明治安田生命J2リーグ 第25節
2018.7.25 [WED] 19:00
NACK
大宮
- 45+3' 大山 啓輔
1
-
2
1
前半
0
0
後半
2
松本
- 56' 永井 龍
- 64' 永井 龍
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 22 笠原 昂史
DF 20 酒井 宣福
72'
DF 4 山越 康平
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
MF 8 茨田 陽生
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 28 富山 貴光
36'
FW 10 大前 元紀
70'
控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 25 高山 和真
DF 19 奥井 諒
72'
MF 17 横谷 繁
MF 39 嶋田 慎太郎
FW 11 マルセロ トスカーノ
70'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
36'
監督
石井 正忠
スターティングメンバー
GK 1 守田 達弥
DF 4 飯田 真輝
DF 31 橋内 優也
DF 2 浦田 延尚
MF 6 藤田 息吹
MF 5 岩間 雄大
MF 47 岩上 祐三
MF 20 石原 崇兆
78'
MF 13 中美 慶哉
FW 7 前田 大然
46*'
FW 38 永井 龍
86'
控えメンバー
GK 21 鈴木 智幸
DF 3 田中 隼磨
DF 18 當間 建文
DF 29 下川 陽太
46*'
MF 23 岡本 知剛
78'
FW 19 山本 大貴
FW 9 高崎 寛之
86'
監督
反町 康治
試合詳細
12 | シュート | 3 |
---|---|---|
4 | GK | 16 |
9 | CK | 3 |
9 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 1 |
試合データ
主審
吉田 哲朗
副審
藤澤 達也
副審
塚田 健太
第4の審判員
長谷川 雅
入場者数
9,329人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
29℃/53%
HIGHLIGHT
数的優位で逆転許す、厳しい連敗
一つの勝利、一つの敗北が、心に変化をもたらす。勝っているときは余裕を持って臨めることも、負けていると焦ってしまうものだ。そこに優勝争いの緊張感が加わる。
前節はアウェイで徳島に敗れ、連続無敗が8試合でストップ。明治安田J2第25節の松本戦は、出直しの一戦だ。相手は首位。優勝という目標を考えると意識せざるを得ない。茨田は「首位が相手。前節で負けてしまって、連敗は許されないというプレッシャーもかかっていた」と試合後に打ち明けた。
試合前半、ボール保持からサイド攻撃で押し込んだが、相手は前田のスピードを生かした高速アタックと、昨年まで大宮に在籍した岩上のロングスローやFK、アーリークロスなどで押し返してきた。攻撃から守備の切り替えで次第に遅れを取り、ファウルが増えてペースを握られていく。
しかし、35分に流れを変えるアクシデントが起きた。ホイッスルが鳴った後も競り合いを続けた中美が、マテウスを蹴って退場処分。すると、数的優位が形勢逆転を呼び込み、一気に試合の流れが傾いた。
38分、相手の背後へ送り込んだボールを大山がゴール前に残すと、大前がシュート。右を抜け出した大山のクロスからシモヴィッチがヘディングシュートを打つなど、好機が続いた。そしてアディショナルタイム、茨田の浮き球のパスに抜け出したマテウスがバイタルエリアにボールを送り、大山が相手をかわしてシュート。クロスバーに当たったボールがネットを揺らし、先制に成功した。
ところが、後半最初のピンチが失点につながってしまう。56分、相手の右CKから飯田にヘディングシュートを打たれた後に大山がクリアし切れず。寄せて来た相手にファウルをしてPKを与えた。「相手にセットプレーを与えたくなかった」とCKを避けようとした判断が、皮肉な結果になってしまった。
このPKを永井に決められて同点。さらに64分、カウンターで抜け出した永井を止め切れず、後手に回った守備をかわされて逆転ゴールをたたき込まれた。67分には縦パス1本で抜け出され、ポスト直撃のシュートを打たれるなどピンチが続いた。
石井監督は70分にマルセロ、72分に奥井を次々に投入し、クロスからの攻撃で勝負に出た。その狙い通り、奥井や河面のクロスからシモヴィッチがヘディングシュートを打つ場面が続いた。しかし、2点目が遠かった。攻めてもゴールを奪えず、タイムアップ。数的優位を生かせずに逆転で連敗を喫する苦しい結果になってしまった。
山越は、自身が2失点目を防ぎ切れなかった悔しさをのぞかせたが、「相手が引いているのに無理に攻めている場面もあった」と、焦らずにじっくりと攻める改善策をイメージし、「この敗戦は痛いけど、すぐにある次の試合で勝つしかない」と気持ちを切り替える。次節は、4日後の7月29日に行われる熊本戦。ホームで連戦となる。連敗の流れを断ち切る一戦にするしかない。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
前節はアウェイで徳島に敗れ、連続無敗が8試合でストップ。明治安田J2第25節の松本戦は、出直しの一戦だ。相手は首位。優勝という目標を考えると意識せざるを得ない。茨田は「首位が相手。前節で負けてしまって、連敗は許されないというプレッシャーもかかっていた」と試合後に打ち明けた。
試合前半、ボール保持からサイド攻撃で押し込んだが、相手は前田のスピードを生かした高速アタックと、昨年まで大宮に在籍した岩上のロングスローやFK、アーリークロスなどで押し返してきた。攻撃から守備の切り替えで次第に遅れを取り、ファウルが増えてペースを握られていく。
