボールを奪った清水がミドルシュート。枠をとらえることはできなかったが、一つの形を見出した。
先制点は23分、セットプレーから生まれた。アルディージャがトリッキーなプレーを見せる。嶋田が蹴ると見せかけて、ゾーンで守る熊本に揺さぶりをかけた。タイミングをズラして大山が蹴ったボールは、GKとディフェンスラインの間の絶妙な位置に入る。これをゴール前に飛び込んだ菊地が頭で押し込んで、アルディージャが開幕戦以来となる先制点を奪った。
しだいに雨脚が強くなってきた。熊本の猛攻を受ける時間も長くなっていった。27分には、熊本の巻に決定的なシュートを許す。しかし、これはポストに救われた。アルディージャが1点をリードして前半を折り返したが、内容は五分五分だった。
後半開始早々の47分、CKから熊本に同点ゴールを決められる。スコアが振り出しに戻った。その後は、互いにチャンスを作れず、拮抗した展開が続いた。アルディージャは立て続けにCKを獲得したが、なかなか得点に結びつけることができない。68分には、富山、マテウスを同時に投入して攻撃の厚みを増した。
75分にはそのマテウスがチャンスを演出する。ペナルティエリアの外から得意のドリブルでゴール前に侵入。至近距離からシュートを放ったが、惜しくも相手GKに弾かれる。ここで得たCKは、ドンピシャのタイミングで菊地がヘディングシュート。しかし、これも相手GKにクリアされた。
試合が動いたのは終盤だ。85分、途中からピッチに入った熊本の安に技ありのゴールを決められる。1−2。逆転を許した。アルディージャはマルセロを投入して1点を取りにいった。最後は河面のシュート性のクロスにシモヴィッチが飛び込む場面もあったが、ゴールを割ることができず1−2で敗れた。
前半の内容がよかっただけに悔しい敗戦となった。だが、下を向いている時間はない。次節の福岡戦まで中3日。今日の敗戦を糧に、前へ進んでいくことが何よりも重要だ。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
連戦ということもあり、アルディージャは前節からスタメンを5人入れ替えてきた。河面、大山、酒井は今季初スタメンだ。立ち上がりは、高さのあるシモヴィッチをターゲットに、タテにボールを入れて攻撃の起点を作る。最初のチャンスは6分、渡部のクロスを酒井が頭で折り返すと、清水が至近距離からシュート。相手GKが弾いたボールをシモヴィッチが押し込んだが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。
前からプレッシャーをかけてくる熊本に対して、アルディージャは低い位置でボールを動かす。タイミングを見ながらタテにボールを入れて、攻撃を組み立てた。しかし、熊本の守備が厚い。効果的だったのがショートカウンターだ。17分には、高い位置でボールを奪った清水がミドルシュート。枠をとらえることはできなかったが、一つの形を見出した。
先制点は23分、セットプレーから生まれた。アルディージャがトリッキーなプレーを見せる。嶋田が蹴ると見せかけて、ゾーンで守る熊本に揺さぶりをかけた。タイミングをズラして大山が蹴ったボールは、GKとディフェンスラインの間の絶妙な位置に入る。これをゴール前に飛び込んだ菊地が頭で押し込んで、アルディージャが開幕戦以来となる先制点を奪った。
しだいに雨脚が強くなってきた。熊本の猛攻を受ける時間も長くなっていった。27分には、熊本の巻に決定的なシュートを許す。しかし、これはポストに救われた。アルディージャが1点をリードして前半を折り返したが、内容は五分五分だった。
後半開始早々の47分、CKから熊本に同点ゴールを決められる。スコアが振り出しに戻った。その後は、互いにチャンスを作れず、拮抗した展開が続いた。アルディージャは立て続けにCKを獲得したが、なかなか得点に結びつけることができない。68分には、富山、マテウスを同時に投入して攻撃の厚みを増した。
75分にはそのマテウスがチャンスを演出する。ペナルティエリアの外から得意のドリブルでゴール前に侵入。至近距離からシュートを放ったが、惜しくも相手GKに弾かれる。ここで得たCKは、ドンピシャのタイミングで菊地がヘディングシュート。しかし、これも相手GKにクリアされた。
試合が動いたのは終盤だ。85分、途中からピッチに入った熊本の安に技ありのゴールを決められる。1−2。逆転を許した。アルディージャはマルセロを投入して1点を取りにいった。最後は河面のシュート性のクロスにシモヴィッチが飛び込む場面もあったが、ゴールを割ることができず1−2で敗れた。
前半の内容がよかっただけに悔しい敗戦となった。だが、下を向いている時間はない。次節の福岡戦まで中3日。今日の敗戦を糧に、前へ進んでいくことが何よりも重要だ。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
続きを読む
選手コメント
DF 6 河面 旺成
体を張って前半を無失点で終えましたし、狙っていた形で先制することができました。それだけに、後半の立ち上がりと最後という、最も締めなければいけない時間帯に失点してしまったのは大きな課題です。今日は、対面の田中選手を自由にさせないことを意識しつつ、攻撃参加を増やしたいと考えていました。
必ずチャンスがくると思って取り組んできたので、リーグ初先発でも慌てることはありませんでしたが、結果を出せなくて残念です。すぐ4日後にホームでの福岡戦があります。チームとしてやっていることを信じ、一丸となって勝利をつかみたいです。
必ずチャンスがくると思って取り組んできたので、リーグ初先発でも慌てることはありませんでしたが、結果を出せなくて残念です。すぐ4日後にホームでの福岡戦があります。チームとしてやっていることを信じ、一丸となって勝利をつかみたいです。
MF 15 大山 啓輔
ここ数試合、相手のプレッシャーに対してボールをつなげず、勢いをつけさせてしまう展開があったので、まずは落ち着いてボールを保持することを意識しました。素早くポジションを取り、しっかりとパスをつなぎ、良い攻撃につなげることも大事なハードワークだと思います。
その中で、縦に速い攻撃をする場面と、安定してつなぐ場面に関して、もう少し意思統一できれば良い形が増えてくると思っています。キクさんへのアシストの場面は練習通りでしたが、その後の試合運びに課題が残ってしまったと感じます。
その中で、縦に速い攻撃をする場面と、安定してつなぐ場面に関して、もう少し意思統一できれば良い形が増えてくると思っています。キクさんへのアシストの場面は練習通りでしたが、その後の試合運びに課題が残ってしまったと感じます。
FW 28 富山 貴光
大宮での公式戦は3年ぶりでしたので、結果として負けてしまったのは非常に悔やまれますし、勝たなければいけない試合だったと思います。石井さんからは、前線でボールをキープする、しっかりと守備をするという指示を受けていました。コンディションは上がってきていますし、チームとしてやるべきことを明確に整理して、結果に結び付けたいと思います。
今日は自分の応援歌を歌ってくださってうれしかったです。必ず結果を出して皆さんに恩返ししたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
今日は自分の応援歌を歌ってくださってうれしかったです。必ず結果を出して皆さんに恩返ししたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
後半もしっかりつないで相手陣内にボールを運ぶことができていましたが、アタッキングサードでの精度が足りませんでした。また、今日の試合では相手よりもハードワークをしてアグレッシブに戦おうということでゲームに入ったのですが、その部分で相手を上回れなかったと感じています。