明治安田生命J2リーグ 第2節
2019.3.2 [SAT] 14:00
NACK
大宮

- 19' フアンマ デルガド
- 87' 富山 貴光
- 90+1' 渡部 大輔
3
-
4
1
前半
1
2
後半
3
琉球

- 16' 田中 恵太
- 56' 鈴木 孝司
- 58' 鈴木 孝司
- 61' 上門 知樹
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将

DF 6 河面 旺成
DF 17 中村 太亮


MF 15 大山 啓輔
MF 5 石川 俊輝
MF 39 嶋田 慎太郎

FW 22 フアンマ デルガド
FW 10 大前 元紀

控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 50 畑尾 大翔
MF 20 酒井 宣福

MF 26 小島 幹敏

MF 8 茨田 陽生
MF 11 ダヴィッド バブンスキー

FW 28 富山 貴光

監督
高木 琢也
スターティングメンバー

GK 1 カルバハル
DF 3 西岡 大志
DF 2 増谷 幸祐
DF 4 岡﨑 亮平
DF 5 徳元 悠平

MF 11 田中 恵太
MF 20 上里 一将

MF 6 風間 宏希
MF 14 上門 知樹

MF 7 中川 風希

FW 9 鈴木 孝司
控えメンバー
GK 23 石井 綾
DF 30 西河 翔吾
DF 33 福井 諒司

MF 8 小松 駿太

MF 13 河合 秀人
MF 19 越智 亮介

FW 15 和田 凌
監督
樋口 靖洋
試合詳細
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|
---|---|---|
12 | シュート | 10 |
8 | GK | 6 |
6 | CK | 3 |
14 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 4 |
1 | PK | 0 |
試合データ
主審
上村 篤史
副審
藤井 陽一
副審
岩﨑 創一
第4の審判員
佐藤 誠和
入場者数
7,867人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
13.6℃/22%
HIGHLIGHT
フアンマが加入後初ゴールも、4失点で追い上げ届かず

