大宮
- 71' 田代 真一
琉球
個人としてもチームとしても結果が出せていないので、踏ん張りどころだと捉えていますし、自分自身は変わらなくてはいけません。上手くいかないと感じているときは、これまでやれていた部分にも悪い影響を与えたり、メンタル面でネガティブになったり下を向いたりしてしまいますが、前向きな発言や姿勢を出すことはすぐにでも変えられる部分だと思うので、そこは次に向けてやっていきたいです。
個人の技術面は、日々のトレーニングからもっと意識しながら向上していかなくてはいけません。まずはサッカーのベースである、走るところ、球際のところで、琉球を上回らないといけないですし、連戦ですが相手の特長を把握し、どう戦うかという戦術面のすり合わせをして臨みたいです。
仙台戦の前半は悪くない内容でしたし、0-0の状況でこちらにゴールを決めるチャンスはあったので、そこで決め切ることの大事さを感じた試合でした。4点を取られて負けるような試合内容ではなかったですが、攻守においてゴール前の勝負を決めるプレーにおいて力不足を感じました。セットした守備ではある程度、相手の良さを消せていましたが、何か自分たちのミスが起きたあとに冷静に対処できなかったことが失点につながってしまいました。チームとして正しい判断をすることが大切ですが、判断したことが結果として正しくなるようなプレーや振る舞いもチームとして必要です。
大事なホーム3連戦ですでに2試合を落としているので、勝点で並ぶ琉球との6ポイントマッチでは必ず勝たなくてはいけません。セオリー通りにやるだけではなく、試合展開や状況に応じてベストではなくベターなものを選択し、勝利のために戦います。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
6 | シュート | 7 |
---|---|---|
8 | GK | 8 |
3 | CK | 6 |
11 | 直接FK | 7 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
立ち上がりから、テンポよくボールを動かして相手ゴールに迫っていった。開始早々の2分、右サイドを抜けた茂木のクロスに合わせた小島がヘディングシュート。ゴール左に外れたが、最初の決定機だった。その後も富山、小島のツートップが高い位置からプレッシャーをかけ、センターバックの田代、西村が最終ラインをコントロール。相手にボールを持たれながらも、危険なシーンはほとんど与えなかった。
18分にはカウンターからチャンスを得た。中盤でボールを奪うと柴山が左サイドから中央へカットイン。こぼれ球を拾った三門が中へ折り返す。武田のシュートはミートしなかったが、素早い攻守の切り替えからフィニッシュまでの形を作り出した。28分にはセットプレーのこぼれ球を富山がシュート。しかし、ボールは大きくバーを越えていった。
ボールを保持する琉球に対して我慢の時間が続いた。中盤でプレッシャーがかからず、セカンドボールも回収できない。41分には琉球の清武にシュートを打たれたが、これはGK志村がしっかりと押さえた。スコアレスのままホイッスル。琉球の攻撃をしのぎ切る形で前半を終えた。
後半に入り、ゲームが動き出す。50分には、相手のパスミスを高い位置で奪った富山がシュート。しかし、枠をとらえることができない。矢島慎を起点にボールを動かし、柴山、小野が絡んで左サイドを崩すシーンもあった。ゲームの流れは、アルディージャの方に傾きつつあった。
64分、河田、菊地を同時に投入。小島が右サイドハーフにスライドした。前線にターゲットができ、ボールが入りやすくなった。69分、右サイドでボールを受けた河田が角度のないところから強烈なミドルシュート。相手GKを強襲した。
均衡が破れたのは71分、左サイドからのセットプレーだ。柴山が蹴ったインスイングのボールがニアサイドに入った。走り込んできた田代が右足で合わせて、鮮やかにゴール左上を射抜いた。
1-0。残り時間が10分を切り、守る時間が続いた。田代が負傷して、ゲームが一時中断。その田代に代わって、新里がピッチに入った。アディショナルタイムは5分。柴山に代わって大橋が入り、守備を固めた。最後まで集中力を切らさず、主審の長いホイッスルで試合終了。5試合ぶりの勝利をつかんだ。
今シーズン2度目のクリーンシートで4勝目をあげた。苦しみながらも、ホームで手に入れた勝点3の意味は大きい。
霜田監督は「気持ちを見せてくれた」と決勝ゴールを決めた田代を称えつつ、「こういうゲームは、必ず自分たちの時間が来る。その時間帯に仕留められるかどうか。そこに全パワーを使えという話をしました。その中で、フリーキックで点が取れた。後半は修正して盛り返すことができました」とゲーム全体を振り返った。次節の東京V戦まで中2日。勢いを維持し、勝って連戦を締めくくりたいところだ。
(総評:岩本 勝暁)
