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「Yuta MINAMI Farewell Game~powered by ONODERA GROUP~」試合結果

12月21日(土)に行われた、「Yuta MINAMI Farewell Game~powered by ONODERA GROUP~」の試合結果をお知らせします。

試合記録
日時

12月21日(土) 13:00キックオフ

会場

NACK5スタジアム大宮

形式

90分(前後半各45分)、PK戦

結果

YUTA FRIENDS 10-10 (3-2/7-8/PK4-2) BLUE LEGENDS

メンバー

得点経過

13分 石川 俊輝 [YUTA FRIENDS]
17分 中村 俊輔 [BLUE LEGENDS]
26分 三門 雄大 [YUTA FRIENDS]
41分 南 雄太 [BLUE LEGENDS]

45分 石川 俊輝 [YUTA FRIENDS]
48分 柿谷 曜一朗 [BLUE LEGENDS]
48分 南 雄太 [YUTA FRIENDS]
52分 中村 憲剛 [BLUE LEGENDS]

55分 南 雄太 [YUTA FRIENDS]
64分 加地 亮 [BLUE LEGENDS]
67分 加地 亮 [BLUE LEGENDS]

71分 内田 智也 [YUTA FRIENDS]
75分 柿谷 曜一朗 [BLUE LEGENDS]

77分 南 雄太 [YUTA FRIENDS]
78分 三浦 知良 [BLUE LEGENDS]

82分 北嶋 秀朗 [YUTA FRIENDS]
83分 三浦 知良 [BLUE LEGENDS]

83分 大津 祐樹 [YUTA FRIENDS]
87分 大津 祐樹 [YUTA FRIENDS]
88分 OG(南 雄太) [BLUE LEGENDS]

南雄太 会見コメント

本当にたくさんのお客さんもそうですし、選手もそうですし、こうやってメディアの方もたくさん来ていただいて、皆さんがいて無事に引退試合を終えることができたので、本当に感謝しています。今日はありがとうございました。

引退試合が決まった時点で僕はPK戦もやりたいと思っていて、今日蹴った10人は全部僕が決めました。蹴ってもらったメンバーのPKを真面目に受けて止めたいなっていうそれだけでした。なるべくGKに特化したものをやりたいっていうのが今回の一番の僕の趣旨で、GKが今まで引退試合をしたことがなかったので、何かそういうものが残せたらいいなと思っていました。なかなかGKって日の当たる場が少ないポジションだと思うので、そういう意味で今日はGKが目立つっていうのが僕の中で一つテーマだったので、そういう意味でPKもGKの人たちみんな蹴ってもらって、という流れにしました。

僕のオウンゴールでPK戦になる流れは、息子の始球式のオウンゴールから流れがきちっとありました。引退試合が決まってから本当にものすごいたくさんメッセージが来て、いろんな人からオウンゴール期待してますって言われましたし、やりますよねとか来たたので、これをやらないっていうのはやっぱりエンターテイメントとして寒いなと思ったので、いろんな形でうまく何か盛り上がるようにっていうのを演出の方といろいろ話しながら、ああいう形にしました。最後の最後、本当に選手がみんな協力してくれて、ああいうシチュエーションを作ってくれて、僕1人がこうしたから盛り上がったものじゃなくて、みんなで作ってくれた感じで、初めてオウンゴールしてよかったって思いました。

PK戦までの流れはあんまりやらせになっちゃうとあれなので、そういうシチュエーションになって点差が近かったりしたらみんな空気読んでくださいって話はしましたけど、一応保険はちゃんと用意してて、PK戦をやるために泣きの保険を加地(亮)にやらせるつもりだったんです。もし点差が開いたら、「いやいや、すいません。やらせください」っていうのを加地にやってもらうっていうとこまでの話はできてました。ただ選手がみんなすごくなんか寄せてくれて、最後ああいうふうになったので良かったです。オウンゴール投げるときはめちゃくちゃ緊張しました。これで枠から外れたらとんでもないことになるんだってめちゃくちゃ緊張しました。

オウンゴールについてはジャンクSPORTSに出たときに浜田(雅功)さんが多分初めて公の場でいじったと思います。そこから多分いろんな番組がこれいいじって大丈夫なんだってなったと思っていて、引退してからもオウンゴール関連の仕事が結構あるので、そういう意味ではすごくありがたいなと思っています。誰も真似できないじゃないですか。オウンゴールして5年ぐらいはとてつもない後悔でしたけど、こうやってみんなが楽しんでくれたりとか、話題にしてくれるってのはありがたいことなので、そういう意味では良かったかなと思っています。

