SOMPO WEリーグ 第16節
2025.3.30 [SUN] 13:30 NACK

大宮V

  • 36' 齊藤 夕眞
  • 62' 齊藤 夕眞
  • 72' 井上 綾香
3 - 1
1 前半 0
2 後半 1

マイ仙台

  • 49' 遠藤 ゆめ
試合経過
監督コメント
前節は全員で守ることや全員で攻めること、しっかりコンパクトに戦うことは試合前に選手に共有しました。粘り強く戦ってくれたところは選手に感謝しますし、箕輪の仕掛けというところであったり、日々の練習の中で個々でトライをしている部分がだんだんと成果として試合の中で出てきているところで言えば、選手たちの努力というものが実を結んでいるところだと思うのですごく嬉しく思います。ただ、アウェーにもかかわらず会場に来てくださった方に勝点3を届けられなかったので、まだまだ監督としてどうやって戦うのかというところは自分の力不足だったのかなと思います。

今季の前半戦ではなかなか点が取れなかった中で、ゴールが奪えていることはやはり選手が前を向くためには非常に重要な要素だと思いますし、ただそれがもちろん新加入の選手が加入したこともありますけども、チームとしてやはりそういったものを目指し続けるということが少しずつつながったことでのゴールだと思うので、そこは非常にポジティブにとらえています。

マイ仙台にはタレントもいますし、若くてすばらしい選手も多くいるチームだと思います。そのようなこともありますけど、私たちとしてはホームで必ず勝つこと、順位的にも必ず勝たなければいけないチームですし、そういったところを含めると立ち上がりからいかにアグレッシブに戦うのかというところなのかなと思います。

私たちのゲームの観客数は、再開初戦からどのゲームもリーグの中で上位に位置付いていますし、そういったところは本当に皆さんに感謝しかありません。そういった方に多く喜んでいただくために、ゴールの数も増やしていきたいと思いますし、何より勝ちを増やしたいと。内容ももちろん重視していかなければいけないですけど、やはり勝つことでみんながまたポジティブになれると思うので、いつも来てくださる方にしっかり勝ちが届けられるように戦いたいと思います。また、同日で男子トップチームもゲームがあって、私たちの試合の後にNACKでパブリックビューイングがあったりもするので、本当に後半の最後だけとかでも私たちの試合に足を運んでいただけたら力になると思います。
選手コメント
前節は守備に回る時間が長くてなかなか攻撃に転じれなかったですし、自分の特長を生かしたプレーやゴール前への侵入するシーンが、個人としてもチームとしてもあまり作り出せませんでした。守備面では、前から行くところと行かないところの判断をもう少しディテールにこだわっていかなければいけないと思います。失点シーンも自分のサイドから崩されてしまったので、そこは責任を感じています。

前から守備に行く中で、後ろから(杉澤)海星はつねに声を掛け続けてくれているので、攻撃でも守備でも試合を重ねるにつれて合ってきている感覚はあります。ただその声だけに頼らずに、状況を見て自分で行くべきところと行かないところを判断して、自分の守れる範囲を広めていかなければいけないと思います。

ウィンターブレイクで新加入選手が入ったことで、全員で守って前につないだときに迫力を持って前進していけるパワーは前期よりも確実に上がっていると思いますし、得点という形でも成果が出ている部分だと思います。個人としてもそういったシーンを試合の中でもっと多く作っていきたいですし、やっぱり難しい試合がこれからも続いていくと思うので、苦しいときにチームのために点を取って、勝利に貢献できる選手になりたいと思います。

