明治安田生命J2リーグ 第3節
2019.3.10 [SUN] 14:00
鳴門大塚
徳島
0
-
1
0
前半
0
0
後半
1
大宮
- 70' ダヴィッド バブンスキー
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 21 梶川 裕嗣
DF 19 鈴木 大誠
DF 3 ヨルディ バイス
DF 2 田向 泰輝
MF 22 藤田 征也
MF 15 岸本 武流
46*'
MF 8 岩尾 憲
MF 23 鈴木 徳真
79'
MF 11 野村 直輝
MF 13 清武 功暉
FW 47 押谷 祐樹
84'
控えメンバー
GK 1 永井 堅梧
DF 25 内田 航平
46*'
DF 7 内田 裕斗
MF 14 杉本 竜士
84'
MF 17 表原 玄太
MF 10 狩野 健太
FW 9 河田 篤秀
79'
監督
リカルド ロドリゲス
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
DF 50 畑尾 大翔
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 15 大山 啓輔
75'
MF 7 三門 雄大
MF 39 嶋田 慎太郎
62'
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
88'
MF 20 酒井 宣福
FW 22 フアンマ デルガド
控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 3 河本 裕之
DF 19 奥井 諒
MF 5 石川 俊輝
75'
MF 26 小島 幹敏
88'
FW 10 大前 元紀
FW 28 富山 貴光
62'
監督
高木 琢也
試合詳細
5 | シュート | 9 |
---|---|---|
10 | GK | 7 |
6 | CK | 6 |
11 | 直接FK | 16 |
0 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
鶴岡 将樹
副審
植田 文平
副審
村田 裕介
第4の審判員
大原 謙哉
入場者数
3,870人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
13.2℃/69%
HIGHLIGHT
バブンスキーの移籍後初ゴールで、今シーズン初勝利を奪う!
第3節は徳島とのアウェイゲームだ。今シーズン初勝利を目指すアルディージャは、前節からスタメンを4人入れ替えてきた。最終ラインには山越に代わって畑尾が入った。左のウイングバックに酒井。キャプテンマークを巻いたのは、今シーズン初出場の三門だ。同じく初出場のバブンスキーが2シャドーの一角に入っている。
立ち上がりのアルディージャは、守備に軸足を置いていた。高い位置からプレッシャーをかけていく戦い方は、入り方としては悪くない。長めのボールを多用して、攻撃のエリアを広げていった。
躍動したのが、今シーズン初スタメンの酒井だ。積極的にボールに絡み、精度の高いクロスでチャンスを演出。12分のセットプレーの場面では、ファーサイドに回り込んでヘディングシュートを放った。攻守にわたって活躍し、17分にはミドルシュートで徳島のゴールを脅かした。
しかし、徳島のプレッシャーが少しずつアルディージャから体力を奪っていく。20分を過ぎたあたりから、押し込まれる時間が続いた。
アルディージャにもチャンスはあった。サイドにボールを散らして相手の守備を揺さぶり、隙を突いて真ん中からシュートを狙っていく。31分には前線で相手のボールを奪ったフアンマがミドルシュート。しかし、これは相手GKの正面を突いた。さらに39分には大山が左から右へサイドチェンジ。大山が再び中央でパスを受けてミドルシュートを放つが、ボールは枠を逸れていった。
右ウイングバックの渡部もタッチライン際でアップダウンを繰り返した。ボール支配率こそ徳島を下回ったが、数多くのチャンスを生み出していたのはアルディージャの方だ。しかし、スコアボードの数字は両チームとも「0」。2分のアディショナルタイムにも大きな動きはなく、0-0のまま前半を折り返した。
後半に入っても拮抗した展開が続いた。徳島の厳しいプレッシャーの前に、アルディージャはセカンドボールが奪えない。それでも、4バックから3バックに替えてきた徳島に対して、アルディージャは安定した戦いを見せていた。高木監督が最初のカードを切ったのは62分だ。嶋田に代えて富山をピッチに送り込む。
そして70分、ついに徳島のゴールに風穴を開けた。殊勲はバブンスキーだ。左サイドの攻撃。一度は相手にボールを弾かれた。クリアボールを拾ったバブンスキーが中に切れ込んで右足を一閃。バブンスキーの移籍後初ゴールで、アルディージャが先制点を奪った。
その後もアルディージャは引かなかった。75分には、ボランチの石川を投入して、中盤を安定させた。前線からプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪った。GK笠原を軸に、ゴール前にブロックを築いた。88分にはバブンスキーに代わって小島がピッチイン。最後まで集中力を切らさなかったアルディージャが1点を守り切り、待望の今シーズン初勝利を手に入れた。
次節の山形戦もアウェイゲームだ。この勢いを途切らせてはいけない。大切なのは、どんなに苦しくてもしぶとく勝ち切ること。J1昇格に近道はない。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
立ち上がりのアルディージャは、守備に軸足を置いていた。高い位置からプレッシャーをかけていく戦い方は、入り方としては悪くない。長めのボールを多用して、攻撃のエリアを広げていった。
