明治安田生命J2リーグ 第12節
2020.8.16 [SUN] 19:00
みらスタ
山口
- 56' 浮田 健誠
1
-
0
0
前半
0
1
後半
0
大宮
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 33 山田 元気
DF 29 田中 陸
DF 30 ヘニキ
DF 28 眞鍋 旭輝
DF 24 安在 和樹
80'
MF 6 高 宇洋
MF 3 ヘナン
MF 10 池上 丈二
FW 16 浮田 健誠
75'
FW 18 小松 蓮
75'
FW 11 高井 和馬
87'
控えメンバー
GK 17 吉満 大介
DF 41 武岡 優斗
80'
FW 7 田中 パウロ淳一
87'
FW 19 森 晃太
75'
FW 9 イウリ
FW 38 河野 孝汰
FW 43 梅木 翼
75'
監督
霜田 正浩
スターティングメンバー
GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 50 畑尾 大翔
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
MF 5 石川 俊輝
MF 15 大山 啓輔
69'
MF 26 小島 幹敏
73'
MF 14 近藤 貴司
64'
MF 10 黒川 淳史
73'
MF 22 翁長 聖
FW 36 吉永 昇偉
FW 17 ネルミン ハスキッチ
64'
控えメンバー
GK 46 松本 健太
DF 24 西村 慧祐
MF 7 三門 雄大
73'
MF 41 小野 雅史
69'
MF 11 奥抜 侃志
73'
FW 37 髙田 颯也
64'
FW 27 戸島 章
64'
監督
高木 琢也
試合詳細
13 | シュート | 11 |
---|---|---|
6 | GK | 12 |
3 | CK | 5 |
12 | 直接FK | 12 |
3 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
谷本 涼
副審
日高 晴樹
副審
若槻 直輝
第4の審判員
池田 一洋
入場者数
1,515人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝
気温/湿度
29.4℃/62%
HIGHLIGHT
前半のチャンスを生かし切れず無念の敗戦
5連戦の折り返し。2つの引分けを挟んで迎えた明治安田J2第12節は、山口とのアウェイゲームだ。絶対に勝点3を持ち帰らなければいけない。
前節から先発が5人、入れ替わった。大きな変化は、普段ならボランチを務めることが多い石川が右のセンターバックに入ったことだ。しかし、最終ラインの経験もあるため守備に問題はない。前線への配給の精度が上がったと言えるだろう。
立ち上がりからテンポ良くボールをつなぎ、山口のプレッシャーをかいくぐった。サイドチェンジも機能。狙いははっきりしていた。相手ディフェンスラインの裏だ。黒川、近藤の2シャドーが積極的に前へと飛び出していく。5分には大山が自陣から縦パスを送り、手数をかけず一気にボールを運んでいった。近藤のボールタッチがやや大きくなったが、決定的なチャンスにつながるシーンだった。
3試合ぶりに先発したハスキッチも前半は存在感を発揮した。左右に流れて攻撃の起点となり、数々のチャンスを演出する。18分には大山が蹴ったCKを頭でジャストミート。惜しくもGKに阻まれたが、相手守備陣に脅威を与えた。さらにチャンスは続く。31分、左サイドの翁長がカットインからシュート。35分にも黒川、小島がつないだボールをハスキッチがシュートを放つなど、左サイドから効果的な攻撃を展開した。
40分、ハスキッチが高い位置で相手のパスをインターセプト。石川、翁長とつないだボールを、黒川が左へ流す。走り込んできた小島が左足を振り抜いたが、シュートは惜しくもゴール右にそれていった。チャンスはあった中で、スコアレスのまま前半を折り返した。
後半に入ると、相手にボールを保持される時間が長くなる。ゴール前にブロックを築いて粘り強く守ったが、先制点は山口に生まれた。アルディージャから見て右サイドからのクロスを、浮田に押し込まれたのだ。
