明治安田生命J2リーグ 第30節
2020.11.1 [SUN] 14:00
NACK
大宮
0
-
3
0
前半
3
0
後半
0
琉球
- 8' 阿部 拓馬
- 19' 阿部 拓馬
- 30' 上原 牧人
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 43 山田 将之
73'
DF 50 畑尾 大翔
DF 24 西村 慧祐
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
46*'
MF 26 小島 幹敏
MF 7 三門 雄大
MF 10 黒川 淳史
83'
MF 22 翁長 聖
FW 28 富山 貴光
46*'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
31'
控えメンバー
GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 42 山越 康平
46*'
DF 25 高山 和真
MF 9 菊地 俊介
31'
MF 14 近藤 貴司
83'
MF 41 小野 雅史
73'
MF 45 青木 亮太
46*'
監督
高木 琢也
スターティングメンバー
GK 1 ダニー カルバハル
DF 38 上原 牧人
DF 24 鈴木 大誠
DF 9 李 栄直
DF 14 沼田 圭悟
85'
MF 6 風間 宏希
69'
MF 20 上里 一将
85'
MF 8 風間 宏矢
64'
MF 23 池田 廉
MF 13 河合 秀人
FW 16 阿部 拓馬
69'
控えメンバー
GK 26 田口 潤人
DF 2 鳥養 祐矢
85'
MF 11 田中 恵太
MF 27 茂木 駿佑
64'
MF 28 小泉 佳穂
85'
MF 29 市丸 瑞希
69'
FW 21 上原 慎也
69'
監督
樋口 靖洋
試合詳細
13 | シュート | 8 |
---|---|---|
4 | GK | 11 |
9 | CK | 3 |
4 | 直接FK | 5 |
1 | 間接FK | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
三上 正一郎
副審
八木 あかね
副審
蒲澤 淳一
第4の審判員
木川田 博信
入場者数
3,273人
天候
晴のち曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝
気温/湿度
20.2℃/42%
HIGHLIGHT
前半3失点、終盤に反撃も得点奪えず7戦未勝利
試合前、少しホッとした。負傷者が続出しており、直近3試合は控えメンバーが5人しかいない状況が続いていたが、7人が登録されていたからだ。前節で右ウイングバックとしてプレーした山田に加え、名古屋から期限付き移籍で青木が、山形に期限付き移籍していた高山が、この緊急時にチームに加わった。高山の名前がコールされると、温かい拍手が沸き起こった。琉球には9月のアウェイゲームで0-5と大敗を喫した。ホームでは勝点3を奪いたいところだ。
しかし、現実は苦しい展開となった。最終ラインでボールを持ったが、相手のプレッシャーを受けてビルドアップが行き詰まり、左サイドに逃げた。スローインからボールを中央に運ばれミドルシュートを打たれると、続くCKからゴール前混戦のこぼれ球を押し込まれ、わずか8分で失点を喫した。
反撃したいが、攻撃のパスワークが機能しない。加入したばかりの山田が個人でプレスをかわそうとするなど気持ちは見られたが、パスの行き場がなくなり後ろに下がった。守備では、自陣にブロックを築きながらもボールにプレッシャーをかけられず、良いタイミングで動く相手に振り切られた。
19分、守備で相手陣内の深いところまで押し返したが、サイドチェンジからフリーのまま左サイドをドリブルで運ばれると、アーリークロスを阿部にフリーで合わされて、追加点を許した。
苦しい流れの中、29分に翁長の左からのクロスに富山が飛び込むと、決してきれいに崩した場面ではなかったが、わずかにゴールの匂いが漂ってきた。ところが30分、自陣右サイドを攻め込まれて山田がつり出されると、背後のスペースを使われ、マークがずれて逆サイドまでパスをつながれ、早くも3点目を奪われてしまう。