開幕から2試合連続のホームゲームだ。初戦は引分けただけに、今度こそ勝利を挙げたい。相手はJ2初参戦の琉球。昇格組だが、開幕戦で勝っている。カテゴリーが下でも、勢いのある優勝チームは手強いものだ。チームを率いるのは、08シーズンに大宮を率いた樋口監督。試合前のメンバー紹介ではホーム側ゴール裏からも拍手が送られた。
立ち上がりは、互角だった。大きなサイドチェンジで揺さぶりを掛け、前節でJリーグ通算100試合出場を達成した大山と石川が、最終ラインの裏を狙うランニングを仕掛けた。しかし、守備がなかなか機能しなかった。
河面は「僕らのサイドで太亮君の前に2人いて、スピードアップされて後ろ向きの守備が多くなった。後ろがマンツーマンになっても、僕が前に出るとか、もう少しトライすれば良かったかもしれない」と、相手を捕まえにくい状況を振り返った。
相手の攻撃のサポートが早く、1対1で奪いにいけそうな場面が、数的不利な局面に持ち込まれた。遅れてボールを奪いに行くと、自陣にスペースが空く。渡部は「中盤に良いパスを入れられ、前を向かれてしまった。もっとコンパクトに守って防ぎたかった」と言う。
ボール奪取が定まらなければ、攻撃に移るスピードも遅れる。高木監督が「相手のモビリティー(流動性)に付いていけなかった」と話したのは、攻守両面に言えることだった。
16分、サイドから攻撃に移ろうとしたところでボールを奪われ、ショートカウンターから失点。3分後、大前のFKをフリーになった山越がヘディングで折り返し、フアンマが同点ゴールを奪い、譲らぬ姿勢は見せた。
後半開始直後の47分には、最終ラインからパスを受けた大山から、フアンマ、中村とパスをつなぎ、大前がヘディングシュートを狙う好機もあった。しかし、後半も守備は改善できないままだった。
56分、自陣右サイドから逆サイドへパスをつながれ、勝ち越し点を奪われた。58分には左サイドを崩されて失点。さらに3分後には、ミドルシュートで4点目。わずか5分の間で一気に3失点を喫し、苦しい展開になった。
3点リードで守備を重視した相手を崩せない時間帯は、もどかしさがただよった。しかし、ゴール裏からは「バモ大宮」のコールが響き、交代で投入された小島、富山、酒井がチームに勢いを与え、あきらめずにゴールに迫った。
87分、渡部のクロスの流れで獲得したPKを富山が決めると、90+1分には酒井のクロスを小島がコースを変え、逆サイドから走り込んだ渡部が決めて1点差に追い上げた。その後もチャンスが続いたが、目安5分のアディショナルタイムが経過し、無情にも試合終了のホイッスルが響いた。
勢いを持ったときの力は、十分にある。だからこそ、悔しい。富山は「うちに勝ってやろうという気持ちで来るチームが多い。だから、それをはね返す気持ちがないと勝てない。誰も受け身になっているつもりはないと思うけど、まだ身構えている部分があると思う。もっと勢いを持ってやらないと厳しいと思う」と、メンタル面の課題もあるという見解を示した。
次節はアウェイで、徳島と対戦する。躍動感にあふれる積極的な攻守の動きで、今シーズン初勝利を挙げたい。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
立ち上がりは、互角だった。大きなサイドチェンジで揺さぶりを掛け、前節でJリーグ通算100試合出場を達成した大山と石川が、最終ラインの裏を狙うランニングを仕掛けた。しかし、守備がなかなか機能しなかった。
河面は「僕らのサイドで太亮君の前に2人いて、スピードアップされて後ろ向きの守備が多くなった。後ろがマンツーマンになっても、僕が前に出るとか、もう少しトライすれば良かったかもしれない」と、相手を捕まえにくい状況を振り返った。
相手の攻撃のサポートが早く、1対1で奪いにいけそうな場面が、数的不利な局面に持ち込まれた。遅れてボールを奪いに行くと、自陣にスペースが空く。渡部は「中盤に良いパスを入れられ、前を向かれてしまった。もっとコンパクトに守って防ぎたかった」と言う。
ボール奪取が定まらなければ、攻撃に移るスピードも遅れる。高木監督が「相手のモビリティー(流動性)に付いていけなかった」と話したのは、攻守両面に言えることだった。
16分、サイドから攻撃に移ろうとしたところでボールを奪われ、ショートカウンターから失点。3分後、大前のFKをフリーになった山越がヘディングで折り返し、フアンマが同点ゴールを奪い、譲らぬ姿勢は見せた。
後半開始直後の47分には、最終ラインからパスを受けた大山から、フアンマ、中村とパスをつなぎ、大前がヘディングシュートを狙う好機もあった。しかし、後半も守備は改善できないままだった。
56分、自陣右サイドから逆サイドへパスをつながれ、勝ち越し点を奪われた。58分には左サイドを崩されて失点。さらに3分後には、ミドルシュートで4点目。わずか5分の間で一気に3失点を喫し、苦しい展開になった。
