明治安田生命J2リーグ 第29節
2020.10.25 [SUN] 14:00
NACK
大宮
0
-
0
0
前半
0
0
後半
0
長崎
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 43 山田 将之
70'
DF 50 畑尾 大翔
77'
DF 24 西村 慧祐
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
MF 26 小島 幹敏
MF 7 三門 雄大
MF 10 黒川 淳史
MF 22 翁長 聖
FW 28 富山 貴光
FW 17 ネルミン ハスキッチ
77'
控えメンバー
GK 46 松本 健太
DF 42 山越 康平
77'
MF 41 小野 雅史
MF 14 近藤 貴司
77'
MF 9 菊地 俊介
70'
監督
高木 琢也
スターティングメンバー
GK 21 高木和 徹
DF 23 米田 隼也
DF 6 角田 誠
DF 26 二見 宏志
DF 3 亀川 諒史
39'
MF 18 氣田 亮真
79'
MF 40 カイオ セザール
MF 17 秋野 央樹
MF 19 澤田 崇
FW 11 玉田 圭司
64'
FW 9 富樫 敬真
79'
控えメンバー
GK 30 徳重 健太
DF 5 鹿山 拓真
DF 16 毎熊 晟矢
39'
MF 8 磯村 亮太
MF 13 加藤 大
79'
MF 14 名倉 巧
64'
FW 32 ビクトル イバルボ
79'
監督
手倉森 誠
試合詳細
7 | シュート | 6 |
---|---|---|
10 | GK | 10 |
4 | CK | 6 |
10 | 直接FK | 7 |
1 | 間接FK | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
木村 博之
副審
清野 裕介
副審
金次 雄之介
第4の審判員
細尾 基
入場者数
3,748人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝
気温/湿度
21.6℃/25%
HIGHLIGHT
耐えて終盤に猛反撃。だがゴールを奪い切れずドロー
負傷者が続出し、7人登録できる控え選手が5人しかいない試合が続いている。しかし、チームはDF山田、MF青木を期限付き移籍で獲得。新たな力とともに17位という厳しい順位からの浮上を目指す。
明治安田J2第29節は、ホームに長崎を迎えた。加入したばかりの山田が右のウイングバックで先発起用された(青木は次節以降、出場可能に)。コロナ禍で禁止されていた太鼓を使用した応援が解禁されてから初のホームゲーム。太鼓で先導されて統一感を増した応援でスタジアムが一体となり、3位の長崎撃破に挑んだ。
立ち上がりは、勢い良く攻め込んだ。2分、翁長が自ら蹴ったFKのこぼれ球に反応し、センタリングを上げるとクロスバーをたたいた。しかし上位チームは安定感があり、すぐに反撃を受けて押し込まれた。11分にCKから、15分にはカウンターからピンチに追い込まれた。20分には長くボールを保持され、守備網をかき回された。
それでも、高木監督が「ボールを持たれて焦れてアプローチに行って、自陣にスペースを作ってしまう(背後を突かれる)ようなシーンはなかった」と振り返ったように、粘り強く守って逆襲を仕掛けた。
24分、翁長が左サイドで突破を仕掛け、2人にマークされながら鋭いクロスを供給。ゴール前では反応できなかったが、ファーサイドで富山がシュート。ゴール右に外れたが、非常に惜しいシーンだった。
その後も翁長が左サイドで上下動を繰り返し、パスワークの潤滑油としてチームの攻撃を活性化。翁長は「(左寄りの位置でプレーする)マクシメンコ選手、三門選手、黒川選手との4人で良い距離感でやる中で、攻撃はうまくいっていた。僕自身は前を覗きながらのプレーを意識していました」と手応えを振り返った。
後半も守備の時間が続いたが、守備ブロックを築いて耐えた。全体を押し下げられたり、最終ラインから前線までが間延びさせられたり、バランスを整えて押し返すことは難しかったが、単発ながらも反撃の回数は増加していった。