ベンチが動いた。近藤に代えて高田、ハスキッチに代えて戸島を投入。FW登録の2人を同時にピッチに送り込んだ。さらに69分、小野がピッチイン。続けて、73分には小島に代わって三門が、黒川に代わって奥抜が同時に入った。
5枚の交代カードを使い切った。メンバーが代わってもプレーのイメージを共有できるのがアルディージャの強みだが、思うように流れを引き戻すことができずに防戦が続いた。ターゲットの戸島にボールを集めようとするが、波状攻撃にはつながらなかった。
アディショナルタイムは5分。しかし、山口にうまく時間を使われた。翁長のロングスローもはじき返され、0-1で押し切られた。
前半は多くのチャンスを生み出したものの、結果として無得点で敗れた。3試合も白星から遠ざかったのは、今シーズン初めてのことだ。しかし、次の北九州戦まで中2日。下を向いている時間はない。「チャンスを決め切る力が必要になってくる。次はホームゲームなので、しっかり勝てるように準備したい」。黒川の言葉には熱がこもっていた。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
前節から先発が5人、入れ替わった。大きな変化は、普段ならボランチを務めることが多い石川が右のセンターバックに入ったことだ。しかし、最終ラインの経験もあるため守備に問題はない。前線への配給の精度が上がったと言えるだろう。
立ち上がりからテンポ良くボールをつなぎ、山口のプレッシャーをかいくぐった。サイドチェンジも機能。狙いははっきりしていた。相手ディフェンスラインの裏だ。黒川、近藤の2シャドーが積極的に前へと飛び出していく。5分には大山が自陣から縦パスを送り、手数をかけず一気にボールを運んでいった。近藤のボールタッチがやや大きくなったが、決定的なチャンスにつながるシーンだった。
3試合ぶりに先発したハスキッチも前半は存在感を発揮した。左右に流れて攻撃の起点となり、数々のチャンスを演出する。18分には大山が蹴ったCKを頭でジャストミート。惜しくもGKに阻まれたが、相手守備陣に脅威を与えた。さらにチャンスは続く。31分、左サイドの翁長がカットインからシュート。35分にも黒川、小島がつないだボールをハスキッチがシュートを放つなど、左サイドから効果的な攻撃を展開した。
40分、ハスキッチが高い位置で相手のパスをインターセプト。石川、翁長とつないだボールを、黒川が左へ流す。走り込んできた小島が左足を振り抜いたが、シュートは惜しくもゴール右にそれていった。チャンスはあった中で、スコアレスのまま前半を折り返した。
後半に入ると、相手にボールを保持される時間が長くなる。ゴール前にブロックを築いて粘り強く守ったが、先制点は山口に生まれた。アルディージャから見て右サイドからのクロスを、浮田に押し込まれたのだ。
ベンチが動いた。近藤に代えて高田、ハスキッチに代えて戸島を投入。FW登録の2人を同時にピッチに送り込んだ。さらに69分、小野がピッチイン。続けて、73分には小島に代わって三門が、黒川に代わって奥抜が同時に入った。
5枚の交代カードを使い切った。メンバーが代わってもプレーのイメージを共有できるのがアルディージャの強みだが、思うように流れを引き戻すことができずに防戦が続いた。ターゲットの戸島にボールを集めようとするが、波状攻撃にはつながらなかった。
アディショナルタイムは5分。しかし、山口にうまく時間を使われた。翁長のロングスローもはじき返され、0-1で押し切られた。
前半は多くのチャンスを生み出したものの、結果として無得点で敗れた。3試合も白星から遠ざかったのは、今シーズン初めてのことだ。しかし、次の北九州戦まで中2日。下を向いている時間はない。「チャンスを決め切る力が必要になってくる。次はホームゲームなので、しっかり勝てるように準備したい」。黒川の言葉には熱がこもっていた。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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選手コメント
MF 10 黒川 淳史
僕は攻撃の選手なので、自分のゴールやゴールにつながるシーンを作れなかったのが非常に残念です。