マイ仙台は、DFラインや中盤に能力の高いベテランの選手がいるので、チームとして試合を読む力が長けている印象があります。ただそこに対して自分たちは受け身にならず、アグレッシブに試合の入りから勢いを持っていきたいと思います。私たちの試合には毎回多くのサポーターの方が駆けつけてくれて、最後まで大きな声援で後押ししてくれますし、それが自分たちの力になっています。リーグ再開初戦で行った勝利のセレブレーションの時間がすごく幸せだったので、もう一度NACKでサポーターの皆さんと勝利のセレブレーションができるようにチーム一丸となって頑張りますので、引き続きたくさんの声援をよろしくお願いします。
前半戦に比べて数字という形で成果が出ているので、チームとして手ごたえを感じる試合が後半戦はできていると思っています。ただ、リーグ再開初戦に勝利した勢いにもっと乗り切らなければならないですし、先制点を取れる力はついてきましたが、追加点を取れない弱さは課題かなと思います。相手の攻撃を受けてしまって失点につながってしまうという弱さもまだまだ自分たちの課題に感じています。先制点が取れていることは自信を持っていいところだと思うので、そのうえでより追加点を取れる強さを身につけていくことは大事かなと思います。

失点をしてしまっているという部分で言えば、やっぱりDFとしては改善しなければいけないと思いますし、チームを勝たせるには無失点であるべきなので、そこはまだまだ弱いところだなと思います。浦和戦では、相手のサイド攻撃をちー(箕輪)と協力しながら何本か止められた部分は手ごたえとして感じましたが、もっと強くならなければいけないですし、クロスも上げられないくらいにしなければいけないと思っています。チームとして失点は減らさなければいけないですし、クロスからの失点というのが結構目立っているので、そこは自分自身もっと強さをつけていかなければいけないなと思います。

マイ仙台は経験のある選手が多いですし、左足のキックが上手な選手やFWには得点能力の高い選手もいるので、簡単にボールを持たせてはいけないと思います。また、絶対に簡単な試合にはならないと思うので、どちらがより長い時間ボールを握って攻撃の回数を増やせるのか、という部分がこの試合のポイントになるかなと思います。

リーグ再開初戦に勝って思いましたが、やっぱりNACKで勝つことはすごく特別なものを感じましたし、もっとここで勝たなければいけないなと思いました。個人としては前半戦の後悔もあるので、残りの試合はやっぱり全部勝ちたいという思いがより強くあります。また、この試合は絶対に落としてはいけないですし、引分けもダメですし、勝ちしか許されない試合だと思うので、NACKで勝ってまた勝利のセレブレーションを会場の全員で楽しみたいと思います。
メンバー

スターティングメンバー

90+3'
78'
78'
85'
85'

控えメンバー

90+3'
78'
85'
78'
85'

監督

柳井 里奈

スターティングメンバー

GK 1 齊藤 彩佳
DF 19 佐藤 楓
DF 5 國武 愛美
DF 2 長船 加奈
DF 17 佐々木 里緒
MF 18 江崎 世来
MF 27 佐藤 にいな
64'
MF 10 中島 依美
FW 9 廣澤 真穂
FW 31 津田 愛乃音
FW 24 遠藤 ゆめ
67'

控えメンバー

GK 16 横堀 美優
DF 4 高平 美憂
64'
DF 26 西野 朱音
DF 28 松永 未衣奈
MF 7 隅田 凜
MF 30 佐々木 美和
FW 37 石坂 咲樹
67'

監督

須永 純
試合詳細
9 シュート 8
8 GK 4
8 CK 4
9 直接FK 9
3 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

杉野 杏紗

副審

緒方 実央

副審

吉田 瑞希

第4の審判員

吉永 真紀

入場者数

787人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

14.6℃/23%
監督コメント
ゲーム前には選手たちと"6ポイントマッチ、必ず何が何でも勝点3を取らなければいけない。"ということ、だからこそアグレッシブに前に出て行くというところは伝えました。また守備のところでは、マイ仙台の予想していたシステムと少し違うかなというところも選手とも合わせた中で、ただそういうものは関係なく、しっかりとオフェンスのところでは相手のギャップに立ってボールを怖がらずに動かすこと、ポジションを早く取ること、プレスも連動してできる限り下がらずにというところは伝えたうえで、立ち上がりから少し前で引っかけるシーンがあったり、非常に選手の表現してくれたものに関してすごくポジティブに感じています。また、今季なかなかスッキリ勝つことはなかった中、何よりも同日で男子トップチームの試合があるにもかかわらず、このスタジアムに駆けつけてくれた方の前で勝点3が取れたことは非常に良かったと思います。

