WEリーグ クラシエカップ グループA 第5節
2024.10.27 [SUN] 15:00 味フィ西

東京NB

  • 72' 松永 未夢
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

大宮V

  • 66' 井上 綾香
試合経過
監督コメント
前節は相手の3バックに対しての対応やしっかりとコンパクトに守ることだったり、奪ったときに空くスペースをうまく使いながら幅を使っていこうということを共有してきた中で、ゲーム中もコンパクトにするところはコンパクトにできていたと思います。ただ、そういったところから奪ってカウンターまで出て行くことやショットを打つっていうところはさらに精度を上げなければいけないと思います。

失点したセットプレーのシーンは、相手が大きいこともわかっていた中で、責任を持って一人ひとりがタイトにマークをつくっていうところはもっと突き詰めていかなければならないですし、あれもファーストヒットで入れられたわけではないので、オンプレイでもそうですがこぼれたところの反応っていうところのデュエルに関しては、意識的に取り組んでいかなければならないのかなと思います。

コンパクトに守備をすることと、しっかりとゴール前に人数をかけて押し込んで入って行くことはやり続けていく必要があると思います。なかなか結果が出ていないので、選手たちもやっぱり戸惑いだったりブレてしまうこともある中でも選手たちはしっかりやってくれていると思うので、まずは一つゴールを生み出すことは今とても大事なことだと思います。今までのゲームではシュートシーンが少なかったと思いますが、ボールが持てていなかったかと言えばそうではないですし、だからこそ相手のブロックを個人で突破することも大事になってくると思います。ウチの選手は人とつながって打開していくシーンなどはありますが、やっぱりサイドの1対1のしかけはもっと増やしていかなければならないと思います。それによって空いてくる次のスペースであったり、数的優位を作っていくことは大事だと思いますし、とはいえ攻守において1対1の局面で勝ち切るっていうところは目を逸らさずにやらなければなりません。

次節は東京NB戦ですが、代表に行っていた選手たちが戻ってきていたりする中で、やはり映像を見ても技術も高いですし、先ほど言った1対1で相手をはがすっていうところはリーグでも特に秀でていると思います。ただ、そこに対して下がってゴール前をガチガチに固めるのかっていう話ではなくて、自分たちが前向きに強く出て行くところは今後突き詰めていかなければならないと思いますし、引っ掛けてショートカウンターに出て行く、というようなシームレスになっていかなければならないところはいいトライができるのかなと思います。1対1の局面の話をしましたが、そこに至るまでにはみんなが少しずつ協力してしっかりとスペースを管理しながら、 ここ一番のときはマンツーマンでしっかり取り切るっていうところが必要だと思うので、運動量も上がりますが焦れずにやらなければいけないと思います。

勝てないと自信もなくなりますし、 頑張る意義っていうモノがなかなか見えなくなってしまうモノだと思いますが、でもそれは応援してくれる方々もそうだと思うので、自分たちは必ず一つ取ることやゴールに向かい続けることっていうところはやる責任があると思います。下を向いて沈んでいるチームを応援してくれる人は少ないと思いますし、結果は出なくてもそれなりにもがいているのだろうなっていうところを全力で体現して、そのうえで結果を乗せてくることが大切だと思います。難しいことではありますが、私たちは経験の浅い選手が多いので、今の状況はこの先必ず自信につながることだと思うので、チーム全員が目を逸らさずにやりきる必要があると思います。ただ、このような状況でも変わらずに応援してくれている方がいるからこそ、そういった気持ちになれると思うので本当にありがたいと思います。
選手コメント
前節は前々節と同様でシステムが変わっていますが、3バックでも4バックでもやることは変わらないと思っていますし、戦い方はありますが別に目的が変わることとかはないので、チームとしてやるべきことを継続してやるということを意識して試合に臨みました。

失点の仕方がセットプレーからだったのでもったいなかったと思いますし、そこは一人ひとりの意識と気持ちなのかなと思います。システム的にも3CBの自分の両脇の二人がどれだけ攻撃に参加できるかが肝だと思っていて、攻撃に厚みを出したいからこのシステムになっていると思いますし、現状なかなか点が取れていないっていうところがチーム全体としての課題なので、どんどん全体を押し出せるようにしていくことは自分自身意識していかなければならないと思います。