高木監督は31分に菊地を前線へ投入し、相手にかけるプレッシャーを強めた。前半の終わり際、右CKから連続してマクシメンコや山田がヘディングシュートを放ったが、決まらず。山田は「(セットプレーは)自分が悪い流れを変えられるチャンス。もし取れていたら、良い形で後半に入れたんじゃないかと思うので、決めたかった」と悔しがった。
後半を迎えるタイミングで2人を同時に交代。富山に代わって加入後初出場の青木、マクシメンコに代わって山越がピッチに入った。後半は、引いて守る相手に対してシンプルな攻撃で押し込んだ。50分、翁長のクロスを菊地が頭で合わせた場面は惜しいシーンだった。
攻撃が続くと、次第に前で走る選手とパスの出し手の息が合ってきた。最終ラインからも山越がスキあらば前に運ぶなど、前線との距離を縮めて素早く攻撃態勢に持ち込んだ。68分には右CKを山越が頭で合わせた。
82分、左サイドで押し込んでから黒川がカットインシュート。85分、西村の鋭い縦パスを前線で収めた菊地が左サイドへ展開。翁長のクロスを青木が頭で合わせたが、ゴールの枠を捉えられなかった。ミドルシュートでもゴールに迫った青木は、「後半は外から崩してクロスが入る展開でしたが、もう少し中央からも攻めることができれば良かった」と、今後の攻撃のバリエーション増に意欲的だった。
その後も翁長が何度もクロスを供給。また、小島のプレーがアクセントになった。サイドへの展開、クロスという流れに相手が慣れたところで、サイドからショートパスを引き出してワンツーで突破。シュートはゴール前を横切ったが、相手の守備網を切り崩した。ただ、高木監督は「低いボールが(飛び込む選手がいないまま)ゴールを横切っていることが多いのは、技術の領域ではなく気持ちの部分が重視されるシーンで、減らさないといけない」と、最後の一手への執着心を指摘した。
後半は攻撃の時間が増えたものの、最後まで得点を奪うことはできず、0-3でタイムアップ。未勝利試合数は7つとなった。次戦は中2日で北九州とのアウェイゲーム。北九州にも前回対戦で1-4と大敗しただけに、今度は相手の攻撃をしっかりと抑えて借りを返したい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
しかし、現実は苦しい展開となった。最終ラインでボールを持ったが、相手のプレッシャーを受けてビルドアップが行き詰まり、左サイドに逃げた。スローインからボールを中央に運ばれミドルシュートを打たれると、続くCKからゴール前混戦のこぼれ球を押し込まれ、わずか8分で失点を喫した。
反撃したいが、攻撃のパスワークが機能しない。加入したばかりの山田が個人でプレスをかわそうとするなど気持ちは見られたが、パスの行き場がなくなり後ろに下がった。守備では、自陣にブロックを築きながらもボールにプレッシャーをかけられず、良いタイミングで動く相手に振り切られた。
19分、守備で相手陣内の深いところまで押し返したが、サイドチェンジからフリーのまま左サイドをドリブルで運ばれると、アーリークロスを阿部にフリーで合わされて、追加点を許した。
苦しい流れの中、29分に翁長の左からのクロスに富山が飛び込むと、決してきれいに崩した場面ではなかったが、わずかにゴールの匂いが漂ってきた。ところが30分、自陣右サイドを攻め込まれて山田がつり出されると、背後のスペースを使われ、マークがずれて逆サイドまでパスをつながれ、早くも3点目を奪われてしまう。
高木監督は31分に菊地を前線へ投入し、相手にかけるプレッシャーを強めた。前半の終わり際、右CKから連続してマクシメンコや山田がヘディングシュートを放ったが、決まらず。山田は「(セットプレーは)自分が悪い流れを変えられるチャンス。もし取れていたら、良い形で後半に入れたんじゃないかと思うので、決めたかった」と悔しがった。
後半を迎えるタイミングで2人を同時に交代。富山に代わって加入後初出場の青木、マクシメンコに代わって山越がピッチに入った。後半は、引いて守る相手に対してシンプルな攻撃で押し込んだ。50分、翁長のクロスを菊地が頭で合わせた場面は惜しいシーンだった。
