明治安田生命J2リーグ 第6節
2020.7.19 [SUN] 18:00
中銀スタ
甲府
- 51' ドゥドゥ
1
-
0
0
前半
0
1
後半
0
大宮
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 31 岡西 宏祐
DF 2 藤田 優人
DF 3 小柳 達司
DF 5 今津 佑太
DF 39 内田 健太
MF 6 野澤 英之
MF 8 新井 涼平
MF 14 武田 将平
MF 11 泉澤 仁
63'
FW 10 ドゥドゥ
77'
FW 29 ジュニオール バホス
63'
控えメンバー
GK 33 小泉 勇人
DF 4 山本 英臣
77'
MF 15 中村 亮太朗
MF 16 松田 力
63'
FW 18 太田 修介
FW 19 宮崎 純真
FW 44 ハーフナー マイク
63'
監督
伊藤 彰
スターティングメンバー
GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 13 渡部 大輔
DF 24 西村 慧祐
DF 3 河本 裕之
DF 42 山越 康平
MF 41 小野 雅史
63'
MF 7 三門 雄大
82'
MF 18 イッペイ シノヅカ
46*'
MF 14 近藤 貴司
63'
MF 22 翁長 聖
FW 27 戸島 章
70'
控えメンバー
GK 46 松本 健太
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
MF 15 大山 啓輔
63'
MF 39 嶋田 慎太郎
46*'
MF 11 奥抜 侃志
63'
FW 37 髙田 颯也
82'
FW 28 富山 貴光
70'
監督
高木 琢也
試合詳細
3 | シュート | 11 |
---|---|---|
17 | GK | 2 |
2 | CK | 6 |
12 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
高山 啓義
副審
佐藤 貴之
副審
櫻井 大輔
第4の審判員
國吉 真吾
入場者数
2,028人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝、
気温/湿度
29℃/59%
HIGHLIGHT
終盤の猛攻も実らず。アウェイで連敗を喫す
今シーズン初黒星を喫した栃木戦から中3日、明治安田J2第6節は甲府との対戦である。2試合連続でアウェイでの戦いだ。
前節からスタメンを4人入れ替えて臨む。河本、小野、三門、近藤が、2試合ぶりに先発に指名された。栃木戦で負傷交代した戸島も、1トップに入っている。
ともに3-4-2-1のシステムでスタートするが、甲府はビルドアップ時に3バック中央の選手がボランチへポジションを上げてくる。立ち位置を変える相手に惑わされることなく、9分には両チームを通じて最初の決定機を作り出す。左サイドからカットインした翁長の右足ミドルが、相手GKを脅かした。
直後の左CKでは、シノヅカのライナー性のボールを西村がニアサイドで合わせる。惜しくもGKに阻まれたものの、用意したパターンを見せることができた場面だろう。
36分には直接FKを右サイドへ展開し、渡部がクロスを供給する。ファーサイドの河本がヘディングで折り返すと、ゴール前では戸島が空中戦に競り勝つ。
前半のうちにゴールを奪うことはできなかったが、主導権を握ることはできていた。高木監督が試合前にあげていた「攻めているときのリスク管理、攻め切る。それから、中途半端なところでのボールロストを避ける」といったポイントは、抑えることができていただろう。
0-0のまま迎えた後半、高木監督が先に動く。シノヅカに代えて嶋田が投入された。背番号39は今シーズン初出場だ。
51分、先制点を喫する。左サイドのCKからドゥドゥに決められた。同サイドのここしかないというコースを破られてしまった。GKを責めることはできない。
リードした相手が5-4-1のブロックを敷いてくる中で、戸島が相手センターバックとかけ引きをしながらボールを引き出そうとする。近藤や翁長も、フリーランニングで相手守備陣にストレスをかける。前線の選手が足を止めずに動き出しを繰り返すが、アタッキングサードにスペースを見つけるのは難しい。ワンサイドゲームと言っても差し支えないぐらいに相手陣内でポゼッションしながら、縦パスを差し込むタイミングをはかる。
63分、高木監督が再び動く。ダブルボランチの一角を担う小野を下げて大山を送り出し、近藤に代えて奥抜が左シャドーのポジションに入る。さらに70分、1トップが戸島から富山になる。