しかし、35分に流れを変えるアクシデントが起きた。ホイッスルが鳴った後も競り合いを続けた中美が、マテウスを蹴って退場処分。すると、数的優位が形勢逆転を呼び込み、一気に試合の流れが傾いた。
38分、相手の背後へ送り込んだボールを大山がゴール前に残すと、大前がシュート。右を抜け出した大山のクロスからシモヴィッチがヘディングシュートを打つなど、好機が続いた。そしてアディショナルタイム、茨田の浮き球のパスに抜け出したマテウスがバイタルエリアにボールを送り、大山が相手をかわしてシュート。クロスバーに当たったボールがネットを揺らし、先制に成功した。
ところが、後半最初のピンチが失点につながってしまう。56分、相手の右CKから飯田にヘディングシュートを打たれた後に大山がクリアし切れず。寄せて来た相手にファウルをしてPKを与えた。「相手にセットプレーを与えたくなかった」とCKを避けようとした判断が、皮肉な結果になってしまった。
このPKを永井に決められて同点。さらに64分、カウンターで抜け出した永井を止め切れず、後手に回った守備をかわされて逆転ゴールをたたき込まれた。67分には縦パス1本で抜け出され、ポスト直撃のシュートを打たれるなどピンチが続いた。
石井監督は70分にマルセロ、72分に奥井を次々に投入し、クロスからの攻撃で勝負に出た。その狙い通り、奥井や河面のクロスからシモヴィッチがヘディングシュートを打つ場面が続いた。しかし、2点目が遠かった。攻めてもゴールを奪えず、タイムアップ。数的優位を生かせずに逆転で連敗を喫する苦しい結果になってしまった。
山越は、自身が2失点目を防ぎ切れなかった悔しさをのぞかせたが、「相手が引いているのに無理に攻めている場面もあった」と、焦らずにじっくりと攻める改善策をイメージし、「この敗戦は痛いけど、すぐにある次の試合で勝つしかない」と気持ちを切り替える。次節は、4日後の7月29日に行われる熊本戦。ホームで連戦となる。連敗の流れを断ち切る一戦にするしかない。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
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選手コメント
DF 3 河本 裕之
絶対に勝たないといけない試合だったと思いますので、勝つことができずに残念です。相手は退場者が出る前から、カウンター狙いで攻めてきていました。
攻撃では、松本の前線からのプレッシャーも強くありませんでしたし、サイドから攻めることができればと思っていましたが結果につなげることができませんでした。
もう負けられないので、しっかり勝てるようにプレーしていきたいです。
攻撃では、松本の前線からのプレッシャーも強くありませんでしたし、サイドから攻めることができればと思っていましたが結果につなげることができませんでした。
もう負けられないので、しっかり勝てるようにプレーしていきたいです。
MF 7 三門 雄大
啓輔の素晴らしいゴールで先制することができました。そのまま2点目を取ることができれば良かったですが、相手がカウンターを狙っていたことやFWの特徴を考えると、結果論になりますが、より適切なゲーム運びができたのではないかと思います。
8戦負けなしで上位との差を詰めてきましたが、また離されてしまいました。非常にもったいない結果だと思います。1回1回やられているたびに下を向いてはいけないし、苦しい状況でも顔を上げてプレーすることが大切です。もう一度全員が跳ね返す力を持って戦っていきたいと思います。
8戦負けなしで上位との差を詰めてきましたが、また離されてしまいました。非常にもったいない結果だと思います。1回1回やられているたびに下を向いてはいけないし、苦しい状況でも顔を上げてプレーすることが大切です。もう一度全員が跳ね返す力を持って戦っていきたいと思います。
FW 9 ロビン シモヴィッチ
急遽の出場となりましたが、問題なくゲームに入れました。しかし、逆転を許してしまい非常に残念です。自分は高さで勝てていたので、クロスボールからいくつかの決定機を迎えましたが、得点することができませんでした。
得点に至らなかったとは言え、チャンスはたくさん作れていました。チャンスが作れていることで良い感覚は残ります。幸いにも次の試合もホームで戦えますから、声援を力に変えて戦いたいと思います。
得点に至らなかったとは言え、チャンスはたくさん作れていました。チャンスが作れていることで良い感覚は残ります。幸いにも次の試合もホームで戦えますから、声援を力に変えて戦いたいと思います。
DF 19 奥井 諒
ビハインドの状況だったので、外から攻めて得点を奪うようにという指示を受けてピッチに入りました。
松本は一人ひとりがハードワークしていましたし、簡単に崩すことは難しかったと思いますが、一人多いことの優位性をもう少し生かすことができると良かったです。
最終的に42試合が終わった後に、優勝・昇格していることが大事ですから、3連敗だけはすることなく、次の試合で勝点3を取れるようにプレーしたいです。
松本は一人ひとりがハードワークしていましたし、簡単に崩すことは難しかったと思いますが、一人多いことの優位性をもう少し生かすことができると良かったです。
最終的に42試合が終わった後に、優勝・昇格していることが大事ですから、3連敗だけはすることなく、次の試合で勝点3を取れるようにプレーしたいです。
試合内容としては、相手が少ない状態で、前半でしっかり得点を取ることができました。後半から松本もパワーをかけて入ってくるだろうという中で、我々も自分たちが一人多いという考えを捨てて、しっかりとゲームに入ることを意識させたかったのですが、それができずに、自分たちのミスから失点してしまいました。
首位の松本に勝点を近づけるためにとても重要な試合だったので、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。