プレシーズンマッチ
2019.2.9 [SAT] 13:00
NACK
大宮
- 27' 石川 俊輝
- 83' 奥抜 侃志
2
-
0
1
前半
0
1
後半
0
松本
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 50 畑尾 大翔
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
DF 13 渡部 大輔
80'
DF 17 中村 太亮
MF 5 石川 俊輝
MF 15 大山 啓輔
MF 39 嶋田 慎太郎
72'
FW 22 フアンマ デルガド
FW 10 大前 元紀
控えメンバー
GK 32 加藤 有輝
DF 4 山越 康平
MF 20 酒井 宣福
80'
MF 26 小島 幹敏
MF 33 奥抜 侃志
72'
FW 34 佐相 壱明
FW 28 富山 貴光
監督
高木 琢也
スターティングメンバー
GK 1 守田 達弥
DF 5 今井 智基
DF 44 服部 康平
DF 31 橋内 優也
DF 42 高橋 諒
MF 14 パウリーニョ
69'
MF 6 藤田 息吹
MF 47 岩上 祐三
MF 25 町田 也真人
61'
FW 7 前田 大然
76'
FW 10 レアンドロ ペレイラ
76'
控えメンバー
GK 21 ゴ ドンミン
DF 3 田中 隼磨
DF 24 那須川 将大
MF 8 セルジーニョ
61'
MF 13 中美 慶哉
76'
MF 22 米原 秀亮
69'
FW 11 永井 龍
76'
監督
反町 康治
試合詳細
8 | シュート | 7 |
---|---|---|
6 | GK | 8 |
2 | CK | 3 |
14 | 直接FK | 15 |
4 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
窪田 陽輔
副審
赤阪 修
副審
作本 貴典
第4の審判員
竹田 和雄
入場者数
6,286人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
1.0℃/80%
フアンマ、石川ら新加入選手の活躍で完勝! 新生アルディージャの初陣を飾る!
キックオフ時の気温は1.0度。猛烈な寒気が北日本の上空を覆い、それに伴い関東地方も広い範囲で厳しい寒さとなった。しかし、NACK5スタジアム大宮には熱気があった。新生アルディージャのお披露目となるプレシーズンマッチは、今シーズンの方向性を決定づける意味でも重要だ。キックオフは予定どおりの13時。小雪がチラつく中でのスタートとなった。
注目のフォーメーションは、[3-4-2-1]。GKは笠原。3バックは右から畑尾、菊地、河面が並んだ。ボランチは新加入の石川と大山がコンビを組み、右サイドに渡部が、左サイドに中村が入った。1トップのフアンマを、2シャドーの大前と嶋田がサポートする。
立ち上がりから、テンポ良くボールを動かした。昨シーズンのJ2を制した松本を相手に、一歩も引かない。渡部、中村の両サイドがタッチラインいっぱいまで張り、ピッチを大きく使って攻撃を仕掛けた。前線にクサビを打ち込むタイミングも悪くない。
先制点は理想的な形から生まれたものだ。27分、左サイドでボールを受けたフアンマがドリブル突破を図った。中央に折り返したボールを、走り込んだ石川が右足で押し込む。新加入選手の共演から生まれたゴールで、勢いが一気に加速した。
前線からプレッシャーを掛けてきた松本に対して、センターバックの菊地を軸に安定した最終ラインを敷いた。5人がピタリと並んで、相手の侵入を許さない。球際も集中していた。何より、菊地とレアンドロ・ペレイラのエアバトルは圧巻だった。182cmの菊地が、190cmのレアンドロ・ペレイラにことごとく競り勝った。
中盤のバランスを取ったのが、大山だった。コンビを組む石川との相性も抜群。一方が攻めれば、一方が守る。しかも、最適な距離を保ちながら。「ポジションが重ならないことを意識しました。啓輔のバランスを見る能力は、互いの信頼があってこそ。そういう意味では、感謝しないといけない」。そう言って、石川は手応えを口にした。
