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・「見開きバージョン」を印刷する場合
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第24節の岩手戦から、栗本広輝は4試合連続でフル出場している。ダブルボランチの一角を担う。
「自分は試合をやるほどに、コンディションが上がっていくタイプです。その意味で、どんどん良くなっていくかなと思っています」
第26節の東京V戦では、富山貴光の先制点をアシストした。左サイドからのクロスが得点に結びついた。
「周りの選手に気持ち良くプレーしてもらうじゃないですが、良い意味で自分が目立つことなく、特長を持った選手に力を発揮もらう、というのが自分のスタイルだと思っています。できる限りボールの流れをスムーズにしたりとか、1対1が得意な選手にそういう場所を作ってあげたりしたいですね。僕自身がゴールへ向かうプレーは相馬さんから求められていますので、今後もそういったシーンを作っていきたいです」
チームは7試合ぶりの白星をめざす。栗本にとっては、自らが出場した試合で初勝利を求める戦いだ。勝点0を「1」に、勝点1を「3」に変えていくために、背番号20はさらなる存在感を発揮していく。
「ポジション的に周りの選手への声掛けは意識していて、苦しいときに踏ん張る、勝ち切る雰囲気を作っていかなければいけないと思っています。シーズン初めから勝ち切れないのが大きな課題で、それがまだ改善できていない。細かい部分の積み重ねを、地道にやっていくことが大事だと思います」
NACK5スタジアム大宮でのホームゲームは、いつも以上に闘志が湧き上がる。最高の雰囲気のなかで戦える充実感が、栗本を奮い立たせる。
「メチャクチャいいですよね。サッカー専用スタジアムというのはもちろんですけど、僕らに大きな力がもたらされて、対戦相手にすごい圧力がかかるというか。アウェイで他のスタジアムへ行くと、『やっぱりいいよな』と実感して、チームメイトとそんな話をよくしています」
勝点4差の秋田との一戦は、順位に大きな影響を及ぼす6ポイントマッチだ。アウェイに続いて勝利をつかみ、勝点差を縮めていきたい。
「いまは苦しい順位にいますが、この場所にいるべきチームではないと思いますし、この状況だからこそ戦う姿勢をピッチで表現したい。普段から力をいただいているファン・サポーターの皆さんに勝利を届けたいです」
JFLからアメリカ経由でJにたどり着いた“32歳のルーキー”は、チーム浮沈のカギを握っている。
(戸塚 啓)
前回対戦は相馬監督の就任3試合目で、1-0の勝利を飾った。途中出場の泉澤がシーズン初得点をつかみ、新体制での初白星となった。
その試合を最後に、6試合連続で勝点3をつかめていない。そのうち5試合で先制点を許している。追いかける展開をひっくり返すには、相当なパワーが必要となる。リスクも背負わなければならない。先制点の重要性を、いま一度確認したい。
好材料はある。第25節の岡山戦から3試合連続で、CKかFKをきっかけに得点を挙げている。さらに言えば、岡山戦と東京V戦は複数得点だ。リスタートを得点パターンにできているのは、接戦をモノにしていく裏付けになるだろう。そのきっかけを作っている武田の左足は頼もしい。
秋田はシンプルな縦パスやクロス、ロングスローを使ってくる。ゴール前でのバトルで競り負けないのはもちろん、セカンドボールの素早い回収がポイントになりそうだ。
攻撃では菊地と富山が好調だ。菊地は岡山戦と琉球戦で1点ずつを、富山は東京V戦で2得点を挙げている。チームが勢いに乗っていくためには、河田にも得点が欲しいだろう。ここまでチーム最多の6得点を記録しているが、第13節を最後にゴールネットを揺らしていない。周囲からゴールを求められ、自身もゴールに飢えている背番号10の爆発が期待される。
(戸塚 啓)
大宮アルディージャ | ブラウブリッツ秋田 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ゴール | アシスト | ゴール | アシスト | ||||
河田 篤秀 | 6 | 柴山 昌也 | 6 | 武 颯 | 3 | 飯尾 竜太朗 | 4 |
菊地 俊介 | 4 | 小島 幹敏 | 3 | 吉田 伊吹 | 3 | 池田 樹雷人 | 2 |
富山 貴光 | 4 | 茂木 力也 | 2 | 青木 翔大 | 2 | 小柳 達司 | 1 |
矢島 慎也 | 3 | 武田 英寿 | 2 | 齋藤 恵太 | 2 | 千田 海人 | 1 |
新里 亮 他1名 | 2 | 河田 篤秀 | 2 | 井上 直輝 | 2 | 江口 直生 他8名 | 1 |
秋田は前節、山形とのホーム戦を0-2で落とした。大黒柱の稲葉が約2カ月ぶりにスタメンに名を連ね、さあここからと臨んだ21分、決定機阻止で千田が一発退場となり、残りの約70分を10人で戦うことになる。そこから前半のうちに2失点し大勢は決したが、秋田の選手たちは下を向かなかった。「後ろの選手はもう1点もやらせないという覚悟があった。それは確実に次につながる」と稲葉が話したように、体を投げ出す粘り強い守備でさらなる失点を防ぎ、カウンターで敵陣に迫った。結果的に得点には至らなかったが、最後までチーム一体となってファイティングポーズを取り続けたプレーぶりは、11試合未勝利という長いトンネルのなかにあっても、秋田が目指すべき方向であることは間違いない。
こうして迎える大宮戦。降格圏に近いチーム同士の6ポイントマッチの重要性は秋田の選手たちも十分理解しており、池田も「次の試合が本当に大事」と引き締めている。
とはいえ秋田がやることは変わらない。前線からの連動したプレスで相手を追い込み、高い位置でボールを奪ってカウンターを狙う。押し込んだ状態でセットプレーを獲得できればチャンスにつながるだろう。前節の粘り強い守備を継続し、無失点の時間をできる限り長くして勝機を見いだしたい。
(エル・ゴラッソ秋田担当/竹内 松裕)
ピッチ内外でチームを鼓舞するキャプテンであり、豊富な運動量と競り負けないフィジカルでボールを奪うボランチ。第17節からケガで離脱し、第26節で約2カ月ぶりに実戦復帰。前節スタメンフル出場を果たした。まだ試合勘を取り戻している段階だが、球際の寄せなど局面の鋭さは戻りつつある。中盤の大黒柱として3ラインが連動するコンパクトな陣形を構築し、良い守備から良い攻撃を実現する。
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