明治安田生命J2リーグ 第29節
2021.9.12 [SUN] 19:00
ニンスタ
愛媛
- 38' 藤本 佳希
- 42' 西岡 大志
- 62' 石井 快征
3
-
3
2
前半
1
1
後半
2
大宮
- 6' 奥抜 侃志
- 58' オウンゴール
- 66' 河田 篤秀
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 岡本 昌弘
DF 3 西岡 大志
DF 35 大谷 尚輝
DF 15 栗山 直樹
MF 6 小暮 大器
68'
MF 8 川村 拓夢
MF 16 田中 裕人
MF 17 榎本 大輝
80'
MF 27 高木 利弥
85'
FW 10 藤本 佳希
68'
FW 40 石井 快征
85'
控えメンバー
GK 31 辻 周吾
DF 4 池田 樹雷人
DF 39 内田 健太
85'
MF 9 前田 凌佑
85'
MF 19 忽那 喬司
68'
MF 33 山瀬 功治
80'
FW 38 唐山 翔自
68'
監督
實好 礼忠
スターティングメンバー
GK 35 南 雄太
DF 8 馬渡 和彰
DF 20 櫛引 一紀
DF 24 西村 慧祐
DF 4 松本 大弥
87'
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
MF 9 菊地 俊介
63'
MF 11 奥抜 侃志
63'
FW 10 黒川 淳史
79'
FW 33 河田 篤秀
控えメンバー
GK 1 笠原 昂史
DF 43 山田 将之
87'
MF 15 大山 啓輔
MF 34 佐相 壱明
FW 48 柴山 昌也
63'
FW 27 中野 誠也
79'
FW 19 イバ
63'
監督
霜田 正浩
試合詳細
12 | シュート | 11 |
---|---|---|
11 | GK | 7 |
5 | CK | 7 |
13 | 直接FK | 7 |
2 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
小屋 幸栄
副審
勝又 弘樹
副審
篠藤 巧
第4の審判員
緒方 孝浩
入場者数
1,827人
天候
曇、無風
ピッチ状態
全面良芝
気温/湿度
24.7℃/78%
HIGHLIGHT
河田の3試合連続ゴールなどで3-3。勝点1を分け合う
順位が近い愛媛との明治安田J2第29節は、J2残留をかけた6ポイントマッチだ。ホームで2連勝、河田が2戦連発と上昇機運に乗っているだけに、確実に勝点3を持ち帰りたい。何より大事なのは、全員が同じ方向に矢印を向け、大宮アルディージャのサッカーを貫くことだ。
最初のシュートは河田。中盤でボールを奪った黒川からパスを受けると、ドリブルでボールを前に運び、そのままミドルシュートを放った。その後も、前への推進力を高めていく。そして、6分、左サイドでボールを持った河田から、右サイドの馬渡へと大きく展開。ゴール前に入ったピンポイントクロスを奥抜が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
幸先よく先制したアルディージャが、その後もボールを支配した。中盤の広いスペースを利用して、テンポよくパスを回していく。攻守の切り替えも早く、奪われたボールはすぐに回収。つなぎ役の三門、小島の働きも大きい。奥抜、黒川は前線を縦横無尽に駆け回って、愛媛の守備陣にプレッシャーをかけ続けた。
多くのセットプレーを獲得したことも、アルディージャが優勢に試合を進めていることの証左と言える。しかし、38分、愛媛の藤本にヘディングシュートを決められると、42分にはCKから失点。逆転ゴールを許し、わずか4分間で戦況が入れ替わってしまった。「最初の10分で相手に圧力をかけて、狙った形で点が取れた。そのあともボールを握れたので、心のどこかに隙が出たと思っている。その隙を突かれてしまったので、高い授業料になってしまった」と霜田監督。息詰まる接戦は、1-2で前半を折り返した。
後半の立ち上がりは、左サイドバックの松本が高い位置を取り、左サイドを起点に攻撃を展開していく。右サイドバックの馬渡もアップダウンを繰り返し、再三にわたって精度の高いクロスをゴール前に供給。58分、同点に追いついた。オウンゴールだったが、小島の積極的な縦パスと奥抜の仕掛け、菊地のゴール前での粘りが実を結んだものだった。