躍動したのが、今シーズン初スタメンの酒井だ。積極的にボールに絡み、精度の高いクロスでチャンスを演出。12分のセットプレーの場面では、ファーサイドに回り込んでヘディングシュートを放った。攻守にわたって活躍し、17分にはミドルシュートで徳島のゴールを脅かした。
しかし、徳島のプレッシャーが少しずつアルディージャから体力を奪っていく。20分を過ぎたあたりから、押し込まれる時間が続いた。
アルディージャにもチャンスはあった。サイドにボールを散らして相手の守備を揺さぶり、隙を突いて真ん中からシュートを狙っていく。31分には前線で相手のボールを奪ったフアンマがミドルシュート。しかし、これは相手GKの正面を突いた。さらに39分には大山が左から右へサイドチェンジ。大山が再び中央でパスを受けてミドルシュートを放つが、ボールは枠を逸れていった。
右ウイングバックの渡部もタッチライン際でアップダウンを繰り返した。ボール支配率こそ徳島を下回ったが、数多くのチャンスを生み出していたのはアルディージャの方だ。しかし、スコアボードの数字は両チームとも「0」。2分のアディショナルタイムにも大きな動きはなく、0-0のまま前半を折り返した。
後半に入っても拮抗した展開が続いた。徳島の厳しいプレッシャーの前に、アルディージャはセカンドボールが奪えない。それでも、4バックから3バックに替えてきた徳島に対して、アルディージャは安定した戦いを見せていた。高木監督が最初のカードを切ったのは62分だ。嶋田に代えて富山をピッチに送り込む。
そして70分、ついに徳島のゴールに風穴を開けた。殊勲はバブンスキーだ。左サイドの攻撃。一度は相手にボールを弾かれた。クリアボールを拾ったバブンスキーが中に切れ込んで右足を一閃。バブンスキーの移籍後初ゴールで、アルディージャが先制点を奪った。
その後もアルディージャは引かなかった。75分には、ボランチの石川を投入して、中盤を安定させた。前線からプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪った。GK笠原を軸に、ゴール前にブロックを築いた。88分にはバブンスキーに代わって小島がピッチイン。最後まで集中力を切らさなかったアルディージャが1点を守り切り、待望の今シーズン初勝利を手に入れた。
次節の山形戦もアウェイゲームだ。この勢いを途切らせてはいけない。大切なのは、どんなに苦しくてもしぶとく勝ち切ること。J1昇格に近道はない。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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選手コメント
MF 7 三門 雄大
チームの力になりたいという気持ちでトレーニングを重ねてきましたし、自分にできることを全力でやり切ろう、練習してきたことを出し切ろうと考えていました。今日のように体を張って、昨年の悔しい思いを体現していくことが大事ですし、これをベースにしていくことが必要だと思います。
雨の中でも多くのサポーターの皆さんがかけ付けて、一生懸命に応援してくださいました。来週の山形でも同じように良い雰囲気を作ってくれると思いますので、一緒に勝利をつかみ取ってホームに戻りたいです。
雨の中でも多くのサポーターの皆さんがかけ付けて、一生懸命に応援してくださいました。来週の山形でも同じように良い雰囲気を作ってくれると思いますので、一緒に勝利をつかみ取ってホームに戻りたいです。
MF 20 酒井 宣福
勝てていなかったので、チームの勝利に貢献することだけを考えて入りました。守備では対面の相手に絶対にやらせない、1対1で負けないという意識を持っていましたし、攻撃では縦への突破やクロスという自分の強みを生かして、相手を押し込みたいと思っていました。
自分自身も得点チャンスがありましたが、そういった場面を決め切る精度や、1本のパスを確実に通すことなど、自分たちの課題を改善しながら勝点を重ねていきたいです。
自分自身も得点チャンスがありましたが、そういった場面を決め切る精度や、1本のパスを確実に通すことなど、自分たちの課題を改善しながら勝点を重ねていきたいです。
DF 50 畑尾 大翔
自分も含めて4人が今シーズン初先発でしたが、やってやろうという気持ちが強過ぎると空回りしてしまうので、練習してきたことをしっかりやろうと意識していました。全員でハードワークし、良い守備から攻撃につなげることができたと思います。リーグ戦42試合における1試合の重みは、全てが同じです。
昨シーズン終盤のようなハイテンションの戦いを今から続けていければ、優勝や昇格に必ずつながっていくと思いますので、切り替えて次に向かっていきたいです。
昨シーズン終盤のようなハイテンションの戦いを今から続けていければ、優勝や昇格に必ずつながっていくと思いますので、切り替えて次に向かっていきたいです。
徳島は前節とは異なり4バックで入ってきました。我々の前節を見ていれば、仮に僕自身が相手の監督であっても4バックで臨んだと思います。相手は左サイドでポイントを作りながら、右サイドの15番の岸本選手を使ってきました。22番の藤田選手をなぜ右のサイドバックに置いたのか、始まって何分かして理由がわかりました。そこを止められたことが今日のゲームの大きな勝因だったと思います。
後半は相手が3バックにしてきて、ボールの奪われ方が悪かったり相手のプレッシャーが厳しい場面もありましたが、体を張って最後の危ないシーンも防いでくれました。
だからと言って今日のゲームを「よかったね」とするのではなく、勝点3をとれたことはよかったのですが、もっと質を高めていかなくてはいけないと思います。そういった意味での起爆剤というか、今日の1勝を次につなげられるように、また準備をしていきたいと思います。