攻撃が続くと、次第に前で走る選手とパスの出し手の息が合ってきた。最終ラインからも山越がスキあらば前に運ぶなど、前線との距離を縮めて素早く攻撃態勢に持ち込んだ。68分には右CKを山越が頭で合わせた。
82分、左サイドで押し込んでから黒川がカットインシュート。85分、西村の鋭い縦パスを前線で収めた菊地が左サイドへ展開。翁長のクロスを青木が頭で合わせたが、ゴールの枠を捉えられなかった。ミドルシュートでもゴールに迫った青木は、「後半は外から崩してクロスが入る展開でしたが、もう少し中央からも攻めることができれば良かった」と、今後の攻撃のバリエーション増に意欲的だった。
その後も翁長が何度もクロスを供給。また、小島のプレーがアクセントになった。サイドへの展開、クロスという流れに相手が慣れたところで、サイドからショートパスを引き出してワンツーで突破。シュートはゴール前を横切ったが、相手の守備網を切り崩した。ただ、高木監督は「低いボールが(飛び込む選手がいないまま)ゴールを横切っていることが多いのは、技術の領域ではなく気持ちの部分が重視されるシーンで、減らさないといけない」と、最後の一手への執着心を指摘した。
後半は攻撃の時間が増えたものの、最後まで得点を奪うことはできず、0-3でタイムアップ。未勝利試合数は7つとなった。次戦は中2日で北九州とのアウェイゲーム。北九州にも前回対戦で1-4と大敗しただけに、今度は相手の攻撃をしっかりと抑えて借りを返したい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
GK 1 笠原 昂史
失点の少ない時間帯を長くしたかったのですが、前半に立て続けに失点してしまいました。失点した後も皆で『もう一度やり直そう』と声を掛け合いながら対応はできていたと思います。
前からプレスに行けないのであれば一度引いてしっかりブロックを作って、相手を引き込んで守備をする形でも良かったのかなと思います。試合が続きますが僕らは1つでも多くの勝利を目指してプレーするだけです。
サポーターの皆さんにも辛い思いをさせてしまっていますが、引き続きポジティブにサポートしていただければ嬉しいです。
前からプレスに行けないのであれば一度引いてしっかりブロックを作って、相手を引き込んで守備をする形でも良かったのかなと思います。試合が続きますが僕らは1つでも多くの勝利を目指してプレーするだけです。
サポーターの皆さんにも辛い思いをさせてしまっていますが、引き続きポジティブにサポートしていただければ嬉しいです。
DF 43 山田 将之
今日も右ウイングバックでの出場になりましたが、長崎戦を振り返りながら監督が求めること、自分ができることを整理して試合に臨みました。相手の背後に抜けるプレーなど、試合の中でチャレンジをしながら少しずつできることを増やしていければと心がけています。
まだ難しさもありますし今日もポジショニングの部分で失点に絡んでしまったので、周囲とコミュニケーションを取りつつ、個人としても改善していきたいです。前半終了間際にCKからのシュートシーンがありましたが、自分が悪い流れを変えるチャンスでしたし、決められれば後半に良い流れで入れたと思います。
まだ難しさもありますし今日もポジショニングの部分で失点に絡んでしまったので、周囲とコミュニケーションを取りつつ、個人としても改善していきたいです。前半終了間際にCKからのシュートシーンがありましたが、自分が悪い流れを変えるチャンスでしたし、決められれば後半に良い流れで入れたと思います。
MF 45 青木 亮太
最初の試合で結果を出せずに負けてしまい悔しいです。後半は自分も含めてチャンスが作れていたのですが、そこでしっかり決められれば3点を返すこともできたと思います。クロスなど外から崩す形が多かったですが、もう少し中からも攻撃できると良かったのかなと思います。シャドーでのプレーは練習よりも試合の方が良い感触でした。
勝利に貢献できるように、頭を使って、コミュニケーションを取って、相手が嫌がるプレーを選択していければと思います。
勝利に貢献できるように、頭を使って、コミュニケーションを取って、相手が嫌がるプレーを選択していければと思います。
新加入の選手や出場機会の少なかった選手がプレーしたことなどプラスの材料もありましたが、それらを勝ちゲームにつなげられるように導いていきたいです。