前半にチャンスがあった中で、やはりチームとして、それを決め切ることが必要だと思います。後半は、なかなかうまくいかない時間が多かったですが、相手はしっかりとプレッシャーを掛けてきていたので、個人やチームでそれをはがして局面を打開できれば流れを変えられたと思います。
中2日ですぐに試合が来ますし、下を向いていてもダメだと思います。次は自分たちより上の順位にいる北九州が相手ですし、ホームで勝てるように切り替えて良い準備をしたいです。
前半にチャンスがあった中で、やはりチームとして、それを決め切ることが必要だと思います。後半は、なかなかうまくいかない時間が多かったですが、相手はしっかりとプレッシャーを掛けてきていたので、個人やチームでそれをはがして局面を打開できれば流れを変えられたと思います。
中2日ですぐに試合が来ますし、下を向いていてもダメだと思います。次は自分たちより上の順位にいる北九州が相手ですし、ホームで勝てるように切り替えて良い準備をしたいです。
FW 17 ネルミン ハスキッチ
前半と後半で流れが変わり、前半にできていたことが後半はできなくなりました。
後半の最初の15分は相手にゲームをコントロールされてしまい、その中で失点してしまったことは残念です。前半にできていたことを続けてできれば良かったです。前半は多くのチャンスを作れたと思います。良いプレーもありましたし、ポジティブな部分を見て次の試合に臨みたいです。自分自身も前半はコンビネーションからチャンスを作れましたが生かし切れませんでした。しっかり分析して次につなげたいです。
得点を取るためにチームメートとも理解し合いながら、次の試合に向けて這い上がっていきたいです。
後半の最初の15分は相手にゲームをコントロールされてしまい、その中で失点してしまったことは残念です。前半にできていたことを続けてできれば良かったです。前半は多くのチャンスを作れたと思います。良いプレーもありましたし、ポジティブな部分を見て次の試合に臨みたいです。自分自身も前半はコンビネーションからチャンスを作れましたが生かし切れませんでした。しっかり分析して次につなげたいです。
得点を取るためにチームメートとも理解し合いながら、次の試合に向けて這い上がっていきたいです。
FW 37 髙田 颯也
リードされている状況でしたが、個人としては今までで一番長い出場時間でした。自分が入ることで追いついて逆転させなければいけなかったのですが、自分の持ち味をあまり出せなかったので悔しいです。
途中からは2トップのような位置でプレーしたのですが、もっとボールを受けてチャンスを作れれば良かったです。FWの位置から少し落ちたりトシ君の周りを動いてスペースを見つけながら狙っていく形は、今後にもつながるかなと思いました。
勝てない試合が続いていますが、次は絶対に勝たなくてはいけない試合だと思います。サポーターの皆さんの応援はすごく力になります。次は勝てるように頑張りますので応援をお願いします。
途中からは2トップのような位置でプレーしたのですが、もっとボールを受けてチャンスを作れれば良かったです。FWの位置から少し落ちたりトシ君の周りを動いてスペースを見つけながら狙っていく形は、今後にもつながるかなと思いました。
勝てない試合が続いていますが、次は絶対に勝たなくてはいけない試合だと思います。サポーターの皆さんの応援はすごく力になります。次は勝てるように頑張りますので応援をお願いします。
山口の特徴としてディフェンスの背後が空く傾向があったので、そこをついていく中で何度かチャンスはありました。しかし、最後はやはり点が取れないと守備陣も含めてリスクをかけないといけないシーンが出てきますし、その流れの中での失点をすることもあると思いますが、今日はまさしくそういった展開になったという印象です。後半に失点をするまではそれほど悪くなかったと思いますが、やはり点数を取らないといけないです。
山口はここ最近勝てていない中でのゲームでアグレッシブさを感じましたし、球際の強さ、押し込みたくても押し込めない、地上戦でも空中戦でも難しく、セカンドボールも取れないとなると、やはり攻めることはできないというのが今日の失点後の流れだと思います。連戦の疲れは相手も同じことなので、それは敗戦の理由にはならないです。