攻守の切り替えが早くなったことも、石川がボランチに入ったメリットだろう。前半終了間際には、石川が高い位置でボールを奪い、右サイドを上がっていた畑尾に素早くさばいた。中央に折り返したボールをフアンマがシュート。これは枠を外れたが、守から攻への切り替えの早さを感じさせたシーンだった。
後半開始早々にセットプレーからネットを揺らされた。しかし、オフサイドの判定でノーゴール。セットプレー時には全員が横一列に並び、安定したゾーンディフェンスを形成した。
ギアを上げてきた松本を封じ込めた。72分には奥抜、80分には酒井とフレッシュなメンバーを送り込んだ。2点目が生まれたのは、直後の83分だ。GK笠原がFKを前線にフィード。フアンマが頭で落としたボールを右サイドの奥抜がドリブルで持ち込み、角度のないところから右足を強振。豪快にゴールネットを揺らした。
終盤に入っても、アルディージャの守備は高い集中力を維持した。両サイドからのクロスを何度もはじき返した。試合終了間際には、中央に入れられたボールがゴールに吸い込まれそうになった。それも、笠原が懸命に手を伸ばしてボールを外にかき出している。アディショナルタイムの3分をしのぎ切り、2-0で勝利をつかんだ。
プレシーズンマッチとはいえ、クリーンシートで勝ち切った。チームが挑戦した3バックも機能している。実り多き一戦だった。キャプテンの大前が言う。
「高木監督も、試合前から『ホームで負けてはいけない』と言っていた。ホームで勝つところをサポーターに見せられたし、期待してもらえる試合ができたと思う。開幕に向けて、しっかりやっていきたい」
2019明治安田生命J2リーグの開幕まで、あと2週間。リーグ制覇に向けて、期待が湧き上がる一戦だった。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
注目のフォーメーションは、[3-4-2-1]。GKは笠原。3バックは右から畑尾、菊地、河面が並んだ。ボランチは新加入の石川と大山がコンビを組み、右サイドに渡部が、左サイドに中村が入った。1トップのフアンマを、2シャドーの大前と嶋田がサポートする。
立ち上がりから、テンポ良くボールを動かした。昨シーズンのJ2を制した松本を相手に、一歩も引かない。渡部、中村の両サイドがタッチラインいっぱいまで張り、ピッチを大きく使って攻撃を仕掛けた。前線にクサビを打ち込むタイミングも悪くない。
先制点は理想的な形から生まれたものだ。27分、左サイドでボールを受けたフアンマがドリブル突破を図った。中央に折り返したボールを、走り込んだ石川が右足で押し込む。新加入選手の共演から生まれたゴールで、勢いが一気に加速した。
前線からプレッシャーを掛けてきた松本に対して、センターバックの菊地を軸に安定した最終ラインを敷いた。5人がピタリと並んで、相手の侵入を許さない。球際も集中していた。何より、菊地とレアンドロ・ペレイラのエアバトルは圧巻だった。182cmの菊地が、190cmのレアンドロ・ペレイラにことごとく競り勝った。
中盤のバランスを取ったのが、大山だった。コンビを組む石川との相性も抜群。一方が攻めれば、一方が守る。しかも、最適な距離を保ちながら。「ポジションが重ならないことを意識しました。啓輔のバランスを見る能力は、互いの信頼があってこそ。そういう意味では、感謝しないといけない」。そう言って、石川は手応えを口にした。
攻守の切り替えが早くなったことも、石川がボランチに入ったメリットだろう。前半終了間際には、石川が高い位置でボールを奪い、右サイドを上がっていた畑尾に素早くさばいた。中央に折り返したボールをフアンマがシュート。これは枠を外れたが、守から攻への切り替えの早さを感じさせたシーンだった。
後半開始早々にセットプレーからネットを揺らされた。しかし、オフサイドの判定でノーゴール。セットプレー時には全員が横一列に並び、安定したゾーンディフェンスを形成した。