なかなか勝ててはいないですが、逆にクリーンシートが多いところは積み上がってきている成果なのかなと思います。昨季に比べて、得点が取れていないので順位は下がってはいますが、失点は減ってきていて、守備陣としては継続していかなければならないですし、絶対に崩れないようにしなければっていうことは自分が真ん中に立っていて思うので、戦術的なところを伝えていくことはもちろん、メンタルのところをコントロールしていくことも自分の役割だと思っています。だからこそ、後ろから声をかけ続けることは変えないというか、やり続ける責任があると思います。

I神戸もそうですけど、次節の東京NBも個々のレベルが高いですし、いろいろなスキルを持っている選手が多いですが、そこに対してチームとして上回るには後ろからの指示やコミュニケーションが大切だと思うので、自分自身ブレずにやり続けないといけませんし、守備のライン設定のところも全体がこだわってやっていかなければならないと思います。なかなか勝てない状況ですが、一つ勝てば絶対に流れが変わると全員が信じてやっていますし、あと少しのところだと思うので、次節勝って流れに乗っていきたいと思います。
前節、前半はベンチから試合を見ていて、1.5列目のところが空いてくることは試合を見ながら感じていたので、そこでどんどん前に飛び出て行って攻撃に参加することは意識して入りましたが、やっぱり相手の強度の高さに自分自身慌ててしまったところがあったので、そこは日々のトレーニングで積み重ねていかなければならないところだと思います。

相手を見た中でのポジショニングはつねに意識していますし、その部分は自分の特長でもあります。試合中にボールだけにならずに、できるだけ俯瞰してポジションを取れるかというところは大切だと思いますし、そこを考えつつも相手と相手のあいだをつねに取り続けることは意識しながら試合に臨んでいます。

前節のミドルを狙ったシーンは思ったとおりのシュートにはならなかったですし、決定力不足は大前提で課題として取り組まなければならないところですが、シュートの意識はつねに持っていますし、自分が決めてチームを勝たせるっていうところは強く思っているので、打てるシーンがあれば積極的に打つことは日ごろから取り組んでいます。

次節の東京NBはやっぱり一人ひとりが上手ですし、どこからでも攻撃がスタートできるチームだと思うので、自分たちは固い守備は継続してやりつつ、スキがあればどんどん前に出て得点を取るということはチームとしてやっていきたいです。また、なかなか勝てていない状況ではありますが、ゴールに迫る回数が増えていることや、守備のハメ方っていうところは良くなってきていると思うので、そこはチームとしてブラさずにやり続けなければならないと思います。

このような状況でも前向きな声をかけてくださるサポーターの皆さまには感謝していますし、そんな方々のためにも絶対に勝利を届けたいっていうことはチーム全員が思っているので、引き続き応援よろしくお願いします。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 田中 桃子
DF 22 坂部 幸菜
DF 3 村松 智子
DF 4 三浦 紗津紀
72'
MF 18 岩﨑 心南
MF 10 木下 桃香
MF 19 山本 柚月
MF 5 松田 紫野
MF 29 松永 未夢
MF 7 北村 菜々美
FW 27 樋渡 百花
58'

控えメンバー

GK 31 野田 にな
DF 2 小林 海青
MF 13 木村 彩那
MF 8 菅野 奏音
58'
FW 23 氏原 里穂菜
FW 32 鈴木 陽
72'

監督

松田 岳夫

スターティングメンバー

90'
90'
83'
83'
64'

控えメンバー

64'
90'
83'
90'
83'

監督

柳井 里奈
試合詳細
15 シュート 7
4 GK 10
10 CK 2
9 直接FK 5
2 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

小野田 伊佐子

副審

柿本 麻希

副審

水嶋 優希

第4の審判員

新妻 久美

入場者数

958人

天候

曇時々雨、無風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

24.7℃/59%
監督コメント
まずなかなか点が生まれていなかった中で、井上が一つ点を取れたことは非常にポジティブにとらえたいと思っています。チームとしても苦しい時間が長くなることも予想された中で、しっかりとコンパクトに守ることや、ライン間であったり相手のバックパスに対しては、前向きに守備ができたところが見れたこともあり、すごくポジティブなゲームだったと思います。

東京NBの最後個人で外してくるところであったり、少しはがされたところは、今後それぞれが積み上げていかなければならないと思います。最後の失点シーンもそうですが、ペナルティボックス内であえて冷静に相手を外せるところは私たちも見習っていきたいと思います。ただ、選手はすごくハードワークしていたからこそゴールも生まれたので、その点は前向きにとらえようねと選手には伝えました。