52分、黒川がミドルシュート。57分には三門のラストパスでハスキッチが抜け出しを狙った。64分、翁長のクロスをハスキッチがヘディングシュート。65分にはクロスバー直撃のシュートを打たれるピンチもあったものの、一進一退の攻防に持ち込んだ。
70分、高木監督は山田に代えて菊地を投入。富山が右のウイングバックに移った。山田、富山とも本職ではない位置でのプレーとなり、厳しい台所事情を感じずにはいられない。ただ、77分には負傷による離脱から戻ってきた近藤と山越が久しぶりに出場し、元気な姿を見せたことはプラス材料だ。
80分にチャンスが到来する。中盤でセカンドボールを拾った富山が中央へ切り込むと、中央前方へ走り込んだ三門へパス。バックパスを黒川がループシュートで狙ったが、クロスバーを越えた。
長崎が3トップに布陣を変えてきた終盤も、山越がイバルボに空中戦で競り勝つなど譲らず。むしろ、猛反撃に出た。近藤投入時に最前線へ移った菊地がキープし、中盤の攻撃参加を呼び込んだ。
アディショナルタイム、翁長のクロスから菊地がボレーシュート。さらに黒川が菊地とのワンツーでペナルティエリア内を攻略し、菊地、三門が飛び込んで、翁長がクロス。これは三門に当たってはね返ったが、ボールを拾った翁長のラストパスを三門がシュート。角田にカバーされゴールには至らなかった。最後は左CKから菊地や西村がヘディングシュートを放ったが得点は生まれず、スコアレスドローで幕を閉じた。
復帰を果たした山越は「長い期間、負傷で離れて迷惑をかけた。(戦列に)戻って、体を張るところや戦う気持ち、球際の強さといったところを見せていきたい」と、今シーズンの残り13試合にかける気持ちを語った。次節は、琉球とのホームゲーム。アウェイで5失点と大敗を喫した相手に雪辱を期す。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
明治安田J2第29節は、ホームに長崎を迎えた。加入したばかりの山田が右のウイングバックで先発起用された(青木は次節以降、出場可能に)。コロナ禍で禁止されていた太鼓を使用した応援が解禁されてから初のホームゲーム。太鼓で先導されて統一感を増した応援でスタジアムが一体となり、3位の長崎撃破に挑んだ。
立ち上がりは、勢い良く攻め込んだ。2分、翁長が自ら蹴ったFKのこぼれ球に反応し、センタリングを上げるとクロスバーをたたいた。しかし上位チームは安定感があり、すぐに反撃を受けて押し込まれた。11分にCKから、15分にはカウンターからピンチに追い込まれた。20分には長くボールを保持され、守備網をかき回された。
それでも、高木監督が「ボールを持たれて焦れてアプローチに行って、自陣にスペースを作ってしまう(背後を突かれる)ようなシーンはなかった」と振り返ったように、粘り強く守って逆襲を仕掛けた。
24分、翁長が左サイドで突破を仕掛け、2人にマークされながら鋭いクロスを供給。ゴール前では反応できなかったが、ファーサイドで富山がシュート。ゴール右に外れたが、非常に惜しいシーンだった。
その後も翁長が左サイドで上下動を繰り返し、パスワークの潤滑油としてチームの攻撃を活性化。翁長は「(左寄りの位置でプレーする)マクシメンコ選手、三門選手、黒川選手との4人で良い距離感でやる中で、攻撃はうまくいっていた。僕自身は前を覗きながらのプレーを意識していました」と手応えを振り返った。
後半も守備の時間が続いたが、守備ブロックを築いて耐えた。全体を押し下げられたり、最終ラインから前線までが間延びさせられたり、バランスを整えて押し返すことは難しかったが、単発ながらも反撃の回数は増加していった。
52分、黒川がミドルシュート。57分には三門のラストパスでハスキッチが抜け出しを狙った。64分、翁長のクロスをハスキッチがヘディングシュート。65分にはクロスバー直撃のシュートを打たれるピンチもあったものの、一進一退の攻防に持ち込んだ。
70分、高木監督は山田に代えて菊地を投入。富山が右のウイングバックに移った。山田、富山とも本職ではない位置でのプレーとなり、厳しい台所事情を感じずにはいられない。ただ、77分には負傷による離脱から戻ってきた近藤と山越が久しぶりに出場し、元気な姿を見せたことはプラス材料だ。
80分にチャンスが到来する。中盤でセカンドボールを拾った富山が中央へ切り込むと、中央前方へ走り込んだ三門へパス。バックパスを黒川がループシュートで狙ったが、クロスバーを越えた。