しかし、62分、再び愛媛に勝ち越しを許した。その直後、菊地に代えてイバを、奥抜に代えて柴山を投入する。その柴山がゴール前に入れたボールをイバが粘ってCKを獲得した。そして、66分、松本が蹴ったCKを河田が下がりながらヘディングシュート。うまくコントロールされたボールがゴール左隅に突き刺さった。
70分を過ぎたあたりからオープンな展開になった。攻守が激しく入れ替わる。79分、黒川に代わって中野が入った。ともに欲しいのは勝点3だ。意地と意地がぶつかり合った。左サイドの柴山が何度もチャンスを演出した。90+3分には、馬渡が蹴った左サイドからのクロスをゴール前で中野が合わせた。しかし、ヘディングシュートは枠の外。柴山のロングスローがゴール前に入った。しかし、相手にクリアされた瞬間、試合終了のホイッスル。勝点1を分け合う結果となった。
点の取り合いとなったが、追いついた形で引分けに持ち込んだ。ポジティブな勝点1ととらえていいだろう。しかし、目指していたのはあくまでも勝点3だ。霜田監督も「すばらしいプレーはたくさん出たが、ワンチャンス、ツーチャンスを取られてしまうのがまだまだ甘いところ。こういう試合を引っくり返せる強いチームになりたいし、最後まで諦めずに勝点1を取れたことは選手をたたえたい」と試合を振り返っている。課題を克服し、次節、甲府とのアウェイゲームに臨みたい。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
最初のシュートは河田。中盤でボールを奪った黒川からパスを受けると、ドリブルでボールを前に運び、そのままミドルシュートを放った。その後も、前への推進力を高めていく。そして、6分、左サイドでボールを持った河田から、右サイドの馬渡へと大きく展開。ゴール前に入ったピンポイントクロスを奥抜が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
幸先よく先制したアルディージャが、その後もボールを支配した。中盤の広いスペースを利用して、テンポよくパスを回していく。攻守の切り替えも早く、奪われたボールはすぐに回収。つなぎ役の三門、小島の働きも大きい。奥抜、黒川は前線を縦横無尽に駆け回って、愛媛の守備陣にプレッシャーをかけ続けた。
多くのセットプレーを獲得したことも、アルディージャが優勢に試合を進めていることの証左と言える。しかし、38分、愛媛の藤本にヘディングシュートを決められると、42分にはCKから失点。逆転ゴールを許し、わずか4分間で戦況が入れ替わってしまった。「最初の10分で相手に圧力をかけて、狙った形で点が取れた。そのあともボールを握れたので、心のどこかに隙が出たと思っている。その隙を突かれてしまったので、高い授業料になってしまった」と霜田監督。息詰まる接戦は、1-2で前半を折り返した。
後半の立ち上がりは、左サイドバックの松本が高い位置を取り、左サイドを起点に攻撃を展開していく。右サイドバックの馬渡もアップダウンを繰り返し、再三にわたって精度の高いクロスをゴール前に供給。58分、同点に追いついた。オウンゴールだったが、小島の積極的な縦パスと奥抜の仕掛け、菊地のゴール前での粘りが実を結んだものだった。
しかし、62分、再び愛媛に勝ち越しを許した。その直後、菊地に代えてイバを、奥抜に代えて柴山を投入する。その柴山がゴール前に入れたボールをイバが粘ってCKを獲得した。そして、66分、松本が蹴ったCKを河田が下がりながらヘディングシュート。うまくコントロールされたボールがゴール左隅に突き刺さった。
70分を過ぎたあたりからオープンな展開になった。攻守が激しく入れ替わる。79分、黒川に代わって中野が入った。ともに欲しいのは勝点3だ。意地と意地がぶつかり合った。左サイドの柴山が何度もチャンスを演出した。90+3分には、馬渡が蹴った左サイドからのクロスをゴール前で中野が合わせた。しかし、ヘディングシュートは枠の外。柴山のロングスローがゴール前に入った。しかし、相手にクリアされた瞬間、試合終了のホイッスル。勝点1を分け合う結果となった。
点の取り合いとなったが、追いついた形で引分けに持ち込んだ。ポジティブな勝点1ととらえていいだろう。しかし、目指していたのはあくまでも勝点3だ。霜田監督も「すばらしいプレーはたくさん出たが、ワンチャンス、ツーチャンスを取られてしまうのがまだまだ甘いところ。こういう試合を引っくり返せる強いチームになりたいし、最後まで諦めずに勝点1を取れたことは選手をたたえたい」と試合を振り返っている。課題を克服し、次節、甲府とのアウェイゲームに臨みたい。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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選手コメント