自分たちがそろったときには思い切って前に出よう、一人が前に出たらみんなで出て行くよと伝え、今日も何回かありましたが、それで外されてしまったらダッシュで帰れば守り切れるからと。一人だけ踏んで誰かがすごく運動量が上がることよって、しっかりとみんなで踏むこと、腹をくくったら飛んでくれ、ということは選手に伝えてそれを選手は体現してくれたと思います。

もちろん林が戻ってきたこともすごくポジティブだと思いますが、試合勘というところを徐々に彼女自身も戻していきたいところであったり、ずっと出場していた宗形、落合は彼女たちが所属している大学がかなり佳境で、そこはやっぱり汲んであげたい気持ちがありました。今回杉澤のポジションを左右変えたところは、今後の未来につながってくるのだろうなというところで、まっすぐタテからプレスがくるときに内側の逆サイドが見れるようにっていう対相手の部分と、今いる選手のコンディションを考慮し、今日はこのメンバーを選びました。

井上は野性味があり、彼女は本能のままプレーしてくれています。ただやはり、あれだけハードに追ってくれて苦しい中で、さらに前に出て行けるところは彼女のすごさだと思いますし、私たちが武器にしていきたいところでもあります。少し押し込まれてしまうかなというところもあった中で、今日の得点のようなシーンで彼女は強いので、そういったシーンを期待していました。彼女の場合、基本的には90分いくことができる選手なので、ただ変に足を出してケガをしてしまう心配やいろいろなことも考慮し、交代で代わりに茂木を入れました。彼女自身もそういった日本のトップクラスの選手に対して、今後やっていかなければならないというところも含め、このピリピリとしたゲームで済ませたかったということも個人的にはあります。

私たちとしてはやり方を大きく変えず、守りにいけば押し込まれてしまうので、守り切るという選択はなかなか難しいのかなというところと、やはり今日はしっかり前に出て行くことができたので、そこを消すことなく、今後積み上げていく中でやり続けるということは大事なのかなと思います。結果として少し押し込まれてしまったところもありますが、そういったところを自分たちのブロックをもう一つ上げて耐え切るところは、今後チームとしても積み上げていかなければならないと思います。
選手コメント
FW 32 茂木 未宙
チームとして得点が取れていなかったので、何が何でも点を決めてやるという思いで、この1週間練習に取り組んできました。練習の中では、守備のときのコミュニケーションやつねにゴールを意識したプレーを心がけました。

前半も全員で守って全員で攻撃して、何度かチャンスを作れていた中で、後半に先制点を取ることができましたが、自分が入ったときには失点してドローの状況だったので、自分がゲームを決めるという強い気持ちで試合に入りました。

トップチームでの公式戦初出場となりましたが、思ったよりも緊張はしませんでした。シュートの意識は良かったですけど、一つひとつのボールの置きどころやスピード感にまだ圧倒される部分もあったので、今後改善していかなければならないと思いました。

やっぱりFWなので、自分が点を取ってチームを勝たせられるようになりたいですし、チームとしてもまだ今季勝つことができてないので、勝利に貢献できるように練習から取り組んでいきたいと思います。
チームとして本当に勝てていない状況ですが、全員で勝ちにいこうと話していた中で、そういった気持ちが今日は強く出ていたと思います。ただ、先制できた中で勝ちたかったですが、すごくもったいなかったかなと思います。

今季初ゴールが遅くなりましたが、自分自身やっと一つ取れてホッとしている部分もあります。ただ、それでもやっぱり勝てていないことは変わらないので、そこはチームとしてもう一度突き詰めてやっていきたいと思います。

得点したときにチーム全員が喜んでくれたので素直にうれしかったです。前半から自分を含めて何度かチャンスがあった中で、後半もチャンスはあるだろうなと思っていたので、そこで一つ決め切れて良かったと思います。

守備の部分で言えば、最初は自分たちが取りたいように取れていた部分もありましたが、得点した後からズルズルと引いてしまって、押し込まれてしまったので、そこは今後の課題だと思います。ただ、積み上がった部分も多くあったので、みんな今日はポジティブな感覚で試合を終われたのかなと思います。

自分自身ここから得点をたくさん取って、チームを勝たせられるようになりたいと思いますし、チームとして今日できたことをまた整理して、次に向かってまたいい準備をしていきたいと思います。
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