長崎が3トップに布陣を変えてきた終盤も、山越がイバルボに空中戦で競り勝つなど譲らず。むしろ、猛反撃に出た。近藤投入時に最前線へ移った菊地がキープし、中盤の攻撃参加を呼び込んだ。
アディショナルタイム、翁長のクロスから菊地がボレーシュート。さらに黒川が菊地とのワンツーでペナルティエリア内を攻略し、菊地、三門が飛び込んで、翁長がクロス。これは三門に当たってはね返ったが、ボールを拾った翁長のラストパスを三門がシュート。角田にカバーされゴールには至らなかった。最後は左CKから菊地や西村がヘディングシュートを放ったが得点は生まれず、スコアレスドローで幕を閉じた。
復帰を果たした山越は「長い期間、負傷で離れて迷惑をかけた。(戦列に)戻って、体を張るところや戦う気持ち、球際の強さといったところを見せていきたい」と、今シーズンの残り13試合にかける気持ちを語った。次節は、琉球とのホームゲーム。アウェイで5失点と大敗を喫した相手に雪辱を期す。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
MF 22 翁長 聖
自分の近くのポジションにいる、マクシメンコ、三門さん、黒川と良い距離感でプレーすることは常に意識していて、今日はそれが上手くいったと思います。前半の攻め込んでいる時間帯で点が取れなかったことは次への課題です。これを『良いゲームだった』で終わらせないように、次は勝ち切ることが大事だと思います。
10月は勝つことができませんでしたが、それは自分たちの責任ですしチームの状況や周囲のせいにはできません。しっかりと反省しながら、11月は全部勝てるようにしたいです
10月は勝つことができませんでしたが、それは自分たちの責任ですしチームの状況や周囲のせいにはできません。しっかりと反省しながら、11月は全部勝てるようにしたいです
DF 42 山越 康平
復帰までに時間がかかりましたが、メディカルスタッフのおかげもありここまで来れたので感謝しています。今は練習試合ができず試合の感覚もなかったのですが、うまく試合には入れましたし、無失点に抑えることができて良かったです。
守備ではしっかり跳ね返すこと、攻撃ではセットプレーなどで高さを生かすことを意識していました。自分が試合に出れなかった期間もチームの全員が体を張っていましたし、特に前節の河本さんの姿を見て、自分も覚悟をもってピッチに入らなければいけないと感じました。
苦しい中でも戦う気持ち、強い気持ちを持つことが大事だと思いますし、今はチームとしてそれができているので継続していきたいです。
守備ではしっかり跳ね返すこと、攻撃ではセットプレーなどで高さを生かすことを意識していました。自分が試合に出れなかった期間もチームの全員が体を張っていましたし、特に前節の河本さんの姿を見て、自分も覚悟をもってピッチに入らなければいけないと感じました。
苦しい中でも戦う気持ち、強い気持ちを持つことが大事だと思いますし、今はチームとしてそれができているので継続していきたいです。
DF 43 山田 将之
慣れないポジションでの出場でしたが周りの選手のサポートに感謝しています。もっともっとチームに貢献できるように自分自身のコンディションを整えていきたいです。自分のプレーに納得はしていないですしもっと良さを出せると思っているので、今日は反省点が多い試合になりました。
NACKのピッチはプレーしやすく、スタンドも近くてすごく一体感を感じました。このチームに貢献したいですし、サポーターの方々に早く自分の強みや特長を見せられるように頑張ります。引き続き応援をお願いします。
NACKのピッチはプレーしやすく、スタンドも近くてすごく一体感を感じました。このチームに貢献したいですし、サポーターの方々に早く自分の強みや特長を見せられるように頑張ります。引き続き応援をお願いします。
逆に守備から攻撃への流れは良い部分があったと思います。90分を通して選手が頑張ってくれましたし、新しく加わった選手も含めて良いチャレンジをしてくれました。90分の中で選手を入れ替えながら良さを引き出すという部分や、前後半で人の配置を変えたり微調整をする順応性も良かったと思います。
最後に点が取れなかったことは残念ですが、常に勝点3を求めていかなくてはいけないと思います。