PK戦でカズさん(三浦知良)を止めたのは、カズさんに「忖度いらないので最後だけガチで蹴ってください」とお願いして、僕もあそこに関しては100%真剣にやりました。やっぱり最後カズさんのPK止めたいと思ってたので、なんか本当に体が動きました。あの瞬間だけ。こんなにうまくいくとは思わなかったですし、たくさんのゴールがあって、真面目なところもあって、最後キレイに終わったので、この上ない良い終わり方ができて、カズさんも多分真剣にやってくれたのでそれがすごく良かったかなと思いますし、感謝してます。

今日は後半の最初はFPで出場したんですけど、フィールドってしんどいんだなと思いました。特に僕は引退して一年間、指導者でボール蹴ったりはいっぱいしてますけど、走るってことは本当にやってなかったので、FWをやる前の前半にもゴール前まで上がって下がってとかやっていたんですけど、本当に足つっちゃうんじゃないかと思ってるぐらいフィールドは大変ですね。ゴールも取れましたけど、やっぱりみんなが点を取れ取れっていう感じでしたし、やっぱり取らないと盛り上がらないので、もう必死でした。ただ中村俊輔くんのCKは良いボールすぎて緊張しました。やっぱりここって言ったボールが本当に飛んでくるのですごいです。あらためて彼のキックはすごいなと思いました。

(市原)吏音は可能性しかない選手だと思いますし、あのサイズで身体能力があって足元もうまくてっていう本当に今っぽい選手というか、一昔前はなかなかいないような選手だと思いますし、人間性も彼はすごく抜群なので良くなる要素は間違いなくある選手なので、こういうのも経験するとまたいろいろ見え方が変わってくるかなとか、そういうのもあって吏音を呼びたいなと思って声かけたら出てくれたという感じです。

PK戦にも出てもらったんですけど、YUTA FRIENDSのGKはとりあえず4人全員蹴ろうと思っていて、あと1人誰にしようかなと思っていろいろ考えたんですけど、大宮のサポーターもやっぱりたくさん来てくれますし、吏音が蹴るのが一番皆さんが喜ぶかなと思ってお願いしました。めちゃくちゃ緊張していましたし、「本当イヤです」って言ってましたけど、でもしっかり入れてくれたので良かったです。選んで良かったなと思っています。

今日来てくれたメンバーもそうですけど、今日は本当は小笠原満男とか曽ヶ端(準)とか本山(雅志)とか、スケジュールの関係で呼べなかったんですけど鹿島の彼らとかも呼びたかったですし、やっぱり準優勝したワールドユースのメンバーは、言葉には出さないですけどなんかそういう絆っていうのはすごくみんなあると思いますし、これだけ年月が経ってもやっぱりこうやって集まるとなパッとそのときに戻れるというか、すごくそういう馴れ合いみたいに近すぎないけど、きちんとお互いをみんながリスペクトしてる関係を作れてるのかなというのは僕自身はすごく感じています。本当に今日感じたのは、みんなエンターテイナーだな、上手だな、っていうのは後ろから見てて感心してました。やっぱりこれだけお客さんを楽しませて笑わせてくれるっていうのは、なかなかできる誰もができるもんではないですし、そうやってできるっていうのがみんなすごいし本当にありがたいなっていうのは感じました。

あのワールドユースに関して言うと、最後スペインだけは強かったですけど、ほかの対戦相手をめちゃくちゃすごいなって感じたことがあんまりなくて、多分みんなが一番感じたのは小野伸二よりうまいやついないなってすごい思ったと思います。どことやっても伸二よりうまいやついなかったなと思って、そういう基準みたいなものが僕らの中には小野伸二っていうのがあって、そこにみんなが自信を持っていたし、彼を中心に本当によくまとまったチームだでした。そういうふうに今の日本代表とかも少しずつ感じれてきてるんじゃないかなと思いますし、三笘(薫)くんとか久保(建英)くんとかはやっぱりもう世界のトップレベルにいると思いますし、そういう選手がどんどん増えてきて当たり前の基準というのがもっと上がってくると、日本ももっともっと上にいけるんじゃないかなというのは大会を通じて思ったのは、そういうことでした。

基準を上げていくためには、やっぱり経験だと思います。チャンピオンズリーグを戦う選手がもっと出てきて、例えばGKで言えばプレミアリーグでレギュラーのGKが出てきたら、おそらく日本人のGKの見方もまた変わると思いますし、そういう選手が出てくればGKをやりたいと思う子が出てきて、僕らのときのヒデさん(中田英寿)みたいな、ああいう存在の人が出てくるとやっぱりそれにみんなが続こうとすると思います。そういう意味では鈴木彩艶くんが今パルマにいますけど、もうワンステップしてスペインリーグとかプレミアリーグで1シーズンレギュラーで出るようなそういうGKが出たときに、初めて日本はそういう基準が彼がこのぐらいやれるんだからっていうのが見えると思うので、早くそういうGKが出てきてほしいなっていうのはすごく思ってます。