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欲を言うとキリがないですが、いまの僕らには守備も攻撃も、成功体験を少しずつ積み上げていくことが必要で、それが連戦のなかで誰が出ても同じようなハートのこもった試合ができることが大事だと思っています。先発を何人か変えましたが、新しく起用した選手も期待に応えてくれていますし、いつもいつも選手を信じているので、ダメなときもありますし、ミスで負けるときもありますが、やはり最後の最後まで選手たちを信じ続けて起用したいと思っています。
前半の修正を選手たちがハーフタイムでちゃんと理解してやってくれました。「後半は持たせるところとやらせてはいけないところをもっともっと明確にしよう」と話をして、なかなか前に出れない部分や、奪ったあとにつなげなかったり、相手の即時奪回のプレスにハマってしまう課題はありましたが、それでもハーフタイムに「こういうゲームは短くても必ず自分たちの時間が来るので、その時間に仕留められるかどうか。そこに全パワーを使え」と話をしていたので、後半はしっかり盛り返すことができましたし、修正できてよかったと思います。
前後半を通して相手にボールを持たれる時間が長かったですし、守備で混乱したところもありましたが、特に苦しかった前半を無失点で抑えられたことが勝利につながったと感じています。攻撃の部分は個人として今シーズン最低の出来だったと感じていますし、クロスの質が悪かったと思っています。しっかりそこに目を向けて反省して、今日の失敗をすぐ取り戻すチャンスが3日後にあるので、すぐに東京V戦に向かって切り替えて準備したいです。
ゴールの場面は、北嶋コーチから直前に「ニアポストに向かって速いボールを流してくれ」と言われたので、いいスピードと高さで蹴ることができましたし、蹴った瞬間にいい感触がありましたが、マサくん(田代)が本当にうまく合わせてくれました。
ホームで連敗しているなかでも、サポーターの皆さんが平日のナイトゲームにもかかわらずスタジアムに来てくださったおかげで勝利することができましたし、次の試合も味スタでみんなで戦って勝点3を持ち帰りたいです。
得点シーンはシバ(柴山)から鋭く速いボールが入ってきたので当てるだけでしたが、良いところに飛んで入ってくれて本当に良かったです。結果が出ないなか、どの試合でも勝点3を取らないといけない状況には変わりがないので、今日は特にクリーンシートで勝点3を取れたことがうれしいです。前半からボールを握られてしまいましたが、前線の選手がハードワークしてくれたので、みんなに感謝したいです。勝ったことは良かったですが、守備の部分で全員が強度を上げないといけないと感じています。
ゴール後の一体感はNACK5スタジアム大宮のいいところですし、そういったシーンを多く作れるように、このスタジアムを満員にできるように、選手は結果を出していかないといけないと思うので、これからも勝ち続けたいです。勝ったあとの試合はとても大事になりますし、同じことを繰り返さないためにも、東京V戦は危機感を持って戦いたいです。
ホームで3連敗はしていけないと思っていましたし、勝てていない状況でもサポーターはスタジアムに来てくださっていたので、何がなんでも勝利を届けたいと思ってプレーしました。個人的にも今シーズンはスタメン出場した試合で勝利がなかったので、内容的にはまだまだでしたが、結果を得ることができて良かったです。
相手は中に中にボールをつけてくるのがうまいチームで、ここ数シーズンは琉球相手にゴールを多く取られているイメージがあったので、失点をゼロに抑えることができればセットプレーなどでチャンスはあると思っていました。とにかく結果を出していくしかないですし、次節も今日のように粘り強く戦いたいです。勝って順位が上がっていけばチームも自信を持って戦えるようになると思うので、とにかく結果を求めて戦いたいです。
ホームで結果を出せていないことはとても悔しいです。岩手戦で不甲斐ない試合をしてしまったので、相手が首位のチームとはいえ、しっかり僕らが戦えるところを伝えたかった試合でした。最後まで諦めずに戦い、良い内容の試合はできましたが、非常にもったいない失点によって勝点を落とした試合でした。ミスが起きることは仕方ないことですが、次の試合でチームとして同じミスを起こさないためにどうするかを選手たちにはフィードバックをしました。
このところの試合では守備の理解や整備が進んでいましたが、この4失点は自分たちが原因を作ってしまった形が多く、防げた失点だったと思います。攻撃は練習を積んできた形でチャンスも作れ、複数得点も取れました。FWは河田だけでなく、富山や菊地がゴールを取り出し、ポジションを一つ上げた小島もアシストが続いてきていて、このシステムでの攻撃には手応えを感じています。
琉球戦は6ポイントマッチとなる絶対に勝ちたい試合ですし、その気持ちを戦う姿勢としてプレーで見せたいと思っています。積み上げてきているものに自信を持ち、この前の試合でできなかったことは猛省をして、サポーターの期待に応えられるよう、絶対に魂のこもった試合をします。