齊藤は見てわかるようにスコアを取れることが本当にすばらしいと思いますし、ただゴール前で待っているだけではなく攻守においてハードワークしてくれること、チームの中で一番年上の選手がそれをやるということは、やはり若い選手にとっては自分たちもあれだけ体張って走らなければいけないという影響力にもなります。またゲーム中だけでなく、彼女は本当にパーソナリティがすばらしくて、若い選手にもいろいろなアドバイスもしてくれますし、提案というか自分の意見だけではなくて人の話をしっかり聞いた中で、先頭を切って戦ってくれるので、そういった点は本当に感謝していますし、周りの選手もそれに乗じて非常にアグレッシブに戦えるようになっているので、彼女の影響力のすばらしさを感じています。

乗松が少し中断期間中に膝の故障があり、彼女の強気なプレーからは想像つかないかもしれませんがすごく繊細なので、まずは自分にフォーカスしてほしいということ、とにかくチームのためにやってほしいという思いでキャプテンマークを杉澤に渡しました。乗松に対してはそういう思いがありますし、杉澤に対しては練習中から120%集中して真摯にサッカーと向き合っている選手なので、そういった若いリーダーシップを発揮できる選手ですし、彼女にはそういった役割を担ってもらっているという形になります。
選手コメント
今日のゲームはお互いですが、順位的にも絶対に勝たなければいけない相手だったので、開始から勢いを持って入ろうということはみんなで共有をして試合に入りましたし、それがしっかりとピッチで体現できたのではないかなと思います。

ここ最近のゲームではなかなか出場時間がなかった中で、悔しい思いもしていました。ただ自分の中で調子も上がっていたので、今日は本当に取ってやるぞという気持ちで入ったので、点を取ることができて本当に良かったです。

うーさん(齊藤)の2点目は本当にシュートがうまかったのが大前提で、自分の落としに合わせてくれて感謝しています。自分の得点シーンは少し相手のミスでラッキーな形ではありましたが、しっかりとあの場面で前からボールを追って行って生まれた形だったので、プラスの点だったかと思います。

前期からなかなか得点を取れていなかったので、今日一つ取れて少しホッとしたというか、ここからさらに取っていければと思います。自分たちは今は本当に失うものはないので、ここから対戦するチームが順位的に上のチームにはなりますが、自分たちは自分たちのやることをやればいいと思いますし、アグレッシブに前から行きたいと思います。
マイ仙台が3バックでくるのか、4バックでくるのかということはわからなかった状況で4バックでくるとなったときに、ワイドにつないで背後という展開は多かったので、FWの2枚が相手CBにどう行くのか、それプラスでワイドに出たときに誰がそこまでプレスをかけられるかということはみんなで共有していました。その中でも中盤が低くなりすぎず、落ちたところに必ずついて行くということは試合前にコミュニケーションは取っていました。

セットプレーの部分では、チーム全体でスタッフ間から共有される攻撃の種類だったり、選手同士でもその人の蹴る球筋でファーから行くか、普通に中央に入って行くかということは選手間でも話しました。自分たちのセットプレーは結構身長の高い人が多いですし、そこは点を取るチャンスなので、入り方に関しては選手間でよく話し合って考えています。今日の試合ではオフサイドにはなりましたが、セットプレーでの得点チャンスは確実に増えていると思います。

まず勝点3を取れたことが本当に一番の収穫ですし、プラス2点取った後の追加点は本当に今のチーム状況に対してすごく大きな点だったと思います。勝点3を取り切ることができたのは本当にサポーターの皆さんのおかげなので、1週期間が空きますが次に向けて全員で準備して、また勝点3を取れるように頑張りたいと思います。
フォトギャラリー

(写真:高須力)

HIGHLIGHT