ギアを上げてきた松本を封じ込めた。72分には奥抜、80分には酒井とフレッシュなメンバーを送り込んだ。2点目が生まれたのは、直後の83分だ。GK笠原がFKを前線にフィード。フアンマが頭で落としたボールを右サイドの奥抜がドリブルで持ち込み、角度のないところから右足を強振。豪快にゴールネットを揺らした。
終盤に入っても、アルディージャの守備は高い集中力を維持した。両サイドからのクロスを何度もはじき返した。試合終了間際には、中央に入れられたボールがゴールに吸い込まれそうになった。それも、笠原が懸命に手を伸ばしてボールを外にかき出している。アディショナルタイムの3分をしのぎ切り、2-0で勝利をつかんだ。
プレシーズンマッチとはいえ、クリーンシートで勝ち切った。チームが挑戦した3バックも機能している。実り多き一戦だった。キャプテンの大前が言う。
「高木監督も、試合前から『ホームで負けてはいけない』と言っていた。ホームで勝つところをサポーターに見せられたし、期待してもらえる試合ができたと思う。開幕に向けて、しっかりやっていきたい」
2019明治安田生命J2リーグの開幕まで、あと2週間。リーグ制覇に向けて、期待が湧き上がる一戦だった。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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選手コメント
GK 1 笠原 昂史
チームとして、ここまでやってきたことが発揮できた試合でした。個人としては、特にビルドアップの部分を高めなければいけないと感じました。先制した後、苦しい時間を耐えながら、追加点を奪う。しかも、無失点という理想的な展開でした。精度を高めて続けていけるように、チーム全員で取り組んでいきたいと思います。
J1昇格に向けてスタートダッシュは大事です。良い雰囲気を作っていただき一年間、一緒に戦って、目標を達成したいと思います!
J1昇格に向けてスタートダッシュは大事です。良い雰囲気を作っていただき一年間、一緒に戦って、目標を達成したいと思います!
MF 5 石川 俊輝
プレシーズンマッチと言えど、僕にとってNACKでのプレーは特別です。得点はリーグ戦まで取っておきたかったですね(笑)。勝ちを求めて戦っていた中で結果を残せたことは、リーグ戦に向けて収穫だと思いますが、細かい部分を見ていくと、もっと高められる部分がいくつもありました。
そこを修正し、チームとしても個人としても、良い状態で開幕を迎えられるように、良いトレーニングをしていきたいです。今シーズン、一緒に戦っていきましょう!
そこを修正し、チームとしても個人としても、良い状態で開幕を迎えられるように、良いトレーニングをしていきたいです。今シーズン、一緒に戦っていきましょう!
MF 33 奥抜 侃志
得点シーンは、フアンマが良い形でボールを落としてくれました。少し右に運んだらニアが空いていたので、思い切ってシュートを打ちました。以前は、あそこでパスを選択することが多かったですが、昨年末に観戦した欧州リーグでは、『俺が、俺が』という選手が上に行くんだなと肌で感じ、自分も今のままではダメだ、エゴを出していこうと考えるようになりました。
ゴールを挙げれば記録にも記憶にも残りますし、結果を出してチームの勝利に貢献していきたいです。
ゴールを挙げれば記録にも記憶にも残りますし、結果を出してチームの勝利に貢献していきたいです。
昨シーズンまでこのチームは通常4バックでやっていましたが、今シーズンは3バックにチャレンジしたいという流れの中で、ある程度対応できるようになってきたことはここまでの成果だと思います。
今日の試合に入る前に1つどうかなと思っていたのが、3バックのチームと戦うのが今シーズン初めてになるという点でした。相手が4バックの場合はギャップでフリーになることができるのですが、今日は景色が異なり、前につけるところで相手が目に入ってきて戸惑いもあったように感じられました。ただそれも含めて、良い試合ができたと感じています。