3点リードで守備を重視した相手を崩せない時間帯は、もどかしさがただよった。しかし、ゴール裏からは「バモ大宮」のコールが響き、交代で投入された小島、富山、酒井がチームに勢いを与え、あきらめずにゴールに迫った。
87分、渡部のクロスの流れで獲得したPKを富山が決めると、90+1分には酒井のクロスを小島がコースを変え、逆サイドから走り込んだ渡部が決めて1点差に追い上げた。その後もチャンスが続いたが、目安5分のアディショナルタイムが経過し、無情にも試合終了のホイッスルが響いた。
勢いを持ったときの力は、十分にある。だからこそ、悔しい。富山は「うちに勝ってやろうという気持ちで来るチームが多い。だから、それをはね返す気持ちがないと勝てない。誰も受け身になっているつもりはないと思うけど、まだ身構えている部分があると思う。もっと勢いを持ってやらないと厳しいと思う」と、メンタル面の課題もあるという見解を示した。
次節はアウェイで、徳島と対戦する。躍動感にあふれる積極的な攻守の動きで、今シーズン初勝利を挙げたい。
(総評:平野貴也/写真:高須力)
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選手コメント
DF 4 山越 康平
後半に2点目を取られてから、悪い流れのまま連続失点を喫してしまいました。結構スピードのある相手に対して、もう少し早い段階で対応することが必要でしたし、最後の場面でもっと体を張らなくてはいけませんでした。自分自身、すごく責任を感じています。攻撃に関しては、チーム全体として裏への動きなどを入れていくことで、よりボールが動いてくると思います。
次に向かって切り替えることが大事です。しっかりと反省点を改善して、良い準備をしていきたいです。
次に向かって切り替えることが大事です。しっかりと反省点を改善して、良い準備をしていきたいです。
FW 22 フアンマ デルガド
先制されてすぐの同点ゴールだったので、リーグ初得点はうれしかったですが、敗戦という結果になってしまい、非常に悔しい一日になってしまいました。練習してきたことが勝利につながらず残念です。今日の試合を反省し、練習から厳しく取り組んでいかなければいけないと思います。
もっともっと走って、もっともっと歯を食いしばって、もっともっと戦う姿勢を出していかなければ試合には勝てません。一つひとつのプレーを大事にし、チームとして引き締めていきたいです。
もっともっと走って、もっともっと歯を食いしばって、もっともっと戦う姿勢を出していかなければ試合には勝てません。一つひとつのプレーを大事にし、チームとして引き締めていきたいです。
MF 26 小島 幹敏
3点差の状態で入ったので、やるべきことは決まっていました。得点に絡んでやろう、結果を残してやろうという気持ちでした。ボールに絡んでゲームを組み立て、相手ゴール前に入っていければと考えていたので、もっとボールに触って、もっとチャンスを作りたかったです。
公式戦では3年ぶりにNACKでプレーし、帰ってきたなと実感しました。ピッチとスタンドが近いNACK独特の雰囲気は、やはり素晴らしいと思います。サポーターの皆さんの応援は、非常に有難いですし、すごく力になるので、次も一緒に戦ってほしいです。
公式戦では3年ぶりにNACKでプレーし、帰ってきたなと実感しました。ピッチとスタンドが近いNACK独特の雰囲気は、やはり素晴らしいと思います。サポーターの皆さんの応援は、非常に有難いですし、すごく力になるので、次も一緒に戦ってほしいです。
スカウティングでは琉球の特徴やウィークポイントなど、しっかりと分析をしてきたのですが、思った以上というか、思った通りにやられてしまったというのが素直な感想です。
特に相手にはモビリティがある選手がたくさんいて、相手のセンターバックは172cmの選手でしたが、そういう選手がセンターバックをやるということは、ビルドアップが上手くて身体的にも強いんだろうなと思っていたらやはりそうでした。コンディションの問題なのか、そのモビリティを止めるための何かをもう少し身につけて臨まなければいけなかったのかはわかりませんが、相手のモビリティに我々がついていけませんでした。
後半はボール保持者にアプローチができなくなっていたので、2トップにしました。ただそれも失点して気持ちが下がってしまったのか、ズルズルと失点を重ねてしまい、非常にもったいないゲームだったと思います。
このゲームをいろいろな意味で、僕自身もチームが良い方向に向かうための材料にしたいと思います。選手たちも今日のゲームから学ぶことがたくさんあったと思いますので、ネガティブにとらえることもできますが、とにかくポジティブな部分を探しながらそれを上乗せして、もちろん悪かったところは修正して次に臨みたいと思います。