81分、ペナルティエリア外の好位置で直接FKを得る。左サイドから得意のドリブルで切り込んだ奥抜が、相手のファウルを誘った。ポイントには翁長、嶋田、大山が立つ。相手とのかけ引きの中で大山が壁の下を狙うが、右足の一撃は跳ね返されてしまう。
直後の82分、5枚目のカードが切られる。三門を下げて髙田が登場する。この日が3度目のベンチ入りだった18歳のルーキーが、追いかける展開でJリーグデビューを飾る。
ここから先は総攻撃を仕掛けた。富山が最前線で足を止めずに動き回り、奥抜と髙田が果敢に仕掛けていく。右サイドからは渡部が、左サイドからは翁長が、幅を取りながらクロスを入れていく。3バックの攻撃の関わりも、ビルドアップにとどまらない。山越が最前線で待ち構える時間帯もあった。
アディショナルタイムに突入した90+2分、右サイド深くから翁長がロングスローを送り込む。この流れから攻撃を続け、大山が右サイドからクロスを入れると、奥抜がヘディングで合わせる。ファーサイドへ流れたボールに西村が反応するが、必死に合わせたボレーシュートは枠を捉えることができない。
後半はリスクをかけて押し込み、2点目を与えずに最後まで攻め続けた。しかし、0-1で押し切られてしまった。試合後の高木監督は「今日みたいな試合は追加点を与えると終わってしまうが、危ないシーンもなかったし、集中してやってくれた」と振り返る。
一方で、前節に続いて勝点を逃しただけに、指揮官は悔しさをのみ込んで前を向いた。「2敗していますし、次節はホームゲームですし、我々は勝つしかない。勝つための準備をもう一度やっていきたい」と、語気強く語った。
(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)
前節からスタメンを4人入れ替えて臨む。河本、小野、三門、近藤が、2試合ぶりに先発に指名された。栃木戦で負傷交代した戸島も、1トップに入っている。
ともに3-4-2-1のシステムでスタートするが、甲府はビルドアップ時に3バック中央の選手がボランチへポジションを上げてくる。立ち位置を変える相手に惑わされることなく、9分には両チームを通じて最初の決定機を作り出す。左サイドからカットインした翁長の右足ミドルが、相手GKを脅かした。
直後の左CKでは、シノヅカのライナー性のボールを西村がニアサイドで合わせる。惜しくもGKに阻まれたものの、用意したパターンを見せることができた場面だろう。
36分には直接FKを右サイドへ展開し、渡部がクロスを供給する。ファーサイドの河本がヘディングで折り返すと、ゴール前では戸島が空中戦に競り勝つ。
前半のうちにゴールを奪うことはできなかったが、主導権を握ることはできていた。高木監督が試合前にあげていた「攻めているときのリスク管理、攻め切る。それから、中途半端なところでのボールロストを避ける」といったポイントは、抑えることができていただろう。
0-0のまま迎えた後半、高木監督が先に動く。シノヅカに代えて嶋田が投入された。背番号39は今シーズン初出場だ。
51分、先制点を喫する。左サイドのCKからドゥドゥに決められた。同サイドのここしかないというコースを破られてしまった。GKを責めることはできない。
リードした相手が5-4-1のブロックを敷いてくる中で、戸島が相手センターバックとかけ引きをしながらボールを引き出そうとする。近藤や翁長も、フリーランニングで相手守備陣にストレスをかける。前線の選手が足を止めずに動き出しを繰り返すが、アタッキングサードにスペースを見つけるのは難しい。ワンサイドゲームと言っても差し支えないぐらいに相手陣内でポゼッションしながら、縦パスを差し込むタイミングをはかる。
63分、高木監督が再び動く。ダブルボランチの一角を担う小野を下げて大山を送り出し、近藤に代えて奥抜が左シャドーのポジションに入る。さらに70分、1トップが戸島から富山になる。
81分、ペナルティエリア外の好位置で直接FKを得る。左サイドから得意のドリブルで切り込んだ奥抜が、相手のファウルを誘った。ポイントには翁長、嶋田、大山が立つ。相手とのかけ引きの中で大山が壁の下を狙うが、右足の一撃は跳ね返されてしまう。
直後の82分、5枚目のカードが切られる。三門を下げて髙田が登場する。この日が3度目のベンチ入りだった18歳のルーキーが、追いかける展開でJリーグデビューを飾る。