MF 4 松本 大弥
CKでのアシストシーンはチームとして狙っていた形で、狙い通りに蹴れましたし、中でうまく合わせてくれました。
勝てなかったことが悔しいですし、自分がクロスを上げられたり、戻り切れなかったりと、失点シーンに自分が絡んでしまっているので、最後の際の部分を詰めていかないとダメだと思っています。前半はボールを握っているなかで良い攻撃もあったのですが、相手のワンチャンス、ツーチャンスで失点してしまったというのは気の緩みがあったと思います。
つなぐことに皆が執着してしまって、裏を取る回数が少なかったり、多少強引にいける部分でも後ろに下げて簡単につないでしまう場面があったので、怖さは見せられなかったと思います。
勝てなかったことが悔しいですし、自分がクロスを上げられたり、戻り切れなかったりと、失点シーンに自分が絡んでしまっているので、最後の際の部分を詰めていかないとダメだと思っています。前半はボールを握っているなかで良い攻撃もあったのですが、相手のワンチャンス、ツーチャンスで失点してしまったというのは気の緩みがあったと思います。
つなぐことに皆が執着してしまって、裏を取る回数が少なかったり、多少強引にいける部分でも後ろに下げて簡単につないでしまう場面があったので、怖さは見せられなかったと思います。
FW 19 イバ
監督からは、点を決めてチームの勝利に貢献することを求められて入りました。なんとか前線で体を張ってボールをキープしたり、クロスに飛び込んでボールを受けようとしたのですが、なかなかチャンスを作れなかったので残念に思っています。
チームは徐々に変わってきていて、点を取れるようになりましたし、守備も良くなっているので、これを続けていきたいです。日々の練習からチームで一体感を持ってハードワークしていくことが大事だと思っています。次節対戦する甲府は良いチームですし難しい試合になると思いますが、いつもどおりハードワークして1週間で良い準備をしていきたいです。
チームは徐々に変わってきていて、点を取れるようになりましたし、守備も良くなっているので、これを続けていきたいです。日々の練習からチームで一体感を持ってハードワークしていくことが大事だと思っています。次節対戦する甲府は良いチームですし難しい試合になると思いますが、いつもどおりハードワークして1週間で良い準備をしていきたいです。
FW 33 河田 篤秀
前半は余裕を持ってボールをつなげるシーンが多かったのですが、自分たちでスイッチを入れることができず、相手のプレスを交わすことで勢いをつけさせてもらっていたシーンが多かったので、余裕のあるときに自分たちで厳しいところにパスを入れていくことが大事だと思います。
得点シーンは自分が狙うべきポイントだったので、良いボールが来てしっかり決めることができました。個人としては攻撃の部分でもっと目立つシーンを作らないといけないと思いますし、引き出すところやシュートを打つ回数などを、自分の動き出しや工夫で増やしていきたいです。
いまチームがやっていることは間違っていないですし、良くなってきていると思うので、今日は引分けてしまいましたが、良かった部分と悪かった部分を次に生かして、次こそ勝たないといけないという強い気持ちを持って挑みたいです。
得点シーンは自分が狙うべきポイントだったので、良いボールが来てしっかり決めることができました。個人としては攻撃の部分でもっと目立つシーンを作らないといけないと思いますし、引き出すところやシュートを打つ回数などを、自分の動き出しや工夫で増やしていきたいです。
いまチームがやっていることは間違っていないですし、良くなってきていると思うので、今日は引分けてしまいましたが、良かった部分と悪かった部分を次に生かして、次こそ勝たないといけないという強い気持ちを持って挑みたいです。
ただ、ワンチャンス、ツーチャンスで点を取られてしまうのは僕らのまだまだ甘いところで、だからこの順位にいるのだと思います。こういう試合を引っくり返せるような強いチームになりたいですが、最後まで諦めずに追いついて最低でも勝点1を取れたこと関しては選手たちをたたえたいです。
今日できなかったことを次の試合でしっかりやることが大事だと思っているので、この勝点1を反省して、次は勝点3を目指したいです」