やっぱりGKを目指す子どもがもっと増えてほしいっていう思いがありますし、そのGKの環境っていうのがやっぱりまだまだ日本は良くないなってすごく感じる部分があって、そういうものをやっぱりもっとGKの地位っていうか、しっかり日本の中で認められたポジションになってみんなが憧れであってほしいというか、そういうのは現役のときからすごく思ってました。僕が解説をやりたいと思ったのもやっぱり解説者でGK出身の人がほとんどいなくて、「いや今のそうじゃないのにな」っていうのが、誰もそれを修正できないとか、本当は難しいボールなのに、例えばニア入ったらGKが悪いっていう風潮は世の中にあったりとか、「いや全部が全部そうじゃないんだよ」っていうのは、僕はそれが解説やる上で使命だとすごく思ってます。きちんとそういうものを説明してあげる人がやっぱりいないと、GKっていうのは専門的なポジションですし、何かやったことないと絶対わかんない部分たくさんあるので、きちんとそういうものを説明できる人がやっぱりいないといけないな、というのは現役やりながら思っていました。辞めたときに解説はすごくやりたいなと思っていた仕事だったので、それがまだ伝えきれているかどうかっていうのはまだ1年目ですし難しいですけど、今後も何かそういうものはきちんと喋れるようにしたいなとは思っています。

すごく難しいですけど、やっぱり芝生のグラウンドがもっと増えないと良いGK絶対育たないと思っています。いくら人工芝が増えても、ヨーロッパのGKを見ててなんであんなにダイナミックなセービングができるのかなって考えたときに、やっぱり僕も何回もヨーロッパに試合とかで行きましたけど、やっぱり怖さがないというか、公園に行っても芝生ですし、そういうところで飛んでる子と硬い人工芝の上でずっとやってた子のセービングが同じになるかって言ったら、やっぱり恐怖心があると絶対100%で飛べないので、そこが結局長い年月かけて、今ヨーロッパにいるGKと日本にいるGKだとどうしてもセービングが縮こまっているわけじゃないですけど少し小さい。ヨーロッパのGKのセービングを見てると、本当にダイナミックだし、やっぱりああいうものを目指すにはまずその環境というところが変わっていかないとなかなか本当に日本で世界一になるようなGKが出てくるかっていったら難しい部分もあります。時間がすごくかかると思いますけど、そういうものも何か自分が発信していきたいなっていうのはすごくあります。

良いGKがいっぱいいますし、若い選手にはみんな特に期待しています。でもほかのメディアでも言ったことあるんですけど、僕は中村航輔が大好きなので彼にもう1回代表に戻ってもらって、やっぱりレギュラーになってほしいなってずっと思っています。柏レイソルの後輩っていうのもありますし、やっぱシュートを止めるってことに関しては僕は未だに日本では一番彼がすごいと思っています。やっぱり結局最後のところで決めきれるか、止めれるかっていうのがやっぱ最後の勝負を分けると思うので、そういう意味でそういうGKが僕は良いGKだなと思っています。正直最近ちょっとここ1年の彼のプレーはポルティモネンセに行ってから見れてないですけど、でも一緒にJリーグでやってたときのイメージが僕はすごく好きなGKなので、もう1回代表復帰して鈴木くんとかとレギュラー争いして欲しいなって僕はすごく思っています。

現役を引退して変わったのは、睡眠時間が短くなったこととと机に座って作業をするということがものすごい増えました。サッカー選手の時はあんまりなかったですし、字を書くとかもあんまり正直そんな機会がなかったので、そんな感じです。ちょっと忙しくて疲れてますけど、今日の引退試合が終わったので、ちょっとだけホッとできます。

今あえて一つのクラブに入らなかったっていうのは、いろんなところでいろんなカテゴリを教えてみたいっていう気持ちがあって、そういうものをいろいろ組んでくれて横浜FCが小学生中学生のGKスクールを作ってくれたり、流経大柏高が声かけてくれたり、社会人のチームもやっていますし、そういういろんなカテゴリを教えることで見えてきたものが今年1年やってすごくいっぱいありました。あとは1年とかでパパッて辞めちゃうっていうのも何か違うなと思ってたので、指導者としてもそうですし解説者としてもそうですし、始めたときからやっぱり3年は今やってることはきちんと続けたいなっていうのは自分の中にあって、その先は正直考えてないです。同年代が日本サッカー界を引っ張る世代になってきているので、僕もなんらかの形で関わっていきたいなとは思っています。

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(写真:早草紀子)

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