ここから先は総攻撃を仕掛けた。富山が最前線で足を止めずに動き回り、奥抜と髙田が果敢に仕掛けていく。右サイドからは渡部が、左サイドからは翁長が、幅を取りながらクロスを入れていく。3バックの攻撃の関わりも、ビルドアップにとどまらない。山越が最前線で待ち構える時間帯もあった。
アディショナルタイムに突入した90+2分、右サイド深くから翁長がロングスローを送り込む。この流れから攻撃を続け、大山が右サイドからクロスを入れると、奥抜がヘディングで合わせる。ファーサイドへ流れたボールに西村が反応するが、必死に合わせたボレーシュートは枠を捉えることができない。
後半はリスクをかけて押し込み、2点目を与えずに最後まで攻め続けた。しかし、0-1で押し切られてしまった。試合後の高木監督は「今日みたいな試合は追加点を与えると終わってしまうが、危ないシーンもなかったし、集中してやってくれた」と振り返る。
一方で、前節に続いて勝点を逃しただけに、指揮官は悔しさをのみ込んで前を向いた。「2敗していますし、次節はホームゲームですし、我々は勝つしかない。勝つための準備をもう一度やっていきたい」と、語気強く語った。
(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)
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選手コメント
FW 37 髙田 颯也
デビューできたことは良かったですが、監督からも積極的に仕掛けて得点やアシストを狙うように言われていましたし、同点にする、逆転するというのが自分の仕事だったので、得点まで持っていけなかったことはまだ甘かったのかなと思います。
特に緊張せずゲームには入れました。得点を取らないと勝てないスポーツなので連携もそうですし、時には個人プレーや多少泥臭い形でもゴールにつなげることが大事だと思います。
今日は前を向いて仕掛けることはできたのですが、もっとゴールに向かって仕掛ける、シュートで終わる、クロスを上げ切るという部分を次はできるようにして得点に絡んでいきたいです。相手にしっかり守られている中ではドリブル以外にもボールを受ける動きや、背後に抜ける意識を持ってプレーしないといけないと感じました。
特に緊張せずゲームには入れました。得点を取らないと勝てないスポーツなので連携もそうですし、時には個人プレーや多少泥臭い形でもゴールにつなげることが大事だと思います。
今日は前を向いて仕掛けることはできたのですが、もっとゴールに向かって仕掛ける、シュートで終わる、クロスを上げ切るという部分を次はできるようにして得点に絡んでいきたいです。相手にしっかり守られている中ではドリブル以外にもボールを受ける動きや、背後に抜ける意識を持ってプレーしないといけないと感じました。
MF 39 嶋田 慎太郎
ハーフタイムの交代で今シーズン、初めてリーグ戦に出場することができました。
先制されてからは特に相手が引いてブロックを作っていたので、自分のところでパスを引き出して、そこから仕掛けたりシュートまで持っていったりする意識を持っていました。しかし、ベタ引きの状況になった相手の守備を崩すことができず、どうやって崩していくかが課題だと感じました。
連敗は受け入れがたいですが、次に向かって切り替えてトレーニングしていくしかないと思います。
先制されてからは特に相手が引いてブロックを作っていたので、自分のところでパスを引き出して、そこから仕掛けたりシュートまで持っていったりする意識を持っていました。しかし、ベタ引きの状況になった相手の守備を崩すことができず、どうやって崩していくかが課題だと感じました。
連敗は受け入れがたいですが、次に向かって切り替えてトレーニングしていくしかないと思います。
DF 42 山越 康平
結果を残せなかったことがすごく悔しいですし、もっと練習が必要だと強く感じました。いつもとは違うポジションでしたが、試合前のミーティングで監督から言われて良いイメージだけを持って試合に入りました。
個人的にも過去の甲府戦での良いイメージがありましたし、前節よりも積極的なプレーを意識しました。松本戦で勝点3が取れるように、もっともっと強い気持ちで準備していきたいと思います。
個人的にも過去の甲府戦での良いイメージがありましたし、前節よりも積極的なプレーを意識しました。松本戦で勝点3が取れるように、もっともっと強い気持ちで準備していきたいと思います。
それでも攻撃で変化をつける部分などプラスになる材料はありました。ただ、選手の特長を生かすことであったり仕掛けの部分については、もう少し経験と時間が必要だと感じています。
この敗戦をしっかりと受け止めて、今後のゲームに生かしていきたいです。